六日目(7/30)
いよいよツアーも山場です。この日、八戸の漫画喫茶で朝を迎えたわけなんですが、この時時刻はまだ朝の4時。
実は前日18時30分ぐらいにこの漫画喫茶を見つけて道を調べようと入ったのですが、長時間のドライブにより疲労がピークに達してましてそのまま泊まる事にしたのです。が、生憎この漫画喫茶のパック料金は最長でも10時間。ケチなあたしは疲れてるにも関わらず延長料金を恐れるあまりバッチリ目が覚めてしまいましたとさ。
そんなわけで、4時30分にはここを出ないといけないわけですが…
(今から恐山行ったらちょうどエエんちゃう?)
こんな事をふと思いつきまして。
当初の予定では恐山に登る前日にむつ市に入り、そこで宿を取ってしっかり準備を整えてから翌日の恐山へ向かうつもりでした。ほとんど何も調べずに向かっていたのですが、それなりの長丁場を予想しての計画。
が、距離を調べてみるにどうもここ八戸から向かっても四時間足らずで目的地である恐山まで着きそうな感じでして、ならば…と。今から向かえば遅くても昼前には着く事でしょう。
(どうせここにいてもやる事ないしな~)
と、言うわけでノープランな僕は急遽この日恐山へと向かう事に決めました!この適当さが一人旅の醍醐味。よく考えるとちょうど今日は土曜日だし、イタコさんがいるならやはり来訪者の多い休日の方が確率が高そうだしね♪
おしっ、そうと決まればレッツラ・・・
(;^ω^)ゴー・・・!?
( って、すげえ霧だな・・・)
この日がたまたまそうだったのか、単に青森の朝はみんなこうなのか。恐らく前者だとは思いますが、とにかく少し先を見通すのも困難な…それこそ前日の浄土ヶ浜に勝るとも劣らないレベルの霧が立ち込める道を一路北へ、北へ、北へ。
・八戸45号線周辺 4:30~
│ (国道45号・19号・338号)
・むつ市 ~7:30
(なんかいかにも東北っぽい名称だべさな)
あ。そうそう、東北っぽいと言えば道中のコンビニ…
どこも大体ドアがこんな風に二重になってるんですよね。恐らくは雪払いのためのスペースかと思うのですが、う~ん…いいね。こういう地方色。
・・・え?静岡?静岡はなぁ…、静岡は………ちびまる子ちゃんが途切れずに毎年やってんだよ!!!
(おっ!)
とか何とか言ってる内に、いよいよ今ツアーの目的地が文字として現れました!いいですね、テンション上がります。ここらへんまで来ると、もうほとんど一本道。
(む・・・!?)
そのまま市街地を抜け、県道四号沿いを辿りいよいよ山道に入った頃に目についたとても不自然なスペース。バス亭のようだが、なぜこんなとこに…?
実はここ、冷水(ひやみず)と呼ばれる歴としたむつ市の観光名所。名の通りとても冷たい湧き水が出ており、それは不老水と呼ばれこの水で手を洗い、口をゆすいでから恐山へと向かうのが恐山登山暗黙のマナーとなっていたりいなかったり(?)。
一応ここが俗界と霊界の別れで、冷水を1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで若返るという不思議な水と言われてたりもするようです。
僕は前日、たまたま漫画喫茶で恐山について検索していたらここの存在を知ったので寄ることが出来ましたが、果たして知らなかったら車を止める事が出来ただろうか??まあ寄らなくても何も無いのは間違いないが、ただ、霊場と呼ばれる場所に行くんだし清めは行っておいた方があちらも喜ばれる事でしょう。
しっかり清め、そのまま道沿いへ二十分ほど進むと…
(ん???)
細い山道を走っていた景色が一転、スプラッシュマウンテンの正にこれから落下しようというその瞬間を思い浮かべてください。これまで光を遮っていた木々が音と共に視界から消え、それと同時に照りつける太陽の光と共に拓けた場所へ出ました。
(おおォおおお(゚∀゚)!!!こんな山の中にこれだけの広場が!?)
それはさながら阿蘇山を彷彿とさせる、突然の盆地。
↑パノラマっぽくしたけど微妙だなぁ・・・(;^ω^)
阿蘇のカルデラ湖のような目が痛いほどの緑々しさは無いものの、代わりにここまで感じなかった鼻をつんざくような強烈な臭いが辺りに立ちこめます。
(クンクン・・ 匂うな、硫黄が!!)
そう、これは硫黄独特のあの匂い。山道では一切感じなかった強烈な匂いが盆地一体に充満しているのです。
恥ずかしながら、ここに来るのが目的であったのにも関わらず知らなかったのですが、どうやら恐山は「火山」のため終始この匂いと共に行動する事になるようで。
(おお、硫黄の「あの黄色い」のが見える・・)
そこらかしこで煙が噴き出しております。
さて、ここまで来るといよいよ肉眼でも恐山のお寺が確認できるのですが・・・
(おおおおおお!!!!)
ある意味で寺そのものよりテンションが上がる有名どころ、『三途の川』が道中に何気なく佇んでいるではあーりませんか。
僕はいままでこの橋の写真こそ何度も見た事があったのですが、寺の中にあるとばかり思っていたため通りがかって発見した時は変な声が出ました。
(Yeaaaaaaaaaah!!ウォッホッホーゥ!!(゚∀゚))
硫黄臭い中大はしゃぎで撮影タイムです。ちなみにこのとき時刻は朝の八時。周りに人っ子一人いないのが残念ですな。
橋の上から。
中央の道の先に見えるのが恐山菩薩寺。今回のツアーの目的地であります!では、満を持して行きますか!
・むつ市市街 7:30~
│ (国道338号・県道4号)
・恐山菩薩寺 ~8:20
結局八戸からは四時間弱で到着!ストレスフリーでスイスイやってこれたものの、シーズンはあの山道が渋滞になったりするのだろうか?ともかく、シーズンを外れた朝一にやってきた僕を出迎えてくれたのは馬鹿みたいに広い駐車場…
ガラガラですが、まあ朝の八時じゃね・・・
(ついに、来たぜよ…)
別に前世で何か因縁があったとかそういうわけではありませんが、感慨深い何かを感じつつ、さあ、いくぜ。行くぜよ。
→ To Be Continued
コメント
ハンタ並みに遅筆ですなw
台湾行ってみてよ^^
恐山ツアー編は地サイダーで終わったものだと思い込んでましたw
恐山で真っ先に思いついたのが「熱血高校くにおくん」の恐山商業高校だったのは僕だけでしょうか。
静岡の150号線沿いのサークルKも
入り口が二重構造になってたような・・・(潮対策!?)
静岡も捨てたもんじゃないぜ!w
コンビニの入り口スペースは傘を畳むとき濡れなかったり
雪を払い落とす・・・以外に
冷暖房効果を高めるというじつはかなり重要な役割をしておるのです
一見あまり役にたたなそうに見えるものが
実は一番重要ってお話ですね
そう、umiさんの同居人も実は一番大切な人なのかもしれません(*´ω`*)ホッコリ
恐山には、いつか行きたいと思ってましたが、自分の恐山に対す予備知識の無さに驚きましたよ。
そもそも火山だったり、寺がある事すら知りませんでしたw
沖縄編と違って、なんとかツアーでは、旅先のホールの話題が出ませんが、首都圏と比べても特別書く程の違いは無かったのですか?
シャーマンキングを思い出しましたw
いよいよメインイベント、いたこさんとの対面ですね!楽しみです!
わくわく^^どきどき^^
>>( ・ω・)y-~~~~さん
写真選んでサイズ変えて…と結構手間なんで億劫になっちゃうんですよ>< 時間が経てば経つほど興奮も冷めるしとっとと完結させなかったのは失敗しましたねー
>>椰子さん
さすがに恐山出さずに終わりませんがなw
くにお君のその高校って五代(字あってるかな?)のとこでしたっけ?僕もそのシリーズ好きでよくやってましたが、ついに時代劇をクリアできないまま今日に至る…
>>パチエルさん
・・・!!!
やっぱそうですよね、これ書いててそういえば久能街道沿いのコンビニでこんなのがあったような…って思ってたんですが、やはり記憶違いではありませんでしたか!!潮対策…に思えますがどうなんでしょうねぇ(´・ω・`) 言われてみると十三辺りのコンビニでもこんなの見たような気がするし案外珍しくないのかも^^;
>>kenjiさん
魚の件はともかく、二重ドアはそうらしいですね。これ書いた直後に「寒さ対策!こんなの常識だから!」と苦情のメールが届きました(´・ω・`)
>>0.34さん
自分も知識の無さに愕然としてましたよ。でもここは知らずに行っても何とかなる部類の場所だと思うので無問題!いつかお遍路さんに行きたいと思ってますが、そちらは多少は調べてから行った方が良さそうだなぁ・・・
ホールに関しては仰る通り沖縄ほど変わった部分が無いので何とも^^;一応簡単に思った事はメモはしてあるんですが「広い!客付きがいい!厳しい」ってのがどこも共通している部分です。
加えて震災の影響もあるので平時と違って参考にならない部分もあるのでしょうし、語れるほど打ったわけでもありませんし><
>>uさん
懐かしいなぁw 最後の方覚えてないんだけど最終話って一体どうなってしまったのだろう。完全版を書き直ししたとかどこかで記事を見たような気がしますが、漫画喫茶で見かけないんだよなぁ(´・ω・`)
>>小島先生
物事にはすべからく道理と言うものがある。必然と言い変えても良いかも知れない。 イタコツアーも同じ事で、道理から考えれば今回イタコさんには申し訳ないが会えるとは思っていない。
円が戦後最高値になったので、そろそろ日銀介入があるのではないかと思う。
FXでどんと稼ぐチャンスがきたのか??
( ・ω・)y-~~~~さんのブレなさはお約束的な安心感を与えますね。