最近僕もようやく変質者から人畜無害なオッサンへ昇格したのか、娘の友達を預けられるまでになった。少し前までなら考えづらい事だが、さすがに1年の実績は大きいらしい。
…なんて大層な事を言ったはいいが、現実ただの足役で。。
「どこ行きたいの?」
「アニメイト!」
(;^ω^)お、おう…
最近、娘の周りでは「かんこれ」というのが流行っているらしく、僕も名前ぐらいは聞いた事があるが…アレでしょ?艦隊の擬人化。東方を喰ったコミケの新たな主役…みたいな?
それにしても七つの大罪のキングから始まり、進撃の巨人のなんとか兵長、そして艦コレ… うーん。
(どっから艦コレが出てきたんだろう?)
よくわからないけど、このままBLなどに走らないでくれと願うばかり。アニメイトに進撃の巨人のBL本がたくさん売ってたけど内緒にしよ。
「次はどっか行きたいとこあんの?」
「うーん…あっ、ゲーセン!」
プリクラを撮りたいそうな。僕も入れてくれと頼んだけど駄目だった。
(なんか最近のゲームはすげえなぁ)
僕はゲームはあまりやらないけど、ゲーセンでゲームを見てるのは好きだ。昔やってたゲームの続編とかのデモ画面を見て勝手にストーリーを想像して… スロットルなんかで得た知識で鉄拳などを見てるとどうして今作(7)にはカズヤが出ていないのだろうと。あいつが主役なんじゃないのかこの作品は…??なんて考えているだけで楽しい。
シャオユウを視姦するのにも飽きてきた頃、太鼓の達人ブースに娘達を発見した。どうやら順番待ちをしているようだが、現在プレイしている人がうますぎて呆気に取られている様子。
(こういう人らはどうしてこんなに上手くなっちまったんだろ…)
昔からビートマニアやらドラムマニア、ダンレボもそうだったし音ゲーには一般人には到底理解できないレベルの曲をノーミスでクリアする達人達がいる。一体どこであんな技術を習得するのだろうか??中でも不思議だったのがポップンミュージックという音ゲーで、あの台では決まって地味目な女の子が北斗百裂拳よろしく目にも見えない早さでボタンを叩く姿が目撃されて… 地味子限定と書かれているわけではないのに、どうしてポップンミュージックばかりを彼女たちは攻め続けていたのだろう…?
この太鼓の達人だってそうだ。
青年は目にも止まらぬ速さでノーミスで駆け抜ける。後ろで見ててもわけがわからないというのに、よくあんなの反応できるよな…
程なく娘達の番がやってきて、先ほどまでの演奏とのギャップに微笑ましさすら感じながら後ろのベンチでほっこり見ていると…
(!!?)
つい今しがたまでプレイしていた青年が僕の隣へ座る。恐らく次の順番待ち…なのだろう。
(やっぱ練習の賜物なのね)
見れば中々の好青年。キモヲタかと思っていただけに3割マシぐらいで格好良く見える。牙狼金色のリュウガ君みたいだ。
まあ俺はノンケじゃないからこれ以上話は進展すべくもないのだが…
「あ、あのっ・・!」
「!!???」
しかし驚いた事に、リュウガ君から僕に話し掛けてきたではないか。
「まだクレジット、残ってると…思いますよ」
「ん?」
帰り際の事だった。娘たちが先ほどまでやっていた太鼓の達人。どうやらリュウガ君がプレイしようとした際にまだクレジットが残っている事に気付いて呼び止めてくれたらしい。
どうも2人協力プレイをするためにお互いがお互いの分まで出し合った結果、2回分の料金を入れていたようだ。
「あらら、すいません…><」
「あっ、いえ!全然いいんで、もう一回どうぞ!」
(やだこの人、顔もイケメンだけど心もイケメンじゃないッ…!!)
というわけで、再度お互いベンチに座り…と、既にプレイに入る準備万全だったリュウガ君の手には筐体取り付けの「バチ」ではなく、自分専用のバチが…言うなれば「マイバチ」が握られているではないか。
「ねえ、それって自分で作ったの?」
ノンケじゃない僕も思わず興味をそそられて聞いてしまう。
「あっ、いや、これはネットで買いました」
「太鼓の達人用なの???」
「ええ。軽いし持ちやすいんですよ」
「はぁ~。兄さんさっき見ててすごい上手で驚いたんだけど、そういうものまであるとは驚きだなぁ」
「いやあ、僕なんて全然っす^^;」
彼は話すとさらにイケメンだった。これ(マイバチ)を使うと連打性能が格段に上がるとか色々教えてくれて、思わず娘を嫁にやりたくなったぐらいである。どうせならあそこまで上手くなるにはどうすればいいのか聞けばよかったけれど、あまり突っ込みすぎるのもどうかと思い─今さらだがw─自重。
(にしてもマイ「バチ」か…恐ろしい世界だな)
こう言っちゃ悪いが、彼らはどこを目指しているのだろう?こうしてゲーセン内を注意深く見ていると、確かにこの空間内でのヒエラルキーというものは存在していて…やはりというか、圧倒的存在感を放つのは圧倒的な実力者であるのは間違いない。
(しかしどうして太鼓の達人なんだ…リュウガ君よ)
これだけたくさんのゲームがひしめくなかで、どうして太鼓の達人なのだ。格ゲーや射撃ゲー。音ゲーにしたってビーマニやもうちっとクールなものがいくらでもあるだろう?それがどうして…太鼓なんだ??
納得の行く答えをくれない限り、娘はやらんドン(゚∀゚)!
コメント
妖精王キング、リヴァイ兵長、艦これ。
脈絡が(⌒-⌒; )まぁ流行り物というかテレビの関係ですかね。
音ゲーは修行ですよ。無駄なスキル磨きです。
ポップンの大会に出た私見です。全曲クリアがRPGの全クリとして
フルコン等はクリア後の隠しミッション的な、データも蓄積されて観れるので楽しいです。
音ゲーはどれも一定のレベルを超えると何故かプレイ中の見てくれが悪くなる不思議ツールな気がしてなりません。
艦これってJSが興味を持つ作品だったっけ…。
娘さんからオタクエリートになれる素質がプンプンしますね。
ここから刀剣乱舞を経由してBLの道に一直線ですね、わかります(`・ω・´)
ゲーセンか嫁が彼女だった頃(遠い目)にプリクラとりにいって以来いってないぁ
流牙にそんな優しくされてしまったらイヤ!惚れちゃう!黒いロングコートきた流牙が座って順番待ちしてるの想像して吹くw
>まあ俺はノンケじゃないから~
・・・!!??
太鼓の達人は家庭用ゲームを持っているので一般人に比べれば上手いと自負していますが、桁違いに上手い人達の動きはなんなのでしょうね。
音ゲーコーナーは素人が入りづらい雰囲気があります。
まさかの艦これに草不可避
大きなお友達専用ゲームだと思ってましたが、まさか娘さんがプレイしてるとはw
マイバチを持ち込む人って聞いたことないですね。
そこまで情熱を注ぎこめるイケメン、素敵やん(゚∀゚)
>>kenjiさん
そうだね、言われてみると全部アニメから入ってるや!でも色々見てる中でどうしてこの三つ何だろう・・・という謎はあるw
ってkenjiさんポップンの大会出た事あんのw?意外すぎる(;^ω^)あれってデータ蓄積できるんだ… 音ゲーが修行ってのはちょっとわかるかも。でも君もなぜポップンを選んだのだ…
>>ドニートさん
わかるwある一定まで尊敬を集められるけど、そこを超えるとドン引きレベルになりますよねw 動きがキモくならざるを得ないからかな…?鍵盤系はDDRとかで魅せるプレイするような感じにはなりませんもんね…
>>むむむさん
>艦これってJSが興味を持つ作品だったっけ…。
これね。僕もここが一番気になる。キングとか兵長とかはいわゆる女版「萌え」としても艦コレは…僕らがコブラに憧れるようなものなのかな?
刀剣乱舞とか弱虫ペダル?ってのを最近コンビニのクジで良く見るんですけど、あっちに進ませないよう頑張りますw黒子のバスケやテニヌも危険やな。漫画喫茶は気をつけなきゃ
>>ヨシホイさん
>ゲーセンか嫁が彼女だった頃
おお、そこまでやりこんでた時期が…と思ったら、(ゲーセンかぁ…)って意味なのですねw 僕もゲーセンは行くけどやるもの無いっす。古いパチ台とか見ると若干テンション上がりますけど打つまでには至らないもんなぁ…
ノンケの所は素で間違えてますねw後から読み直したらあれ??ってなったけど細けぇ事はいいんだよ!!ウルトラマンに頭やられてたんでしょう
>>のっぽさん
例の彼の影響かわかりませんが、クリスマスにwiiU用の家庭用太鼓の達人を買えとせがまれてます('A`) うまい人ってみんなこれで練習してるのかしら???
音ゲーの排他感は異常w
>>椰子さん
僕も大きなお友達を想像してたので驚きです…と、しかしよく考えてみると嫁の弟が好きって話はよく聞いてたからそこ経由だった恐れもあるな(´・ω・`)
マイバチって調べたら結構太鼓やる人の中ではメジャーみたいですよ。それゆえアンチも多いみたいで討論がなされていて噴いたw
ビーマニ見にくいボタン小さい、DDR終った、ドラマ二圧倒的な無理ゲー臭出てきてやめた、ギタフリ意味がわからない、ポップン見やすいしボタンがでかい。理由なんてこんなものさ、レベル的には神々の島ってとこで修行してました
確かにポップンは分かりやすいもんなぁ。理由なんてそんなもんなのかもしれませんねw最近だと9マスボタンのやつとかcoolでよろしいんじゃないでしょうか?
神々の島ってのがゲーセンの通称か何かはわからんが…ググったら神々の聖域?あのゲームにもネット対戦とかあるのか… にしてもあなたこういう時ちょろっと間違う事多すぎるから気をつけた方がいいよw