「うみさんっ、聞いてくださいよ~^^」
週明けに会うと決まって休み中のパチ戦果を報告してくるパイセン。やれ○○を打って何万負けただ、やれ××を打って何万勝っただの、まあどこにでもある実のない結果報告「だった」のだが…
「うみさん、昨日打った某機種なんですけど、計算したら時給2700円もありましたよ^^」
「!??」
出会ってもうじき一年半くらいか。ちょこちょこ教えてきた甲斐あってか、今ではこれぐらいまで話すようになった。さすが若者、驚くほど吸収が早い。その昔、どこぞのスロ狂い君にレクチャーしてきた内容とほぼ変わらないのに、受け手によってここまで結果が変わるのには苦笑いを禁じえないが。
(あいつ、元気にしてるかなぁ…)
パイセンの成長…というより意識改革は目覚しい。出会った当初は期待値という概念がなかったらしく、かろうじて設定が1から6まである事は知っていたそうだがそんなの関係ねえ、「引けばいい」という…彼が崇拝する寺井一択というスロタレントの意思をそのまま引き継いだようなエリート養分であったのだが・・・
手始めにまず低設定を波で追う事を辞めさせw、「引けばいい」のではなく「引けない時に」を考えさせて、闘うに足る条件を常に意識させ、その闘いの舞台を選ぶ自由こそが打ち手の権利と教え、会員カードの有用性を説き、サミーはガチでおかしいから気をつけろと骨の髄まで叩き込み…
ちょうど同時期より彼の崇拝する寺井一択の弟分みたいなキャラが期待値を追って立ち回るという類の動画を始めたのも良かったのだろう。というかそれが全てなのかもしれないがw、とにかく徐々にではあるが期待値という概念を理解しはじめてくれたようだ。
「うみさんっ、昨日はとりあえず絆の高設定狙ってみたんですがダメで・・・」
「え?絆?旧イベでも示唆があったわけでもないのに??」
…と、まだまだまだまだ教えたい事はたくさんあるが、少なくとも負けにピヨってスーリノに一発逆転を祈って座っていたパイセンはもういない。
「昨年、ついに年間プラスで終える事ができました(´;ω;`)」
「うむ!」
出会う前の3年間で177万負けてた男が、昨年ついにプラス30万ちょいとなったそうだ。これは単なる三十万勝ちではない、本来ならずるずる負けてたであろう分も考えたら百万近い価値がある!
だが肝心なのは金額じゃない。
「なんか最後の方は収支表見るのが楽しくて♪」
「うむ」
パチスロが楽しいだけだった男がパチスロで勝つ事を楽しいと感じるようになればもう大丈夫!
「ではそろそろ次のステップ、パチにも手を出してみようかい」
「はいっ!」
というわけで今年からパチも打つように促している。
そもそも良釘が以前に比べて格段に少なくなっているので厳しいとは思うのだが、元々計算ヲタクみたいな部分があったためパチンコの方が性に合っているのだろうと思っていたのだ。
「うみさん、釘が開けられてるかわからないんですが・・・」
「だってほとんど開けられないからねw」
厳しいのは百も承知だが、勝ち続けていくためにはあるかないかわからない設定を狙うよりも釘を見てある程度の判断がつくパチこそを覚えるべきである。旧イベ日などの信頼度を計るのにも釘見の力は必要だしね。
一応いまのところ経過は良好で、最近では打ちながら期待時給の計算もするぐらいにはなってきたようだ。
「でもおかしいんですよ、どうしてもネットで出ているような数字にならなくて。僕が計算するとボーダーめっちゃ辛いんですけどどこが間違ってるんですかね?」
「ん~・・・その計算式、時短引き戻し分のST突入率抜けてない?」
「あっ、そうか!色んな条件あって面白いっすね(゚∀゚)」
凝り性で足を使う事に苦を感じず、休憩を取らずに回し続ける体力もあって期待値に真摯でメンタルもそこそこ強い。そしてこれこそ重要なのだが、若干モラルが低いというかw、物を置いての並びを気にしないなど割と面の皮が厚い行動も難なくこなせる若さと勢いを備えている。
(世が世なら「稼げる」パチプロになったろうに…(´・ω・`))
その姿勢にその熱意に、才能を感じずにはいられないが、だからこそ僕と出会ったのが遅くて良かったなぁとしみじみ思うw
コメント
素晴らしい!やっぱり人間って成長する生き物なんだなぁ
僕の周りではその辺りの話が出来る人が一人もおりません・・・唯一語れた奴は引退しましたもう会社の喫煙所で熱い回転数理論やら波理論やら単発続きの台狙いで大連荘理論にうんうんうなずく仕事はいやだお(´;ω;`)
最近スロはエナ出来ないし土日は朝起きれないしでパチメインなんですがじぇんじぇん勝てません
ヘソは見た目より回るのに右がゴミクズみたいに締まってる009や逃しませんアタッカーなのに右にこぼれまくるQB2じゃ話にならんと思い綺麗な無双で激ハマりwwSTスルーwww単発続いてた台だったのにwww・・はぁ、殺してくれ
これにて
楽しむ、から、稼ぐ
当たって嬉しい、から、安堵
ハラハラ、から、イライラ
に変換されていきますね
負けても楽しい方が良かったと思う私が居る
美味しい台にありついてボロクソに負けるより
投資12k まどマギ天井 裏ボーナス
回収11k
ファンキージャグラー400回転
投資6k 回収38k
クソゲーかよ
4号機時代、はじめて据置き天井で当たったとき、
あれ?もしかしてこの店、ほぼベタピンの据置きなんじゃないか?
もしかしたら、天井狙いのみでも喰えるんじゃないか?
と稲妻が走るくらいの衝撃を受けたのを今でもよく覚えています。
今と違って、雑誌が情報の基本だった時代、ハイエナ=格好悪い
みたいな風潮がある中、自分で計算し、自分なりのスタイルを身につけ、立ち回っていた時代(とき)が懐かしい。
パイセンとの会話なんかイイなぁーw
>>ヨシホイさん
スロ狂い君の例にもあるように、ある程度歳を取ると成長するかしないかは本人の資質というより学ぶ姿勢の方が大きいと思います。本人が望まないなら糠に釘ですな(‘A`)
自分もパチは相変わらず全く引けません。特に無双は頑張らない方がいいんじゃないかなってぐらいひたすら結果出てないので敬遠してますよ・・・ヨシホイさんも意地にならずお気をつけをば。
ちなみに無双に関しては単発続いてる台より一日通して調子いい台の方がいいと思うぜ(キリッ
>>kenjiさん
そうだね、久々に正鵠を射た発言だねw!まさに言うとおり楽しむパチからの卒業でもあるわけで、パイセンは今のところ地獄らしい地獄をまだ体験してないみたいだからこれから真価を問われるね。
その結果報告は言いたいこと伝えるに相応しい履歴じゃないねw
>>愛知のクマさん
わかります!自分だけしか気付いてないんじゃないか!?みたいのは脳内で「圧倒的策略っ・・・!」ってナレーション入るぐらい震えますよねw。インターネットの発達で失われた楽しみでもあるんだよなぁ。台だけじゃなく店、イベの事にしたって情報の価値が今とは段違いでしたもんね
パイセン関係で怖いのはこのブログがバレるかどうかっすwラインのアイコンがタプ公だからビクビクしながら過ごしていますw