3/3  大海物語 inフィリピン その5

・5日目

昨夜、思ったより熱があったものの、ありったけの服を着込んで寝た甲斐あってか汗だくになりながらも何とか体調は回復…した?旅行効果というか、貧乏根性というか、こんなところで寝てられないという意思の力で立ち上がったという方が正しいかもしれない。

と言っても今日・明日は移動日みたいなもので、もうほとんどやる事もないのだが…

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 「「YEAH!!」」

とりあえずチェックアウトを済ませると、3日間お世話になったホテルの警備員と記念に一枚。本当は腰にぶら下げている銃を構えておくれよとお願いしたんだけど、NO!と。どうも身振りから察するに「これは抜いちゃいけないんだぜボーイ!」みたいな感じだったが… そもそもこれ、弾入ってるんかね?

15時15分の便でセブからマニラまで飛ぶ予定なので、それまでどうっすかなという話しになり、お土産でも買いに行きますかという事になった。ここらで最大規模のモール、SM・CITYへ。

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道中乗ったタクシー内。ここフィリピンは東南アジアでは唯一のカトリック教国。国民の8割以上がカトリック信者であるためか、このように車内にマリア様の写真や像を置いているドライバーが非常に多かった。これが何かを保障する類のものでは無いのは百も承知だが、無い車に比べて精神的な安心感が違います。

 「そうそう、こっちの人はピザも大好きなんですよ」
 「ピザにファーストフードにコーラにBBQ…本当にアメリカンライクな食生活やな^^;」

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SMモールに着くととりあえず昼食。ピッツァを食べることに。フィリピンにしては価格が結構高く、ワンホールが200pisoを超えた。ジョリビーを日本のマクドと同等の感覚として、あそこのセットで100pisoほどだった事を考えても、ピザ屋でご飯を食べるとドリンク合わせて日本の感覚からすると2000円ほどになってしまう計算だが…?ピザは高級品なのかね?

 (あ、でもよく考えると日本でもピザって高いか)

そんな事を話しながら食べていると、店員の女性が僕らの方をチラッチラ見てきて、やがて話し掛けてきた。

 「ニホンジンデスカ?」
 「!!?」

なんと、日本語である。女性はどう見ても現地の方なのだが、どうやら話を聞くと日本に興味があって勉強しているとの事らしい。ニッポン、ニンキ。オレ、ウレシイ。

帰り間際、彼女は僕らに

 「サヨナラ、トモダチ!」

と言ってくれたのだが、これが「ホウセイ、マイフレンド」に似てるというのはともかく、文法的に僕がはてな?という問いをゆうたさんにしてみるとこんな答えが返ってきた。

 「恐らく、英語で See you my flend みたいな感覚で言ったつもりなんでしょうね」
 「ああ、それをそのまま訳したわけだ」
 「ええ、英語から入った日本語という感じでしょう」
 「確かに日本語ではあまり聞かない表現ですもんね、サヨナラトモダチは」

そもそも、日本語がガチガチすぎる=文法にうるさいだけなのかもしれない。僕がこっちに来て思った事は英語って思っていたよりずっとラフだという事である。いや、ちょっと違うな。

日本で習う英語が文法にこだわりすぎてる嫌いがあるように思える、が正しいか。意味さえ通じるなら単語だけでバンバン会話が繋がっていくのはどこも一緒だろうが、日本の英語の授業ではそれは教えてはくれないものな。

しかしまあ、出来ない人がそれを言っても今のトコ説得力はないわけで…

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SMモール内、通称「電脳街」と呼ばれる家電売り場のフロアへ。やっぱりここも店員が八割方女性で、ようやく男性を見かけたと思ったらオネエの方でありました。こっちはゲイが結構多いらしいが… 

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さてこの電脳街、パソコンのパーツやら何やら何でも揃ってるんですが、僕はそっち方面は疎いのでよくわかりません。とりあえず携帯を買おうか迷って色んなお店を見て回る。

 (ふむふむ)

こっちはスマホ市場が進んでいるというか、スマホが当然みたいな空気になっていて、そして安い。日本で買うと5万とか6万するものが、こちらだと半額以下で買えてしまうようです。おまけにSIMフリーがデフォだし。

しかし商品のほとんどがサムスン、NOKIA、LGといった日本ではどちらかと言うとあまり見かけないメーカーのものばかり。韓国強いなー。でもこれは日本が特殊なだけで世界的に見ればこっちの方がポピュラーなそうな。

 (なんか、意外だなァ)

未だガラケー離れできない自分が言うのもなんですが、超先進国だと思っていた日本もこの分野においては相当遅れているんだなと思わずにはいられませんでした。利権とか色々あるんだろうけど。

 (しかし安いのはいいが、爆発したら恐いし…)

安さを取るか、安全を取るか。今のところは絶対後者。店員の強引なサムスン推しを掻い潜り続けます。

そして、そろそろ飛行機の時間が迫ってくる中一台手頃なSONY製のXPERIAを購入する事にしました。

 「コレ カウ」
 「Wow!」

店員に伝えると飛び跳ねて小躍りし始めましたが一体何が起きたのでしょう?担当者がボーナスでも貰えるのかな?値札には6900pisoと書かれていましたが、最終的には6490pisoにしてくれました。

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これはおまけというか、こちらでは現金一括払いだと割引されることが多いようです。にしてもこれで日本円にしておよそ15000円ぐらいか。

 (Xperiaが一万五千円って超安いじゃん♪)

と思い、物は試しにと購入してみたんですが…

Photo

 (・・・・・・)

日本に帰ってから見たら、値段全然変わらんし(‘A`)

おまけに説明書はオール英語。初期設定もオール英語。こないだも少し触れましたが未だに苦戦しております。安物買いの銭失いとはワイのためにあるような言葉やでしかしっ!

 (んじゃ、しばしのお別れだぜ、セブ!)

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マニラとセブを繋ぐ大橋を渡り、いざ空港へ。

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 「なんでこっちの広告はオッサンばっかなんですか?」
 「一応その人、アイアンシェフで優勝した超有名人ですよ…」
 「それにしたって…」

たまたまなんでしょうけど、なんか日本に比べて女性広告が少ないというか、アイドル?AKBやぱみゅぱみゅしてるような広告はあまり見かけなかったな。ロリコン大国ニッポン!

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空港内にて。このコーヒーショップは今回の旅行でスタバよりも多く見かけたんだけど、立ち位置としては日本におけるドトールなのかね?最近コーヒーにハマッてるから飲んでおけばよかったと後悔。

 「うみさんうみさん、また飛行機の時間変わりましたよ」
 「もう慣れました」

で、この日の搭乗予定時刻は1515だったんですが、直前にて1550に変更があったとの館内放送。恐らく乗客数の関係で後の便と一緒くたにしたのかと思われるが?…で、持っていった将棋でもしながらゆっくりしようと思ってら直ぐにまた放送が入り…

 「メンゴメンゴwやっぱ1520にするわwwwww」

みたいな感じで結局ほぼ予定通りのフライトに再度の変更。このアバウトさがたまらんね!しかし言葉がわからんと飛行機乗る時は本当に苦労しそうだよ… 

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 (ウム)

最後の最後までラインの美徳。大好き!

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戻ってきたぜMANILA DOMESTHIC PASSENGER TERMINAL.

 「ん?ドメスティックって書いてありますけど、何か物騒な印象受けますね」
  「あー。ドメスティックバイオレンスの印象が強いんでしょうw本来の意味は(家庭内)みたいな感じっすからね。国内って意味でも使われます、この場合は国内線って事」
 「勉強になります」

うーむ。こういう風に体験と一緒に記憶すると覚えるのも早いんだろうけどなー。そういう意味で留学が語学やら文化を学ぶのに一番の近道とはやっぱり思う。

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ホテルまでタクシーを使おうと「クーポン・タクシー」の受付へ。これは二日目に説明した「エア・ポートタクシー」と同じような感じで、係員がナンバーを控えてくれている安心感(それでも悪い事をするやつはいるらしいですがw)があり、そしてクーポンの名の通り、初めに交渉した固定額を払えばその金額でどこへでも連れて行ってくれるというダブルの安心感が売りとなっている。

無論普通のタクシーに比べると割高になってしまうが、マニラでは用心しすぎる事は無…

 「FUCK!!あの野郎め」
 「!??」

交渉に行ってたゆうたさんが怒りながら帰ってきた。

 「どうしたんですか?」
 「あのドライバー、130でいいよっていうからお願いしたんですが、イザ乗る段になって受付のねーちゃんにお金払おうとしたら急に“オレはそんな事は言ってない、130じゃ足りない”って言い出すんですよ」
 「はぁ…なんでそんな事に」
  「舐められてるのと、面倒くさくなってお金出す人もいますからね」
 「おうおうおう。さっすがマニラやでぇ」

実際、隣の白人カップルは受付で740pisoを払っていたが、どこに行くのか知らないが相当ボッタクられてると思う。タクシーに740pisoはちょっと聞いた事がない…

して、ちゃんとしたタクシーを捕まえそのまま初日に泊まった「リゾート・ワールド・マニラ」に隣接するレミントンホテルへ。翌日の早朝の便(6:50発)で帰国するため、ここが今回の旅行の最後の夜となる。

 「せっかくなんで、マニラの夜もちょっと体験してみましょうよ(゚∀゚)」
 「ここらはまだ比較的安全なほうですけど、マジで舐めない方がいいっすよ^^;」

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 「・・・・あらら」
 「・・・・ね」

言われたとおり、確かに日が落ちるとガクッと雰囲気が変わった気がする。昼間歩いた道なのに、まるで別の空間のようだ。

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これ、昼の大体同じ場所での写真ね。

恐らくはイメージが大きいのだろうけど、セブに比べてすごい恐く感じる。まだホテルの周辺で治安はそこまで悪くないはずなんだけど、それでも日本では感じない「何か」得体の知れない恐さは感じた。電灯が少ないとかそういう恐さじゃなくて、空気がピリついているというのかな。少しも気を抜けない感じ。勝手がわかってないから単にそう感じるだけかもしれないけれど…

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一歩路地に入るとこの暗さ。ちなみにこの電気が点いてるところは工事をしている。事故ってくださいと言わんばかりだが、こういうところはまだまだ発展途上国なんだなぁと感じてしまう。それだけに、携帯市場が本当に不思議でしょうがない。

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 「なんすかアレ?やけに中華っぽい飾りが所々」

リゾートホテル内は初日と違ってなにやらお祭り騒ぎ。

 「中国の旧正月を祝ってるんですよ。ちょうど明日がそうですね」
 「中国のって、春節ですか?なぜにフィリピンが??」
 「資本の関係とか色々あるんですよ」
 「へー」

キリスト教徒の国なのにすっごい違和感だが、恐らく政治も絡んでるのだろうね。なんでもフィリピンは中華街が世界で一番最初に出来た国らしく、そこからもわかるように中華系の影響力は今でも強いらしい。けど元来祝い事が好きな国民性らしく、他国の祭りに便乗して何でも祝う面もあるそうなので難しく考えない方がいいのかもしれない。日本のクリスマスみたいなものだ。

ちなみに春節を祝う風習は以前からあったそうだが、祝日になるか否かは大統領がその時々で決めるそうで、今年はめでたく特別祝際日(この日に労働をさせた場合は、通常日給比で130%を支払う必要があるらしい!!
)となったそうだ。

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言われてみると、リゾートホテルの二階にあるレストラン街、中華料理屋には初日に見られなかった長い長い行列が出来ていたが、向こうから旅行に来てる人が多いのかもしれんな。彼らからしたら年末休暇みたいなものだろうし。

そんな立ち見を尻目に我々は我々で…

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 「「あ、アルティメットラーメン!!??」」

とても気になる看板を見つけたので特攻!やってる事は中国人と変わらんなw

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 「ん?鶏と海老日本人・・・パエリア????」
 「え??六本木は…豚肉を蒸し煮??・・・なんだこれ??」

さて、このラーメン屋?日本食レストランらしいのですが、どうにも様子がおかしい。メニューを見て驚いた。

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 (!???)

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 (!!!?????????)

え?なにこれ?

 「グーグル翻訳とかに突っ込んでそのまま載せちゃったレベルっすねw?」
 「あー。“暑苦しい”は熱々と書きたかったとか?」 
  「“今を生きる”=揚げたてor新鮮、みたいな??」
 「お~」

しかし「天ぷらマニア」は何を言いたかったんだろうw?

ここで初めて気付いたのだが、店名からしてすでに凄かった。

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 “伝説 ~MR.KUROSAWA”

これ絶対アカンやつやん(;^ω^)wwww 途中までネタでわざと面白がってメニューもああやってるのかな、なんて思い浮かばなかったわけでもないけど、この店名を見て確信した。ここ、ガチのインチキ日本料理屋だ。エクセレンッ!!

こうなると、是が非でもラーメンなどではなく「日本料理」、それも和食を食べてみたくなる。僕は蕎麦を、ゆうたさんはカツ丼と鮭の入った味噌汁を頼むことにした。

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 (・・・UMMMM)

出てきた料理は酷かったが、食べれなくも無い。僕のは生醤油をそのまま薄めただけのようなつゆを我慢すれば普通に蕎麦だし、ゆうたさんの味噌汁は恐らく出汁を取って無いのだろう、おかげで鮭の味が全面に染み渡り・・・って、あれ?磯汁みたいになって逆にウマイじゃん!!カツ丼は普通だった。

何というか、学生が初めて作った料理みたいな印象でした。これでちゃんとした料理が出てくればメニューの誤植が客寄せのネタだったとも言えそうだったんだけど、その可能性はなくなっちまったな。

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 「では、満を持して」
 「最後の勝負といきますか♪」

このとき時刻は22時過ぎ。早朝の便で出るため余裕を持って5時過ぎにはチェックアウトしたいところなのだが、するともう寝ない方がいいのでは…なんて想いも過ぎる。

 (熱い夜になりそうだZE!)

…財布に一万五千“円”しか入ってないけど大丈夫かな?かな?

 to be continued →

コメント

  1. 椰子 より:

    メニュー表記でクスッときて、店名で吹いたwww
    金持ちは国籍問わずどの国でも強いですからね、自国の文化の押し売りとか珍しくないですよ。
    僕は海外サッカーが好きでよく見てるのですが、カーディフというチームがマレーシアの大富豪に買収された途端にチームカラーの青が新オーナーの鶴の一声で赤に変えられ、GKが無得点である事に激怒するという嘘のような話もありますw

  2. のっぽさん より:

    浜松で有名な宝くじ屋があるんですが、年末ジャンボの際に駐車場に入れない車の列が凄すぎて緊急車両の通行に影響が出るという事態になりました。故に行政から指導が入り駐車場の使用が禁止されました。
    どこで買っても当選確率は同じなのに長時間並んでまでそこで買う意味がわからない。と思ったけど、宝くじでできることって店選びと縁起を担ぐ位しかないんですよね。

  3. kenji より:

    爆笑っだっぜっwwwww
    草五つ入ります
    にしてもやっと本編か…
    鷲頭麻雀並みに長い(^O^)

  4. ( ・ω・)y-~~~~ より:

    沖縄で中古の軽か原付、2,3年激安で貸してくれる、もしくは買えるつてないかな?(;^ω^)

  5. Motarike より:

    エクセレンッ!!

  6. ヨシホイ より:

    あwつwくwるwしwいw
    僕が着てたおしゃれな英字のTシャツも留学生が笑いながら訳してくれたんですが「ケツに入れろ!さぁ!」って・・・これ着て外国いったらダメだよと教えてくれました^^;
    今日ハーデスが近隣に設置ですが朝から行列出来てました。仕事に向かいながら(休もうかなぁ・・・)なんて考えている自分。

  7. umi より:

    >>椰子さん
    んん?金持ちは自国の文化の押し売りって、どう見てもこれは日本人の仕業じゃないでしょう(;^ω^)??
    GKが点取らないと怒る…はさすがに頭がおかしい話ですねw確かに点取るキーパーもいたような気がしますが、それでもGK=ゴールキーパー以外のパターンを望む…
    >>のっぽさん
    気持ちはわかりますがね…販売数云々の話でなく、何らかの印象操作で当たりくじが多く扱われてる店があるんじゃないかという妄想はw
    家に帰るまでが遠足と言うように、買う前から夢を追えるのが宝くじのいいところなのかもしれませんねw
    >>kenjiさん
    なんか勿体ぶっちゃってる感があるんだけど、言うほど書く事があるわけでも無いCASINO編w鷲頭麻雀で言うなら地獄に行く場面だよw
    >>( ・ω・)y-~~~~ さん
    知らんがな(´・ω・`)
    >>Motarikeさん
    ハマタはどうだい?
    >>ヨシホイさん
    すごい言葉だなwどんなTシャツ着てたんだよww
    Put into the asshole?
    ちなみにassholeって何となく覚えてた単語だけど、スラングとして使う場合は「嫌な奴」とかそういう意味にもなるみたいですね。また一つ勉強になりました
    ハーデスは… う~ん。

  8. ( ・ω・)y-~~~~ より:

    オ、オッキーさんが・・・つ、つべたい・・・・(´;ω;`)ツンデレすぎる・・・
    今際の国に行ってもゲームで勝ちまくれそうだね。。

  9. umi より:

    誰に対してもこんなもんですよw
    興味がある事に関してはその限りではありませんが^^^^
    今際の国のやつはちょっとダレてきましたね>< 似た様なジャンルではヤンマガの「デスペナ」が最近好きです。