9/4  人情一本釣り

少し前から娘2号がUFOキャッチャーにハマってて、休みのたびに色々な店舗に足を運んでいるのだが、意識して見るとゲーセンの中でもUFOキャッチャーが占める割合が一昔前に比べ非常に増えている事に気が付く。

それこそUFOキャッチャー専門店なんてのも見かけるぐらい、これは一時期異常に増殖したプリクラのそれに近いものを感じる。

そんな流行ってるのかね?

というか、それぐらい儲かるのだろうか?どこもかしこもUFOキャッチャーで溢れていて、ゲーセンじゃないのに店舗の一部をUFOキャッチャーフロアに改築している店まで出る始末。

そして最近では「10円キャッチャー」なるものが流行っているらしく、数あるUFOキャッチャーの筐体を尻目に子供らはここに殺到している。うちの子も例外ではなく、むしろコレ目的で来店している節さえあって…

10円でプレイできるだけあって、景品も5円や10円程度の駄菓子やわけのわからない原価3円ぐらいのおもちゃみたいなものばかりなのだが、それでもどの店舗でもこのシマだけは大盛況である。

ひとつに安いから回数がこなせること。
ひとつに景品がショボいから割と簡単に穫れること。

子供らが群がる理由はそれとなく予想がつくものの、それにしても盛況である。否、盛況が過ぎる。

これらを見る限り、UFOキャッチャーというのは景品そのものというより景品を取った瞬間の快感が目的なのかな、なんて感じてしまい…それこそ「脳汁」、それこそ「ドーパミン」等のギャンブル的要素を感じずにはいられない。

こいつら全員パチンカス予備軍なんじゃないかと、お父さんは心配です…

アンタが一番心配だよ…

さて、UFOキャッチャーの景品でこいつを見かけた瞬間、初めに来た感情が「イラっ」だったのは我ながらどうかと思うが…ふと、ふと思ってしまったわけで。

思いっきりぶん殴るのにいいかも

というのは半分冗談だが、部屋の彩りになるかなと興味本位でなんとなくチャレンジしてみる事にするも‥うーん。改めて見るとどうやって取るんだろうという配置。

ちょうど隣で挑戦していた人が店員にアドバイスを貰って取っていたのを見かけていたため、冗談半分で「これ全然取れる気しないっすけどww」と話しかけてみたら…

あー・・・もう4000円も入ってますもんね。

ディスプレイをチラ見して、店員さんはそんな事を呟く。特になにか操作したようには見えなかったが、通常画面上からでもわかるような示唆があるのだろうか?わからないが、店員さんは改めてディスプレイを操作しながら「もういいか・・・」などと呟き、、

どうぞ。獲っていいっすよーw

そう言いながら、本当にあと一押しで落ちるというぐらい絶妙なデキレ配置にセットしなおしてくれたのだ。

え??なに?いいんすかこれ??

まあ…いいですよw

こうしておじさんは100円でこのサンドバックを手に入れたわけだが、昭和ならイザ知らず…現代のゲーセンでもこんな事ってあるんだなと少しほっこりしたのであった。

しかし、死ぬほどうるせえなこれw

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