娘が付録が欲しいのだなんだので、「なかよし」という雑誌を買えと言う。
(なかよし…ついに来たか!)
今の子にはもう当てはまらないかもしれないが、女子の「なかよし」「チャオ」「リボン」と言えば我々男子の「コロコロ」「ボンボン」に匹敵する幼少期のバイブル。男社会に生きてきた者にとって名こそ聞いた事あれど、その存在が謎に包まれた雑誌である。とまあそれは逆も言えるのだけど。姉や妹のいるヤツの家に行くと置いてあったりしてドキドキしながらチラ見していた幼き思い出。
しかし単に女子版の「コロコロ」や「ボンボン」と言うなら分かりやすいのだが、どうもネットで見聞きする感じ…最近の女子向け雑誌にゃ多少オマセな記事が載ってたりするとかしないとか。。酷いとこだと中学生向けの雑誌でフェ○特集…なんて記事も記憶に新しい。
さすがに小学生向けの雑誌にそこまで載って無いだろうとは思うが、とにかく最近の女性誌には何が書いてあるかわかったもんじゃない…という偏見の元、買うのを渋ったのだが同時に調査せねばという思いを持って購入してみた。
(ちょっw)
読んでみると中々ぶっとんでいて面白い。少女漫画はたまにつき抜けておもしろいギャグがあったりするから侮れない。
有名所で言えばこんなのがある…
少女マンガというジャンルが少々謎に包まれた部分もあり、これらが果たしてどこまで天然なのかわからない辺りが最高なのだ。シュール系は突然真顔でやるからこそ面白い。
一方で、やはりというかこの手のギャグ系は異色なようで、連載の大体が恋愛物で占められていて…キスシーンなどは割と普通に出ていたのでそれらをどう取るかなんだけど… これも少年ジャンプやマガジン辺りの風紀の乱れに比べりゃかわいいもんなのか。
あっちは本当に酷いしな。
(ま、今回付録が欲しかっただけみたいだから大丈夫か)
娘はマンガはどうでもいいらしく、付録についていたヘアーアレンジキットのようなものにキャッキャウフフしているし今回は大丈夫だろう。というか、本当にそういう事を心配するならまずインターネッツに大幅に制限を掛けるのが先だろうぜ。
(っと!)
話は変わるが、なかよしを見てて驚いたのが世に大量のロリコンを生み出した始祖とも言われる「CCさくら」が今さら新連載していたという事。原作を知らんのだけど、中学生になったさくらは…みたいな前置きとまだ第二話だった点からして続編なんだろうな。
お生憎様、僕にそっちの気はないので良かったものの、娘を隠れ蓑に大きなお友達がCCさくら目当てになかよしを買ってたりするのだろう。
というか、敢えてここで連載するなどなかよしもそれが狙いなんじゃないかとしか思えないが… 相変わらず少女漫画畑は謎が多い。
漫画の話ついでに、最近「ブルージャイアント」というマンガを読んだら物凄い面白かった。現在連載中で、こないだ遅ればせながら読んで大変感動した「岳」の作者である石塚さんの作品だったため迷う事なく一気借りして読んでみたが、三連休を彩る期待を裏切らぬ出来だった!
音楽漫画ってジャンルは実際に音色を出せないので、演奏されている「音」をどう漫画の中で表現するかが最大の課題と言っても過言ではないと思うのですが、この作品から伝わる迫力はなかなかのもの。
音こそ聞こえないが、聞くキャラ達の衝撃は伝わってくるし、背景を描いて後の演奏にはそこに大きな感動も付随する。正しく心震えるというやつで、この手の漫画で泣きそうになったのは初めてかもしれない。
悪いがここらへんの表現は完全にBECKを越えていると思う。
(まあハロルド作品は雰囲気漫画だからそういう場所で勝負してないんだがw)
ピアノの森なんかも、今にもその澄みわたる音色が聞こえそうなほどの凄みを当初は感じたんだけどな~…
しかしこれらは楽器やジャンルの違いもあるかもしれない。ジャズという題材の持つ迫力がそっくりそのまま漫画で表現できてしまっているからこそ本作は名作なんだろう。
恐らくはこの作品、映画化されたりするんだろうが、その一番重要な音の問題をどう表現するのか…
どうか日々ロックのようにならない事を願うばかりw
コメント
妹が熱を出す回の
「お前ジャズってるじゃねぇか!!」ってシーンが一時期ツボでした
スミレワロタwコーンスープのムカつく---!!でいつも吹くwww
確かにI'Sやいちご100%なんかの少年誌も直接言わないだけでその為に存在してるようなものですよね。少女漫画は特集とか組んじゃうくらいだからストレートに表現しても精神年齢が高いからいいのかな;女子の「女子会の下ネタはエグイよ()」ってのに通じるものがある気がする
でもI'Sは当時ストーリーにハマっていた記憶が・・
岳読んだあとのumiさんに勧めようと思ったけど自分が読んだ後にしようと思ってまだ読んでない(´д`)
題名見て、都知事選近いしマック赤坂のスマイル体操ネタかと思ったら全然違った(´Д`)
漫画なら俺は全然マイナーじゃないけど、ヴィンランドサガと遠藤浩輝のEDENを薦めたいのう
あ、書き忘れてたブルージャイアントのことです。
すみれでクスッときて芋けんぴでワロタwww
漫画といえば、最近まで単行本集めてたRINの終わり方が個人的には衝撃的だったので
( ゚д゚)ポカーンとなりました。
途中までは滅茶苦茶面白かったのにどうしてこうなった・・・。
>>ドニートさん
え…どういうツボに入ったんだろう(;^ω^)?
三輪さんが今後出てくるのか非常に気になります。コミックスの巻末おまけ漫画的な、当時の宮本大を知る人コーナーで出てくんのかなぁ~
>>ヨシホイさん
i'sやいちご100%どころじゃない直接的な下品なエロが最近のジャンプ・マガジンでは蔓延ってますからね~。知識として特集を組む少女漫画の方が年齢に対する性の扱いとしては正しいと思います。確かに女性の方がエグいなんて話は聞きますけど、なにぶん見た事ないからなぁ(笑
i'sは緊張するとオナラしちゃう子の話がすごい記憶に残ってます。ってそれDNAの方かwI'Sのストーリー全く覚えてないや。イツキが出てきた時の三人目の「I」キター(゚∀゚)ーぐらいしか記憶にないw
>>三重県人さん
では僕からオススメしましょう(゚∀゚)!!
主人公がかなり三歩っぽいけど、時折見せる厳しい一面が素敵ですぜ!今回は他のキャラも魅力的です。
さすがに流れから主語がなくてもわかりますよw
>>Gさん
ヴィンランドサガは読んでます。アシュラッドが死んでからはかなりグダってますねw
EDENってのは初めて聞きました。表紙はなかなかそそるものがありますね、借りれたら読んでみます!
>>椰子さん
芋けんぴとか、こういうぶっ飛んだのが多いんですがどうして少女漫画のギャグってつき抜けてんだろw
RINは僕も最後の方マジでこれで終わり?って感じでした^^; なんか凄い無理矢理まとめてきた感ありますよね。元々ああする予定だったような気がしないというか… でもタイトルのRINは輪廻の輪だろうし、しかし急激な終わり方だったなぁ。
EDENは全巻持ってるけど、エヴァとか世界系が流行ってた頃の作品だな。つまり金、暴力、SEXが題材ってはっきりわかんだね。前半だけでも読んでみて、どうぞ。
そんな自分のおすすめはマニアックなところだと俳句漫画の「あかぼし俳句帖」、大人の恋愛を描く「黄昏流星群」。後者は有名かな?年齢に伴って食べ物その他嗜好が大分変化しますなぁ・・・子供の頃はスピリッツだのビッグコミックだの絶対読まなかったけど。
>>batacoさん
エヴァの時代って金、暴力、SEXが主なテーマだったんか!?あまりピンと来ないが… むしろそれらを排除した内面世界があの頃の流行りなんとちゃうん?とlainを見てて思ったw
俳句漫画は初耳やね。似たようなので落語中心だっけ?あれはよく聞くけどさすがマニアックやな!
黄昏流星群はラーメン屋とかによく置いてあるからちょこちょこ読んだ事あるけど、あれって恋愛系がメインだったのw!?人間交差点と似たようなジャンルだと思ってたよ^^;
趣向の変化はマジで思うね。それでもまだ演歌と盆栽の魅力はわからんが…それも時間の問題なのかもな(;^ω^)