週末、ホワイトデーのお返しを買わされた人も多いだろう。百貨店の特設売り場にはマスクをした人でごった返し、しかしいつもは行列必死の飲食店がガラガラだったりと街はよくわからん状況。
「そういえば、彼ピッピは何をくれたんだ?」
「ん~…特になにも」
「…?バレンタインあげたんでしょ、お返しはないの?」
「さあ。週明けから学校再開するからその時渡すんじゃない?」
「へぇ、あっさりしたもんだな」
やけに淡泊だなとは感じたけれど、しかし意外に記念日やらそういうものにキャピキャピしない男らしい面もあるのだなと彼ピッピを少し見直してしまった。いや、見直すべき案件かはともかく、娘も娘で特にどうでもよさそうで、思ったより馬鹿ップルっぽい付き合い方をしてないのだなと感心してしまったのは確かだ。これが昨今の恋愛なのかしら。
んで、週明け。
「おう!彼ピッピから何もらったんだ?」
仕事から帰ってふと何の気なしに娘に訪ねてみる。イケメン王子様が一体どういう贈り物をするのか若干気になっていたのだ、是非とも来世への参考にしたい。
「え?」
「マジで?」
「なんかねー、やっぱり前の彼女が忘れられないんだってw」
「そりゃまた…」
「私と付き合ったら忘れられるかもって思ったけど無理だったって。それ聞いたら超醒めたw」
なんと、ホワイトデーのお返しの代わりに別れの言葉を頂戴したようで… その理由が何ともまあ因果応報と言おうか…^^;
記憶にある方はほとんどいないと思うが、そもそも娘が今の彼と付き合ったのもちょっとしたトラブルの中での出来事であった。詳しくは過去記事を読んで貰うとして、簡単に言えばメンヘラの元彼を他の子とくっつけようとしていたら、いつの間にか自分がその彼と付き合うことになってしまったわけだ。
彼氏を得た代わりに紹介しようとした子に義理を欠き、メンヘラちゃんからも敵意を燃やされる存在となってしまった娘。メンヘラちゃんは発狂し取り戻そうとしてくるも、不思議なことにしばらくすると娘とそのメンヘラちゃんはとても仲良しになり、相変わらずメンヘラちゃんは彼氏にアタックし続けていたそうだが、ここに奇妙な三角関係(?)が成立してしまっていたらしい。
もちろん周りはメンヘラちゃんの行動にドン引きしていたらしいが、当の娘はと言えば「それで向こうにいくならどうでもいい」と男前なスタンスであり、この慢心?が結果として今回の別れに繋がったのかもしれないが…
(別れて正解だぞそんな男w)
「せめて卒業後にみんな知らないとこで切り出してほしかった気はするけどね^^;」
「そうだなー。なんでこのタイミングで…」
当然ながら、彼氏の株は日経並みに大暴落。いくらあと数日で去る学校とは言え…ちなみにメンヘラちゃんはよろこんで復縁を受け入れたとか。
「こわっ!最近ずっとその子と遊んでたじゃん?」
「好きにすればいいよ。どうせ高校行けば会わなくなるだろうし」
「そ、そうだけど…」
後日、彼氏のインスタが更新された。何やら曲を乗せたらしいが、そのタイトルが「忘れないで」という、偶然か意図してのものなのかw、とにかく何かを暗喩させるものであったそうだw
「おまえもインスタに『女々しくて』流してやれや(´・ω・`)」
「もう忘れたからいいよw」
潔すぎるでしかしっ!!1!
コメント
なんか若さゆえの義を重んじない感じが良いですねwあ、娘さん以外ですよ
ホントその頃って目の前の気持ちに全力ですもんねそしてそれは大体悪い方へ流れていくなんだか懐かしい気持ちになりました
娘も千葉とか、メンヘラちゃん置いて付き合ったからしょうがないけど
このまま行くと依存系ダメ男ヒモをこしらえそうで怖い。
この後、千葉の子としれっと復縁してたらビチー、二確
>>ヨシホイさん
まあ実際学生の恋愛なんてそんくらい軽くていいと思いますw娘にしたって前回の彼を有耶無耶にしてるわけですしお互い様っちゃお互いさまですよ。
むしろ正直に話して逃げなかった彼ピッピの男気すら感じてしまったし…
>>kenjiさん
そうですねw彼ピッピもそうですけど、実は娘の恋愛観の方も心配なのです。千葉より先に高校入って速攻で彼氏できそうでなぁw しかも先輩とかのw