俺らもそろそろいい年だし、紳士の嗜みとしてメイド喫茶ぐらいは体験しておかないとな!!
誰が言い出したのかは覚えてないが、小学校から続く地元の友人達と先日東京で飲んだ際にそんな話になって、そのまま一泊して秋葉原へと行く事になった。
「俺、キタエリのライブがあるから!!」
お供の一人は声優イベントへと消えてしまったが大丈夫。メイド喫茶も声優イベも大して変わらんよ。どちらも白い目で見られるだけだ。
僕はキヨハラと呼ばれる長渕剛みたいな男と一緒にアキバをうろつく。
「どこにする?」
「とりあえず目に着いたところに行くか!」
我々素人はメイド喫茶の良し悪しなどまるでわからない。会話の通り、本気で目についたところに行くつもりだったのだが・・・
「メイド喫茶どうですかー」
「ねぇ、行かな~い?」
「メイド喫茶○○で~す☆」
アキバを舐めてた。石を投げればメイドに当たるぐらいそこらかしこでメイドが客引きをしているではないか。これでは多すぎて絞れない。
気恥ずかしさが僕らを様々な場所へと寄り道させるがこれじゃイカん。俺らがここに来た目的を思い出せと踏みとどまったときにようやく一軒の良さ気なメイドカフェが目に着いたのだが・・・
「ここにするか?」
「ああ、もうどこもよくわからんし直感を信じよう!!」
僕らが直感を信じて入ったメイド喫茶は異空間だった。
「イラッシャマセー。ゴシュジンサマオフタリ?オケー?」
「おっお(;^ω^)お、おk」
どうしてこんな事になってしまったんだろう。
学園祭の出し物レベルの掘っ立て小屋みたいな店内。申し訳程度に置いてある机と椅子はそこらへんの川原から拾ってきたと言われても僕は信じる。コップがガラスじゃなくプラスチック製だったときに眩暈を覚えたが、そんな事はとても瑣末な問題だった。
「オノミモノハ、オキマリデスカー!?」
「えっ、あっ、はい。じゃあホットレモンティーと・・・」
「・・・」
「・・・」
「オマタセシマシター!ソレジャノミモノに、オイシクナル魔法ヲカケマス!」
「えっ、はい、お願いします」
「モエ☆モエ☆キュン!ホラ、アナタタチモ、イッショ、ヤル!」
「えっ、あっ、はい」
「モエモエ~・・・」
「モ・・、モエモエ~」
「キュン☆」
「キ、キュン・・」
「ハイ、ヨクデキマシター。パチパチパチ」
「は、はあ・・・」
「ソレジャ、ゴユックリドゾ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
中国人、ロシア人(?)、トルコ人?店へ案内する場面から飲み物が出されるまで、オール異国の人達。
(・・・な、なにか違うぞ!?)
メイド喫茶って、もっとこう馴れ合いの中でキャイキャイワッワッするところじゃなかったの!?いや、あのモエモエキュン☆のとこで楽しめる人間じゃないとこういう場所ではやっていけないのかもしれない。僕らのレベル不足も十分認識してはいるが・・・
「・・・」
「・・・」
お役御免とばかりに、お茶を出してくれた方々はもう僕らに見向きもしない。寂しいキュン☆
「・・・・・出ようか」
「・・・・ああ、俺らにはまだレベル高すぎたな」
帰り間際、日本人も数名確認出来たのだが何なんだろう。僕らが思い描いていたメイド喫茶とはまるで別物の何かに入ってしまった気しかしない。
(いや、そもそも俺はメイド喫茶に何を求めていたんだ!?)
キャバクラ的要素を求めていたのは否めないが、違うじゃん。そもそもメイド喫茶って、ただ単にウエイトレスがメイドってだけの話だよね!?今回、たまたま外人が出てきて面食らったがどこに行っても実際あんなもんだったのかもしれない。
どうも僕らはメイド喫茶に過度の幻想を抱いていたらしい。それがわかっただけでも収穫か。
確認のためにもう一軒、今度はちゃんとネットで評判を調べて老舗(?)とまではいくか分かりませんが評価の高いお店へ行くと、やっぱりその通りでありました。
このお店は萌え萌えキュン☆等の『魔法』が無い硬派なお店。
「あー、そういう魔法って最近出来たお店に多いんですよ~」
「へー、ここは料金もさっきのお店より安くていいですね」
「はいっ☆ただ、当屋敷は『ご帰宅料』というものを頂くのですがよろしいですか?」
「ご帰宅料!?」
「あれだろ、俺ら一応『屋敷に帰って来たご主人様』って設定だから・・」
「ああ、だから『当屋敷』なのか。深いね。要はテーブルチャージって事でしょ?」
「ご帰宅料です☆」
余談ですが、その後適当にネットポチポチやってたら僕らが最初に行ったお店がニュースで取り上げられてました。やっぱり外人は珍しいのね。薄い所を引いてしまったようだ。
しかしこの娘、かわいかったんだよなぁ・・・。こういうのを目当てに行くってんならわからんでもないな、メイド喫茶。いや、どちらかと言えばそれが本質なのかもしれない。
何にせよ、僕らのメイド喫茶道はまだ始まったばかり!また行くぜ、萌え燃えキュン☆
コメント
これかい。
http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52396699.html
ベトナム出身のタマさんと良い思い出が作れたようで何よりだ。秋葉原と言えばガンダム喫茶とかもあったが、あれは何する所なんだろうか・・・
秋葉原のパチ屋B店には昔ちょくちょく行ってたなあ・・・仕事サボって朝から並んだりしたものですw
ガンダムカフェ以外にもツンデレ喫茶もあるので今度はそっちも体験してみてはどうでしょうか。
全く関係ない話ですが秋葉にはおでんの缶詰が自販機に並んでますね。おしるこやコーンスープならともかくおでんが自販機に並んでるのは多分秋葉だけなんじゃないかなあ。
しかし最近はメイド喫茶がヤクザのシノギになってたりするらしく
ろくでもないとこもあるらしいので気をつけてね!
人には2タイプあるらしい。犬派か?猫派か?
(´・ω・`)犬「この人は毎日美味しい物を僕にくれる。何故なんだろうか?」
(´・ω・`)犬「ハッ!」
(´・ω・`)犬「貴方が神なんですね!」
(=゚ω゚)猫「こいつは毎日美味しい物を俺にくれる。何故なんだろうか?」
(=゚ω゚)猫「ハッ!」
(=゚ω゚)猫「我が輩が神だったんだな!」
興「ねぇ!」
魚「・・・・・」
興「ねぇってば!」
魚「・・・・・」
興「ねぇ!聞いてる?」
魚「・・・・・・チッ!」
ロシアン好きとしてはだまっちゃいられねぇ
サンボで牛丼食って出動
緑ドン2はコケそう
メイド喫茶といえばホットケーキやらオムライスに字を書いてもらったりするんじゃね?
是非本名を名乗って書かせてもらいたいものですww
(°□°;)…
AKBライブとかまでいかないですよね?(゜∀゜;ノ)ノ
静岡街中にあったメイドパブが潰れてて残念でした・・・
もう一歩上を目指すなら、次はイメクラだな!!
奇遇ですね、異国ではなかったですが、僕も先週日曜友人と大阪日本橋のメイド喫茶に初体験しにいきまして…両サイドにメイドたんが座って大富豪して最後うさ耳つけてチェキ撮って終わりっていうね何これイメージしてたのと全然違うんだけど(*^^*)
何もかもがファンタジーですたお( ^ω^ )
−12K/0.5H KSG!!1‼
さすがumiさん!俺たちにできないことをやってくれる!
そこに痺れる!憧れるぅぅぅ!
しかし薄いところを引くのが得意ですねw
20代が終わり30代ハジマタ \(^o^)/
>>再無職さん
タマさんはいなかったなー。他にもたくさん外人がいるからぜひどうぞ!ガンダムは次回行ってみたいけど、ファーストとゼータ以外は語れる程詳しくないからなー・・・
ってか随分早い時間にコメついたなーと思ったらやっぱり無職になってやがったなw(;^ω^)今回はまた随分超速で・・・
>>椰子さん
あ!ツンデレ喫茶は行ってみたいかも!!あれの方がイメージしてたメイド喫茶に近そうですね。
アキバのおでん缶は有名ですよね。まったくもって食べる気がしませんがw
>>Gさん
あの外人パブみたいな店ならそう言われても納得しちゃいそうなwとにかく金が掛かってない、外人さんが多いのも人件費をほにゃらら・・みたいに勘繰っちゃいます(><;)
>>( ・ω・)y-~~~~さん
これは面白いコピペですな。最後の会話じゃないけれど、犬猫が正に僕と魚君のようだ。
>>一男太郎さん
緑は音で一世を風靡した感がありますからねー。慣れてしまった今となってはどうなる事やら・・・
ちなみにロシアンじゃなくてイタリアンのようでした。ごめんチャイナ!
>>やす@豊中さん
あーっ!!そっか、そういうの頼めばもうちょっと楽しめたりするのかなー。ここに行く前に王将で腹一杯食べたのが失敗でした>< 次回はぜひ、カイジで!!
>>kenjiさん
AKB劇場には行ったのですがその日は公演がありませんでした>< AKB劇場ってドンキの上にあるんですね、知りませんでした。
>>パチエルさん
そんなものがあったのですか!?完全にただのキャバやんww最近両替町行ってないなぁ・・ お○ねと銀二は僕のホームグラウンド!!
>>はちさん
出たっ!!悪名高き日本橋wwって、高っww!!!それただのキャ○クラじゃ・・(;^ω^)
っていうか、僕はそういうキャッキャしたのをイメージしてたんですが・・、値段以外は大当たりでしたね^^
>>uさん
いやいやw痺れないし憧れないでくださいなww 誰でも出来ますからw uさんも行ってみてくださいよ!日曜のアキバなら意外と素人っぽい人多くて何とかなりますよ^^
>>椰子さん
オメデトゴザマス!!ようやく一人前の男ね。ミソミソキュン☆
(´・ω・`)ノ
メイド雀荘には行かないの?
>>塹壕の鼠さん
お久しぶりですw メイド雀荘はうちのウエイトレスさんが掛け持ちしてたりで内情をけっこう聞いているので既にお腹一杯なのれす('A`) 夢は夢のままが一番って事ですねん・・
いいblogですね
読んでしまいました
ありがとう
よんでくれて ありがと かいじ うれしいよ