10/17　　本当の優しさ

例えば他人の些細な間違いに気付いたとしよう。

それに対し大抵の人はｽﾙｰ、つまり見て見ぬフリをするだろう。
そう、指摘しなければ世界は今日も何事もなく進んでいくのだ。
なにも好んで自分から波を立てる事もあるまい。

だが、敢えて自分が憎まれ役になってでも教えてやる！
今の日本にこういう人間がどれだけいるだろうか？

その人の事を思えばこそ、心を鬼にして接する。
本当の優しさとは厳しさの中に存在するモノなのだろう。

そういう点で今日の店員の態度は立派だったと思う。

ーーーーーーーーーー回想シーンーーーーーーーーーーー

今日は特に予定は無し。
てなわけで明日以降使えるアテを探すべくホール廻りでござる。
さぁ片っ端からﾊﾟﾁﾝｺの試し打ちをしましょうか！

うみ　　「お、この台釘開いてるなぁ。。どれどれ・・」

何台目かに座った台。
釘がよい形だったから座ってみたものの・・

うみ　　「・・ん？」

あらら、なんかちょこっとだけ玉が残ってますよ。
スロで言うとこのクレジットに5枚程度残ってる状態、みたいな。

こりゃ捨ててあるのだろうけど万が一って事もあるし・・
てなわけで店員に台の呼び出しをかけてもらう事に

うみ　　「すいませ～ん、あのCR研ナオコに玉が残って・・」

店員　　「・・・」

うみ　　「・・・（聞こえなかったのかな？）」

うみ　　「ほら、あそこの研ナオコ」

一度目はスルーしてくれたんだろう。ある意味、それも優しさ。
だが二度目はダメだ。
店員は真一文字に結んだ口を開き、そして言った。
心を鬼にして言ってくれた。

店員　　「研ナオコじゃなくて小柳ルミ子ね」

うみ　　「・・・・」　　
　　

人の優しさが身に染みる今日この頃でございます

　本日　+15.2ｋ