7/25  負けて得るもの

7/25  負けて得るもの

パチンコ業界の更なる衰退に向けた一石が投じられた先週末、魚君が満を持してうちの雀荘へと遊びに来た。

これまで散々誘ってもやれ遠いだの、やれ面倒くさいだのと何かと理由をつけて避けていた節があったというのに、一体ここに来てどういう風の吹き回しだろうか?一説には、先週別件で行った都内の風俗が理由という意見も出ているが、まあいい。

 (点5で得意になってる天狗の鼻をへし折っちゃるわい^^)

タイミングの良いことに、その日は今日本で一番勢いのあるかもしれない鬼強いプロ雀士の先輩がいたため討伐をお願いする事に。剥ぎ取りチャレンジは僕が行います!!

 「覚悟しとけよ」
 「お、俺に敗北を教えてくれ…」

電波を乗せて一緒に出勤。22時前に雀荘のある都内某所へと降り立つのだが…

 「せっかく来たのに点5と変わらん面子と打つのは嫌だからさ、メンバー3入りか強い客が多いとか、そういう状況でやりたい。状況を随時連絡してくれよ」
 「…うん?わかったが、おまえはその間どこに行くんだ?」
 「昔行ってた雀荘が近くにあるんでな」

そういい残し夜の街へと消えてしまった電波君。たしかにこの街には昔魚君が大学生時代に通っていた雀荘があるのだが、それにしてもやはり風俗のオイニーしかしないが…

 (ふむ)

雀荘に行くと、この日は常連がいなくて強いお客さんが少なく、なぜか新規の客がわんさか迷い込んでくると言う変な一日であった。給料日前は本当に客の流れが変わる。

 【現在一卓マル(客が4人入り)だけど、止めそうな人がいるので来てもメン3になるかは微妙】

 【現在一卓メンバー1入り。客レベルは低め】

 【現在二卓メンバー2入り。新規客が迷い込んできたのでオススメしない。ところでおまえ今どこだよ?】

そうして、約束通り一時間毎に魚君へとメールを入れるも、なぜか一度も返事が来ない。時間は刻一刻と過ぎて行き、気付けば3時になろうとしていた…

 (おかしい…風俗にしては長すぎる。あいつもしかして、夜の街で事件に巻き込まれたんじゃ…)

キンコーン♪

(むっ!?)

少し心配になりかけていた頃に、気持ちの悪い客が来店…魚君だ!!

 (客観的に見ると本当にこいつ気持ち悪いなぁ…)

見慣れた空間に、いつものあいつ。だけどいつもと違う景色。僕はそんな非日常感に若干テンションを上げつつ、魚君を出迎える。実のところ僕は友人の働いている職場に茶化しに行くのが大好きなのだが、逆の経験がほとんど無いためこのシチュエーションに飢えていた。と言っても知り合いにすら場所もほとんど明かしていないし、そもそもこの雀荘のレートを考えれば気軽に呼べるものでもない。

だからこそ、今この瞬間にテンションが上がる!

 「さっそく、鬼強い先輩の卓へと案内してやるが…名前はどうする?」
 「ああ、そっか。ここは初めてだったな。何がいいかな?」
 「王大人(ワン・ターレン)とかでいいんじゃない?おまえ中国人っぽい顔だし」
 「わかった」
 「わかったの!?」

さすがに同居人という話は前もってしてあるので、僕が恥ずかしくていつも通りの適当な偽名で通した。

 「先輩、こいつが例の…」
 「ああ、うみの同居人ね!りょうか・・・ツモッ!!4000オールの千円オールです」
 「(‘A`)」 ←魚君

先輩はしっかりとその威厳を見せてくれた。

 「ロン!5800の、三枚です」
 「(´・ω・`)…ひゃい」

魚君は打ち込むと本当に悲しそうな顔をする。普段点5の店では見せない表情に僕はゾクゾクする。

 (まあ打ちなれてないルールだし、仕方が無いね)

後ろで魚君のミスや悪手をメモ用紙に取りながら、幸せな一時を過ごした。

 「そろそろ帰るわ…」
 「ああ、それがいいだろう」

要望通り敗北を教えてもらった魚君は、力無く項垂れ帰路へと着く。

 (うむ。ヤツにもいい薬になったろう)

別の卓で魚君以上に負債を負っていたが、僕の表情は実に晴れやかだった。

コメント

  1. 小島 より:

    5800の3枚てどういうルール?

  2. nanashi より:

    僕も思ったww
    スーパーウーピン(?)はドラで2枚とか?

  3. 虚無 より:

    しっかりオチついててわろたw

  4. kenji より:

    そういや教えてもらったけど
    ついぞ一緒に打ちませんでしたね
    今度東京に戻ることがあったら伺いますよ

  5. やす@豊中 より:

    まさに王大人死亡確認
    しかしチップ取りに行かないと勝てない麻雀はしんどいなあ…って雀荘だと普通??

  6. umi より:

    >>小島先生&nanashiさん
    お答えしよう!都内のピン東風店にはダイヤ牌や金牌、それに青牌と言った通常の赤牌を更にパワーアップさせた牌が常備されている所がほとんどなのだ。
    これらの特殊牌は大抵、チップが倍に扱われる(チップが一枚500円の店なら1000円扱い、1000円の店なら2000円扱い!)。だからタンヤオ赤・ダイヤで5800の3枚と言ったクソみたいなアガリが発生するのであーる!
    さかえ系列の「赤のみ!500オールの一枚」とかに比べたらかわいいもんですね!
    >>虚無さん
    人に読まれる前提で書いてる以上、出来る限り落とすべきという責任感は常に感じている(キリッ
    >>kenjiさん
    お待ちしております。なんなら500円ぐらいのセットでやりましょう^^
    >>やす@豊中さん
    うーん、点5ならともかく、今の時代ピン以上ならチップを意識しないで勝ち組に回るのは厳しいんじゃないっすかねー?僕らも本音を言えば乞食みたいだと非難されてまでチーポンなんてしたかないんですが、勝つための方法がコレしかないので心で泣きつつ、今日も卓上で鳴いております(´;ω;`)

  7. 椰子 より:

    点5だとチップはオマケ程度ですが、ピン以上になるといかにしてチップを稼ぐかが重要になりますよね。
    昨日は中野P店で麻雀最強戦の予選に参加してきたんですが、競技麻雀のルール(一発裏ありで赤・ドボンなし)で打ったらなんか新鮮な気持ちになりました。
    まあ、予選の3半荘全く見せ場なく終わったんですけど。

  8. ( ・ω・)y-~~~~ より:

    12/23にフォトンベルトに突入し、人類は新たなステージに突入するらしい。
    どんなスタンドが使えるようになるか楽しみですね~^^

  9. umi より:

    >>椰子さん
    おお、最強戦予選とか出てるのですか!!アグレッシブっすね。あれは調整っていうとちょっと大仰強いけど、ルールが普段と全く別物なのでセットなどで練習しないと対応し辛い部分があるかもしれませんね>< 乙っした。
    >> ( ・ω・)y-~~~~さん
    この世界もネタが尽きませんねw