妻が劇場に二回も足を運び尚、DVD版を購入していたようで・・・
「君の名は。」DVDスタンダード・エディション(早期購入特典:特製フィルムしおり付き)
ちなみに娘は3回行っている。僕は頑なに行こうとしなかったが、家でなら…とついにその封印を解き視聴してみる事にしたわけだが・・・
(なるほど、これは何度か見た方が面白いタイプかもしれん)
劇中くどい説明がいっさい無いので考察派はさぞ面白かろう。
というか驚いたのが、これまでメディアの宣伝やら噂で聞いてたのと内容が全く違った点である……もちろん僕の想像と、という意味でだが。まず先輩の存在なんて初めて知ったし、そもそも瀧くんの名前が「瀧」だったのもあとから知って驚いた。「滝」だと思ってたとかじゃなくて、完全に苗字だと思ってたぜ・・・ 他にも一族の入れ替わり能力だのタイムラグの細かいミスリードなど見てくと気になる点がたくさん出てくる。それらも全て一切説明されないまま物語は違和感なく進んでいく。
ラストもああいう流れだとは思ってなかったし、疑問というかツッコミどころというか色々思うところがあってついつい調べたくなる。つまり思ってた以上に面白かった!やはり喰わず嫌いは良くないな~。
ただこんな事言うと怒られそうだが、内容はそこまで大大大ヒットするものか?とは感じている。となればやはり色使いというか、雰囲気で受けた部分も大きいんじゃないだろうか。上の画像のシーンなどを見てもわかるように、相変わらず新海映画の「なんかイイ!」って感じの表現力だけは群を抜いている。
そして曲の雰囲気がそれを後押しし、世間の雰囲気が味方した!
この「雰囲気」というあやふやなものの扱い方が上手かったんだろうな~というのが僕の感想だ。もちろん狙ってやってるのだからそれが実力とも言えるのだが、感覚的にはあまりかわいくない娘でも服装とメイクとその場のノリでモテてしまう現象に近いとでも言おうか?
この大ヒットを受け映画評論家たちがこぞってこの映画を責めてた時期があった。
「君の名は。」の監督の新海誠さんも若い子の気持ちを掴むのが上手いと思いました。たぶん新海さんは楽しい恋愛を高校時代にしたことがないんじゃないですか。それがテーマとして架空のまま、生涯のテーマとして活きている。青春時代の憧れを理想郷として追体験して白昼夢のようなものを作り出していく、恋愛しない人の恋愛小説のパターンなんです。
付き合ったこともセックスの経験もないままカッコイイ男の子を書いていく、少女漫画的世界と通底しています。宮崎駿さんだったら何かしら、自然対人間とか、がっちりした実体験をつかめているんですが、新海さんはそういう実体験はないでしょうね。実体験がないからこそ作れる理想郷です。だからこそ今の若者の憧れの心を掴んだのかも知れません。」
例えばこういう批評なんか、雰囲気でモテてる小娘をお局さんが皮肉ってるという目線で見ると面白い。
実際に映画を見て面白かったのは、これまで世間で騒がれていた批評などの意味が改めて、観る前の感想と比べられる点である。「ああ、こういう事だったのか」と、そう思えるのは時間を置いてから観たものだけに許される楽しみ方だろう。
新たな映画の楽しみ方を知ってしまった気がする。次のエヴァ・・・これをやってみようかな。何年後になるかわからんけどw
コメント
いつか見ようと思いつつも無情にも時間だけが過ぎ去り現在に至る
地上波初登場!の時にでも見ればいいかなと思いながらも耳に入ってくる断片的な情報でネタバレみないほうが面白いと思い勝手に情報規制してますw兄さんの書き方をみるとただ単に「い、入れ替わってるーー!!??」って奴ではなさそうですが・・考察捗る系ならDVDで見てみようかな
妻と君の名はを映画館で見ました。
歌に合わせコマを作る監督は中々少ないので、余程ラットの歌に新海監督が惚れ込んだのでしょうか?
まるでエヴァのオープニング画像と歌がシンクロ率120パーセントのように。
なお、作品舞台のG県は私の育った場所で、なーんもないところが逆にいいのかしらん。
マイナー路線に行きたい自分ですが、君の名は、については全体的には纏まってる気がして、好感度高いです。
宮崎駿大先生は作品を作りながら終わりを決めてる感じの天才肌ですが、新海監督は緻密で良いところ取り合わせ感があり、いい意味で、すーっと入っていけました。
なお、君の名は、のタイトル名を地方弁バージョンがあるのですが、かなり笑えるので、よければググッてみて下さい
新海作品はなんかいいんですよね。
絵も綺麗だし街中の背景もモデル地点すぐ分かるし
平凡な話で妄想的なことが多いので
同業者からは疎まれそうですが、
オススメは秒速五センチメートル
>>ヨシホイさん
正直、「入れ替わってるーっ!?」の延長ですけどwそれらすべてをハイクオリティでやった結果…それに、よくよく見ると細かなところで設定しっかりしてるなーと感心しましたというお話です。あまり時間を置いてハードル上げ過ぎるとよくないので適当なところで見ておいた方がいいかもしれないっすよw
>>愛知のクマさん
歌も雰囲気作りに一役買ってるんでしょうなぁ。なんか専用に作らされたとか書いてあるのどっかで見ました。歌の方が寄せに行ってるのかもしれませんな。
作品は確かに背景描写がとにかく幻想的と言うか魅力的なのでG県聖地巡りに行って見たい気にはさせられますね!糸守町があったら凄い事になってたろうな~。
地方弁ネタはエヴァで大笑いして以来全く見てなかったがシリーズ化してんだな^^;
>>kenjiさん
む、む、むしろ秒速五センチメートルやらで僕は新海映画を避けるようになり始めたんだな・・・ あざといっつーか大袈裟なベタっていうか、最後の方でミツハがこけるシーンとか転がりすぎだろおまえ・・・って激萎えでした^^;
こういう見方しか出来ないのは不幸なんだろうなーとはわかっちゃいるが・・・><