僕如きが麻雀の戦術を語るなんておこがましいにも程があるのだけれど、鳴きがどーたら手牌読みがどーたらと言う気はないのでどうかお目こぼしを願いたい。
最近僕と師匠の間で流行っているとある戦術(?)がある。
その名も 『メンタルブレイクリーチ』!!
…はて?何をとち狂った事を言ってるんだと思われたかもしれないが、名前だけで判断しないでもらおうか!これはその名の示す通り同卓者の精神(メンタル)をへし折る(ブレイク)ため『だけ』に使う見せパンならぬ見せリーである。
具体的には特に場況も良くなさそうな場に三枚切れのカンニ萬で即リーを打ってみたり、三順目の七萬と三筒のバッタなど、まだまだ全然手変わりするやん!てな状況で迷う事なく自信満々に(ここ重要)リーチを打つ。
(はぁ!?なんでそんなんでリーチ!?アホちゃうかこいつ??)
形はどうあれ、とにかく同卓者にこう思わせる事が目的なのであります!!
無論ツモれば何もいう事は無いが、このリーチのそもそもの目的は手牌を「開く」事にあるため流局すれば万万歳。尚、僥倖でツモった際はこんな顔をしてさも当然のように「ツ・モ!」とか言えば更に効果的だろう。
…と、まあ顔に関しては冗談だが、とにかく対戦相手のメンタルに揺さぶりをかける事が最大の目的である!!
それというのも長年やってきて思わされた事なのだが、麻雀における「精神」の領域というのはあながちバカに出来たものではないと…。これは某有名麻雀ライターの先生もやはり同様の事を度々仰っておられるし、少なくとも僕の周りの強い人達は皆例外なくそう言ってきた。無論、流れがどうだの気合で牌を通すだの物事にはすべからく道理と言うものがあって…みたいな精神論ではなく、「如何にブレずに普段通りの行動が出来るか」という意味での心の持ちようのお話だ。
…と、少し話が逸れるが、麻雀で達者じゃない人に限って流れ(笑)という単語を使いたがる一因にこの精神論が当てはまると思っている。例えば調子のいい人が攻めてきたとして、周りはそれに「必要以上」に怯え、本来行くべき場面で降りてしまう事が往々にしてある。結果、周りがオリたため本来アガれるはずじゃなかった好調者にアガりが発生し、それを見て周りは(やはり絶好調のこいつには逆らわない方がええな…)なんてしたり顔でオリた自分を褒めちゃったりして…。
まあこれは極論だが、つまりオカルト的発想により『普段出来ていたはずの行動が出来なくなる』のがここでの問題点である。
麻雀は状況次第で同じ牌姿でも打つべき牌が180度近く変わってしまう事もある極めて繊細なクソゲーであります。場に動きがあるたびに状況が変わり、その都度情報を更新する作業に追われ…という事の繰り返し。
そして、その情報更新のためには常に冷静な判断力が求められる。
最も、そんなものを全く気にせずに打っても勝ててしまう事があるのが麻雀がクソゲーと言われる所以なのだけれど、しかし長い目で見たらそれをするとしないとでは大違い。ある意味でパチンコのボーダー理論と似ていますね。
つまり、熱くなったり心を乱して『普段どおりの行動』が出来なくなる(…ここで言う普段通りの行動とは、牌効率やら押し引きが一定水準レベルで出来ている前提ですが)=麻雀漫画などではよく「フォームを崩す」などとも表現されますね。とにかく、それが出来なくなれば勝率が下がるのは明白なわけで…!!
そんな状況をワザと誘発させようというのがこの「メンタルブレイクリーチ」の目的なのだ!!
(ちきしょう、こんなクソリーで降りちまったのか!)
(けっ、こんなクソリー打つやつのリーチなんて次から無視だ!)
さらに発展して某漫画の某崎さんのように、ここまで思ってくれたりすればもう最高!特定の人間を意識する時点で既にあなたのメンタルは正常ではありません!!メンタルブレイクリーチにはこのような効果も期待できるのです!!
…と、ここまで言っておいて今さらなんだけど、このメンタルブレイクリーチ、成功しても効果があるかは人それぞれだが失敗すると目も当てられないぐらいに無残な目に合う事が多い(経験談)。
例えば全ツッパ侍なんかが同卓していたり、例えば手が入って降りるに降りられない人とぶつかる可能性もあるためその場合は逆に自分のメンタルがブレイクしかねない諸刃の剣です。
メンタルブレイクリーチをかけておきながら自分のメンタルがブレイクしてたんじゃてんでお話になりません。逆の立場になったときには笑い飛ばせるぐらいの度量と覚悟を持つ事もメンタルブレイクリーチの使用者には求められるのです。
つまるところ、このリーチが教えてくれるのは『博打は熱くなった時点で8割9割負け』という古来より伝えられし鉄火場の法則そのもの!!メンタルブレイクリーチを使いこなせるようになったとき、きっと君はメンタル強者となっている事だろ…う…?
いついかなる時も冷静に、青年よ、メンタル強者たれ!
先日、巷のフリー雀荘に行った際にとてもマナーの悪いおばちゃんがいて、カッカしていた僕はその時妙に関心してしまった事を覚えてる。思えばあれは、とても高度な戦術だったのではなかろうか…
コメント
この間「間違えたー」とか言って手出しでリャンメンターツ払って、
数巡後四暗刻ツモるようなおばちゃんと打った時、
3334567sの25847s待ちの親リーチ(ドラ5s)打った後追っかけられて、一発でドラツモられました。
おばちゃんの牌姿は
東東東5s123678m234p ツモ5s
このあがりを6s切りリーチでやられた時には心が折れました。
麻雀で理牌?(手配並べ替えるやつ)一切しないで打つ、雀荘アルバイターの友がいて感心した事を思い出した。
3面4面以上の待ちを脳内で良くもまぁ・・・他にその能力生かせば凄いのにって感心したわw
予想以上に大阪W選挙差がついてましたな!
メンタルブレイクリーチの使い手でしたか。
このリーチで相手に私は鼻くそ以下の存在ですよと認識してもらえればOKって訳ですな。
同じ流派の人かはわからないのですが
メンタルブレイク大明槓使いかアホかの見極めも今後考慮するようにします。
秘奥義裸単騎千点 迎え撃つ準備は出来ております。
レン豚「俺だってわかんないんですよ!気が付いたら点棒はあんになっちゃうし・・・」
ホランド「いいか、おまえは二度と麻雀打つな!今度見かけたら、おれ何すっかわかんねーぞ!」
エウレカ「落ちていく・・・どんどん順位が落ちていく・・・」
つい最近、よく行く雀荘での通り名が「守銭奴」になりましたパチエルです。こんにちは。
メンタルブレイクリーチは有効だと思うし、僕も良く使うんだけど、、、
ほどほどにしないと「卓ブレイク」を引き起こすので注意をばw
同卓してる人が、八崎さんくらいブンブンに来る人だと、なかなかメンタル折れないかもですけどねー
>>小島先生
物事には、すべからく道理と言うものがある。必然と言い変えても良いかも知れない。 麻雀も同じ事で、道理から考えれば小島先生には申し訳ないが6s切りリーチ以外、考えられない。
って、間違えたー暗刻はともかく下のは相っつっっ当にキますね(;^ω^)完全に麻雀劇画の住人やんけw 鉄ラスコールやで!!1!
>>( ・ω・)y-~~~~ さん
僕の感覚だと理牌しない人ってナルシストが多いのですが、その方はどうでしょうね^^ 理牌もそうですが、複雑な多面張を0.2秒くらいでわかる人とかもどうなってんだって感じです。右脳で打ってんのかなーw
大阪はよくやってくれたって感じっすね。しかしながらTPPの方が気になって気になって・・・
>>つるさん
…死合うに足りる、来い!
っと、大明槓使いは流派が多いのでメンタルブレイカーかアホかの二種類に決め付けると危険でっせ!亜空間派ならガン無視でOKだけど、ドラゴン一派だったらさあ大変!!究極奥義・蛍返しを習得しておく事をおすすめします!
>>ぶりさん
出た、エウレカ厨ww
原作見たこと無いんでこの画像が一体どういう場面か全く想像付かないんですけど(;^ω^)、ぶりさんのコメ見る限りじゃレントンが何かやらかして逆キレしてる場面っぽいですな。。
ところで、ブログにコメント欄は復活させないので??
>>パチエルさん
雀荘でそんな通り名つけられるって相当な常連さんっすねw
メンタルブレイクリーチはむしろ卓ブレイク上等ぐらいの気持ちでやるものだと思っていますのでその心配は無用です!
仰るとおり、ぶんぶん丸やこのリーチ見ても何も思わない人が意外に多いのがツライところ('A`)
新宿F店の他に中野P店で打つ事が多いのですが、ジジイとか乙さんの人をイラつかせる才能は異常w
まあ、中には礼儀正しい人もいるんですが。
そういった人と同卓すると自分の心が乱れていくのを実感してしまうのですが、試練の刻だと思って耐えるようにしています。
ただ、この前僕がハイテイで打ち込んだ時に薄ら笑いを浮かべたジジイを見た時は流石にキレそうになりました(;´д`)
マナ悪ほど常連率が高いってのが皮肉な話で、雀荘はここらへんの輩をどうにかして矯正or徹底排除すべきなんだろうけど、立場上どうしても強く出れないのがイカンのでしょうな。。うちのお店はそこらへんかなり厳格にやってたと思いますが、それでも少なからず勘弁して欲しいのはいたし…
こういうの経験するとネットでいいやってなっちゃう人もいるんでしょうね。まさに害悪。麻雀が将棋囲碁に並べない要因のひとつかもしれないお。