7/15  搾取の品格

気付けばパイセンとの仕事も一年近くになって、途方も無い量に思えた工事にもいよいよ終わりが見えてきた。そしてこのタイミングで一緒にやってきた班員の一人が転勤となるようで…

 「送別会をしましょう!」

週末に班員五名での飲み会と相成った。

ちなみにパイセンとの飲み会は実に一年とちょっとぶりで三度目だが、班として飲むのは何気に初めてである。まさしく同僚との飲み会というやつなのだろうが、平均年齢が僕を抜かすと24歳っていうね…w 

とはいえ一年近く一緒にやってきたので今さら年齢を気にするとかはなく、やっぱ若いと喰うなぁなんて思いながらしっかりと自営の特権、経費で一件目の代金を落として若干の尊敬を集めた(笑)ところで二次会へ…

久々のダーツバーだ。

なんでも班員の中の一人が通っている店らしいが、しぞーかで1番でかく有名なダーツバーだとか何とか。

一時期、師匠がダーツにハマってて何度か付き合ってたものの、いつもアプレシオやらバグースと言った漫画喫茶に併設されたようなダーツスペースばかりだったので本物(?)の専門ダーツバーは初めて。思った以上にカジュアルで広い店内は意外と言えば意外であった。

もっとこう、薄暗い店内で常連達が幅を利かせているようなのを想像していたのだw

 「じゃあとりあえずバルーンでもやりますか」
 「バルーン?」

簡単に言えば時限式黒髭危機一髪?みたいなもので、ダーツの得点によって画面上の風船が割れるか否かが判定されるゲーム。当然割ってしまった人が負けなのだが、内部的に何点で風船が割れるかはわからないようになっているのでなるべく低めの得点を狙うという腕も必要ななかなか面白いゲームである。

基本的に1ターン中に3投まで放っていいらしいが、時折的に刺さった際に画面上にランダムに発生する「アンラッキー」という表示が出た場合に限り強制的に3回投げなければならなかったりと、運の要素も多々あるので上級者も素人も一緒に楽しむ事ができる。

 (なるほど、ダーツってこうやって『遊ぶ』ことも出来るんだな)

師匠とやってたときは純粋に得点を競って賭けるばかりだったので、ダーツの新たな一面を見たような気持ちだ。そもそもダーツってハンデを課さない限りは上手い人と下手な人が一緒に楽しむ事など不可能な、かなり腕ありきのゲームだと思ってばかりいたが、なるほどそこはちゃんとダーツ業界の人も考えているんだなw

 「で、罰ゲームですが…」

 「!??」

店のメニューにはちゃんと罰ゲーム専用の品物が用意されている。くっそまずいお茶だったり、タバスコ入りのトマトジュースだったり、テキーラだったりお酢だったり。

どことなく陽キャのゲームだなと思わせるラインナップはらしいと言えばらしいと言える。みんなウェーイ♪って言いながら飲むんだろうな^^;

罰ゲームメニューのお値段も300円~500円となんともいえない値段設定になっているのもまたミソで、バルーンなんて1ゲーム10分もかからず終わるため、気付けば何ゲームも繰り返しているうちにあっという間に罰ゲーム代金が嵩んでいくという寸法だ!!


飲めば手元が狂い、手元が狂えばゲームに負ける。負ければまた飲まなければならない。飲めば頭がバカになり、返す刀で次戦へのコインを投入している。また風船が割れる。

 (まったく上手いこと搾り取るシステムを考え出したものだ)

感心してたのも最初のほうだけで、後半は覚えちゃいないw領収書を切ってくるのを忘れた程度にはへべれけだったようで、店の注文通りと言うわけだ^^

コメント

  1. kenji より:

    運ゲーでそこまで負けるのが凄いw

    楽しそうでなによりです

  2. 愛知のクマ より:

    学生時代に友達がダーツハマりましたが、地味にお金がかかると思い、私は誘われてもほとんど行きませんでした。
    ブルに刺さると、プュホーン?という音が
    キモティいい(°▽°)
    ってなるんですが、
    当時の私は、南国のキュインと蝶が羽ばたく瞬間の方が脳汁ダラダラなのでしたw
    しかしながら、ダーツバーなどは、若い人しか基本店に来ないから数十年後経営成り立つのかしら?結構博打な気がします

  3. のっぽさん より:

    生きる上で必要なことは何事も搾取に該当しますよね。
    私はチェーン店(特に飲食業)にお金を払うのが嫌で、値段が高くても店主の顔が見える個人店に行きたい派です。

    ゴレイヌって良いキャラしてますよね。

  4. 三重県人 より:

    社会生活が板についてきましたなぁ

  5. umi より:

    >>kenjiさん
    いや、罰ゲーム関係なしに飲みすぎてへべれけだったのよwまあそれも罰ゲームに釣られてゲーム回数増えてったせいといえばそうなんだけど。子供生まれてからめっきり飲まなくなったのでさらに酒が弱くなりつつある><

    >>愛知のクマさん
    確かに地味にお金かかりますね。1回辺りのゲーム時間が短いせいもあるでしょうね。ブルに刺さると気持ちいいってのはわかりますw

    ダーツバーはむしろ年配というか、中年の方が多い印象でしたよ。若い子がわざわざ行く場所でもないでしょうw経営は店の常連同士でチーム組ませて、他店とのリーグ戦やったりとなかなか上手い事客を囲う方法考えてるようですよw

    >>のっぽさん
    チェーンが嫌ってことはないですけど、確かに歳取ってそういう店を好むようになってきた感はあります。今なら一人で地方の居酒屋に入れるかもしれない(゚∀゚)

    ゴレイヌの再登場はあるのでしょうかねw

    >>三重県人さん
    割と電機屋というか今の仕事合ってるのかもしれませんねw

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