娘も来年中学生で、クリスマスプレゼントに現金をよこせなどというようになってきた。かと思えばその友達は、娘との会話で…
娘 「ねー?○○ちゃんはクリスマス何買ってもらう?」
友 「えっ、買ってもらうって?」
娘 「プレゼントだよ!いくらまでだって?」
友 「…何言ってるの?プレゼントはサンタさんがくれるんでしょ」
娘 「(;^ω^)お、おう…」
運転中、バックミラー越しに眺める娘の表情は何とも言えないものだったw
他の家庭はどうなんだろう。うちは恐らく小六までじゃないかな、クリスマスプレゼントって。来年からどうなるかわからないが、それこそお小遣いあげそうな気もするし…
それはさておき、恒例の嫁の親族クリスマス会が今年も行われることとなった。相変わらず嫁の家族、近所の仲のいい家、従兄弟家族と…昨年は17人ほどいたのだが、今年は子供が増えててもっと賑やかだ。
紛れもなくパーティと呼べる規模である。
さて、クリスマス会と言えばプレゼント交換なのだが、去年まではやっていたが欲しくもないものを交換してもしゃあないという極めて合理的な意見から今年は中止となった。元々うちの娘のために妻が企画してやっていた行事だったらしいが、もう娘もそういうので喜ぶ歳もなく、しかしそれはそれとしてプレゼントの要求はしてくるわけで…
何だかんだで子供達のためにやってるパーティでもあるので変わりのイベントを用意しなければならない。
「なんで他の家の子のために私が考えなきゃいけないのよ。あんた考えてよ」
「(´・ω・`)じゃあタプ公で」
というわけで、定番の宝探しゲームをやる事にした。
“クリスマス プレゼント 渡し方 子供”
このようなキーワードで検索するとほぼ全サイトが「宝探し」を推奨してくる。というより、リライト…つまり、パクりサイトが溢れているのがよくわかる。Welqに端を発したキュレーションサイト問題はこんなところにも潜んでいたのだ。
よくよく見りゃぁどのサイトもほとんど同じような事が書いてあるし、アドレスに注目すれば独自ドメインでグーグルアドセンス対策もバッチシだ。十中八九、アフィリエイト収入を目的にしたキュレーションサイトばかりだという事がわかる。この手の情報は毎年確実にアクセスが伸びておいしいのだろうね。
今まで何の気無しに眺めていた世界も、「そういう目」で眺めると全然違うものが見えてくる。
…と、話が逸れた。
何だかんだ言っても僕も、
【サンタに扮装して逆フラッシュモブというか、大人は口裏合わせてサンタの姿が見えない振りをし、子供だけにサンタがいると思い込ませてプレゼントを渡す】
という案か、
【宝探しゲーム】
しか思い浮かばなかったのだが、サンタに扮装しようにも一週間前ぐらいにドンキに見に行ったら女性のコスプレ衣装しか置いてなくて敢え無く断念。もはや性の匂いしかしない。
というわけで無難に宝探しゲームにする事にした。妻と話あってパズルのピースのように集めると宝の位置がわかるヒントを「何かに」仕込んで、それを探させるようにしようという事になった。
やがてヒントを仕込む「何か」は折り紙のオブジェを家の中の様々な場所へと配置する事にして、最終的に探すのはタプ公の描かれた風船。ならば「タプ公を探せ」という手配書を折り紙のオブジェに仕込もうということになって…
「相変わらずキモい(´・ω・`)」
室内には風船を何個も貼り付けて、その内の一つにさりげなくタプ公のイラストを描いておく。中にはプレゼントの隠し場所のメモを入れておき、最終的にこの風船に辿り着くことが目的となるわけだ。
つまり、このゲームの具体的な流れを書くとこうなる。
準備① 折り紙で動物や植物などのオブジェを作り、一部に「ヒント」のピースを仕込み部屋中広範囲に配置しておく。
この際、「動物系」「植物系」「建造物系」など、ジャンル分けしておくと良いかも。今回は「動物系」にヒントを仕込む事にしたが、その方が子供が探す楽しみが増すと思う。
↑仕込んだヒントのピースはこちら。全て集めると「タプ公を探せ」というヒント(手配書)が完成するわけだ(今回は切り方が悪く、下2つのピースが先に見つけられてしまい失敗したw)
ちなみに、うちの親族の子供の間では既に「タプ公」というキャラは市民権を得ているので、「タプ公を探せ」と描いても何とかなったが… もう少しわかりやすいキャラにするのもいいかもしれないし、逆にこのイラストまで集めないとワケがわからない「タプ公」というキャラをそのまま流用するのもいいかもしれませんねw
このゲームが「タプ公探し」として来年流行らないかと夢想しているのは内緒だw
準備② ①で得たヒントの対象物を用意する。今回は風船にした。木を隠すならの理論で風船をたくさん天井に貼り付け、そのうちの一つにタプ公のイラストを描き、中に当たり(プレゼントの隠し場所を描いたメモ)を仕込んでおく。
タプ公は丸いから風船に描くのにピッタリだぞ!
あ、その際油性ペンで描くと割れるから気をつけよう。
(タプ公ぉぉぉぉぉおおおお(´;ω;`)!!!!!)
準備③ 後は風船内に仕込んだメモの場所にプレゼントを配置しておけばOK。なお、このゲームを始めるに辺り「ルール説明」のようなもの…今回で言えば、【折り紙の動物を探せ】という指令だが、それが必要となってくる。
これに関しては色々考えたが【予告状】が一番しっくり来る気がする。
キャッツアイしかり、ルパン然り、最近だと怪盗キッドもいいかもしれない。
うちは娘が怪盗キッドが大好きなので、KID(怪盗番号1412…無理があるだろw)をパクることに。
これで怪盗タプ公からの挑戦状という体になったわけだ。
宝探しゲームはこの予告状を子供達に読ませる所から始まる。
読ませ方は工夫して欲しい。インターホンを押して玄関に挟んでおくのも良し。突然電気を消して、明るくなったらこのカードが置かれていたという体を装うのも良し。
うちは今回クリスマスケーキを出すという段で、敢えてローソクの火を消す工程を作り(普通やらんよね^^;?)、真っ暗になったあと電気を着けたらケーキに予告状が刺さっていたというドキドキハラハラ失禁ものの演出を考え出した。
(どうだ子供達よ、この心憎い演出!!!!)
僕と妻はこれを考えた時点で勝ったと思っていたが、どうも子供らはそんなことよりケーキに夢中らしく慌ててサクラに仕立てあげてた娘を使って方向修正をして事なきを得たが、このやり方はまだまだ改良の余地があるな…
それはともかく、探索開始!
先ほどもチラッと述べたが、既に小六の娘にこのゲームは少々子供だましが過ぎるようで、仕方が無いからゲームの進行を促す「サクラ」になって貰う事にしてある。
というのも、今この場にいる子供は六名で、うち二名が乳児。二名が二歳だか三歳でまだ猿なのだ。だから厳密に言えば、この紫のジャンパーを着た年長さんしかゲームの意図を理解できない。いちおう折り紙を探すという行為は猿でも出来るが、ヒントを読んで誘導するという役割はどうしても必要で…それは大人がやっても良いが、どうせなら娘にも違う角度からゲームに参加してもらおうと運営者側に回ってもらったわけだ。
「あー!あっちに動物さんいたよ」
ときおりワザとらしい声が響くが、これはこれで見てて面白いw
やがて折り紙のオブジェを狩りまくり、ヒントを集め風船探しへとシフトした頃、僕はそっと玄関の外へと、くっそ寒い中待機する。
実はヒントに描かれた対象の風船、その中に仕込まれた「宝の場所」を示すメモだが・・・今回、「ハズレ」と書いてある。
「がっかりさせたところで…のサプライズしよーよ(゚∀゚)」
「…ほう!」
妻が、そう言ったのだ。
ガッカリさせた後に突然インターホンが鳴って、サンタさんがやってきた体を装うところでこのゲームはフィニッシュを迎える。
だから、僕は外にプレゼントを置いて良いタイミングでインターホンを押さねばならない。
こうして、道中なんだったんだwという「タプ公探し」はサンタさんの置き土産により幕を閉じる。
結局プレゼントの内容次第な子供達w
凝ったわりにはなんだかなーといった印象だが、まあこんなもんだろ。このブログを読んで参考にしてくれる人が出たら幸いだ!タプ公が有名になればもっと幸いだ!キュレーションサイトに取り上げられたら考え物だ!
ちなみに、このプレゼントの中には娘へのものもちゃんと用意しておいた。
一応聞いておいた、欲しがってた三点。
・最近好きなアニメキャラのクリアフィイル
・美脚ソックスww
・現生
まあもちろん偽ですけど、メモ帳をめくればそこには…
た!
ぷ!!!!!??
(´;ω;`)
と見せかけてからの~!!!
サンタプコース!!!!!
サンタプコース!!!!
サンタプコース!!!!!!!
これを思いついたとき勝ったと思ったが、娘の反応はイマイチでしたぷこおおおお(´;ω;`)
コメント