難航する僕らの新居計画などどこ吹く風で、急ピッチで新社屋の建築が進んでいる。
ほんの数週間前…GW前ぐらいにようやく基礎を始めるのかなと眺めていたら、
地盤改良、からの~
(はやっww)
大した構造じゃないというのもあるのだろうが、あっという間にガワが出来てしまって驚いている。それこそレッカーを入れて二日ぐらいで外観があっという間に出来たというのだから建築費のほとんどは基礎と内装にかかっているのだなとわかる。
「おめえせっかくだから中の工事全部やってみるか?」
「え?僕にやらせて大丈夫なんですか!?」
「逆だよ。ここで覚えるのが一番近道なんだって。それともアッチ(ブラック)が忙しくて出来ねぇか?」
「で、で、
と言うわけで、大工さんの内装工事の進み具合などを見ながら最近新社屋の工事なぞをやっている。
荒配線から器具の取り付け、換気・吸気などのために壁に穴をブチ開けたりとやる事は様々だが、特に配線工事などは電気工事士の勉強をしていた時に何となく「記憶」で覚えていたものが、実際やってみるとこういう意味だったんだと実感を以て覚えられるのでコレは非常に良い経験である。
ついでに言うなら自分たちの新居を建てる際の参考になる部分も多く、願ったり叶ったりの仕事だ。
「あのぅ、こっちはこんな感じでいいんですかね?」
「え?あ、はい。その寸法で大丈夫です」
(なんか変な感じだなw)
通常、電気工事士というのは現場工事における立場は弱いとされているらしい。らしいというのは僕がそういう目にあったことがないので聞き及んだ話なのだが、現場における職人ヒエラルキーというものは確かにあるらしく、頂点は大工や鳶職。次いで鉄骨屋でボード屋で、墨出し職人や設備屋、電気工事士らはその下に位置すると言われている。
もちろん明確な上下関係があるわけではないが、なにぶん大工が型を作ってくれないと誰も工事が始められず、鉄骨も同様だ。さらに設備や配線の関係で鉄骨の切断・補強等をお願いする事もあって、逆はまず無いため(あっても黙殺されるw例えば配線しておいたものを切っちゃったとかそういうの)、骨に近い部分から立場が強くなっていくという図式になっているのだろう。
また、大工や鉄骨屋が仕事を終えないと工事に入れない我々電気工事士や設備屋などは納期の遅れの煽りをモロに喰らう立場とも言える。骨組みグループの遅れが全てこちらに圧し掛かるという意味でも立場が弱いというのは間違った表現ではないのだろう。
先輩なんかは嫌がらせで配線が終わる前に壁を全て塞がれた経験があるらしいが、今の時代でもそういうのがあるってすごい世界だ(;^ω^)いずれ僕も体験する日が来るのであろうか…
(戦争だろうがッ…!)
しかしながら、今回の現場では僕らは電気工事士である前に「施主」なのである。
全てをひっくるめて最強の立場であるため職人らにやんややんや言われる事もなく伸び伸び工事が出来て最高だ!こういうのをやってて思うが、プラモデル感覚というか何かを組み立てていくのが僕は案外嫌いじゃない。天職とは言わないまでも、性格的に向いてない仕事ではないと思う。センスがあるかどうかは別として。
「あのう、これは何ですか?」
「あ、はい。穴を開ける位置をですね・・・」
施主は何でも許される!
コメント
まぁ作業終わって次の作業の合間だからそういう扱いになることもありますね
特に大工さんは現場代理人みたいに常駐してますからね
まぁそれでも何回か仕事してれば
そういう事もないと思いますけどね
あの速度にはびっくりしますね施主が現場にずっといると職人さんたちが嫌な顔をすると聞いたことがあったので2日に一回ぐらいで差し入れもっていってたんですがやっぱり昨日まで基礎だったのに2日後の夕方には側が出来てた時にはびっくりしました
僕もベタですが手形とか残しちゃいましたよw
確かですが長期優良住宅の認定をとれば固定資産税も10年程減税になりますよ!10万くらい費用がかかった気が・・・でもトータルでプラスだからやった方がいいかと思います
>>kenjiさん
何度も同じ人達と組むって事は即ちハウスメーカーお抱えみたいになるって事でしょ?それはそれで面倒だしやっぱ内装系で電気工事するのはいい事少なそうだぜ(;^ω^)
>>ヨシホイさん
手形残すのってベタなんすかw?それって基礎とか見えない箇所にやるんですよね?可能ならうちの娘達のは残しておきたいな~(゚∀゚)
長期優良住宅ってのは確か二社とも言ってました!参考にします、さんくすこ!施主の顔出しは…うちの場合会社の敷地内なので毎日妻のチェックが入ると思いますw