4/10　　三度建てねば教の洗礼

ついに書斎の造作デスクが届いた。

タモの集成材とやらで、そいつが僕の指定したサイズにカットされている。それを大工さんが細かい箇所を調整しながら組み立ててくれて…

　「素晴らしい！」

自分のデザイン（？）したものがそのまま形になるってちょっとした感動だ。

昔、若かりし頃専門学校でプロダクトデザイン科に通っていたことがある。勢いで辞めて期間工に行ってしまったが、あのまま続けてたら…なんてちょっと思ったり。確実に電気工事士より性に合ってた気がするｗ

壁紙が貼られるとさらにヨシ！

今回、アクセントクロスと言って壁の一面だけを変える事にしたのだが、もともと全体がこの紺色の壁紙になる予定だった・・・らしい。らしい、というのは僕も大して考えずに「マンガ喫茶の個室」のような部屋を作りたいと言ったら流れでそうなってただけで、今にして思うと全面この色はやりすぎだ。暗すぎる。壁の色ひとつで部屋の印象がガラっと変わるのだと身をもって実感。危機一髪、セーフ！！！

　（…とは言い切れない件）

素晴らしいと思って感動した造作デスクだが、その後購入しておいたモニターアームが届くと少し後悔が湧いてきた。

と、言うのも今回購入したモニターアームはエルゴトロンというこの分野で間違いがないと言われている確かなメーカーの製品。

エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム アルミニウム 45-241-026

とりあえず引っ越したらモニターアームは絶対使う！と決めていて、ならちゃんとしたのを買おうと検索した結果選んだ商品なので…これ自体に何の文句もないのだけれど、、

　（ど、どこに設置すればええんや…）

漠然と、モニターアームはデスクの端へという意識があったものの、、、それは通常、デスクに対してクランプ方式で台座を固定するからその形態が多いだけ。

この造作デスクは壁に埋め込んで強度を取っているので、元よりクランプ方式ではなくグロメット方式（机に穴を開けてボルトで固定）にするつもりであった。

この方法だと好きな場所に台座を置けるので自由度が高いのが利点なのだが…前述した通り、その自由度のせいで固定場所に困る有様。

　（なんかどこに置いても不自然なんだがｗ）

どうしても台座がチラつくがモニターがあるとまた違うのだろうか？

では椅子に座った際に恐らく死角になるであろうスペースに台座を固定したらどうだろうと考えたものの…それだとせっかくのモニターアームの「可動域」を狭めることなってしまい何がなんだかわからない。

さりとてオーソドックスに角に置くというのも何だかつまらないしなぁ…

　（どうして俺は壁掛けタイプを買わなかったんだぁあああ(´；ω；`)）

エルゴトロン LX ウォールマウント モニターアーム 45-243-026

クロスを貼り終えた後にハッとしたのだが、こういう商品の存在をすっかり見落としていた。というより先入観で切り捨てていたようだ。モニターアーム＝デスクに付けるものという先入観がなぜだか僕にはあったのだ。

　（あああああああああ。壁につければすげースッキリしたじゃねえか(´；ω；`)(´；ω；`)(´；ω；`)）

この壁掛けタイプの難点は壁面強度にこそあるため、それさえクリアできれば使いたいという人が大勢いる。壁掛けにすれば完全に机がフリーになるのだ！その代替案としてモニターアームにする人がほとんどなので、目の前にフリースペースの壁があって、道中いくらでも壁の中に下地を入れて補強できる暇があった僕の今回の行動はまるで筋が通っていないものとなる。

　（ああああ、壁掛けにしたいよー(´；ω；`)）

知ってしまった以上無視はできないし、壁掛け欲が噴出してくる。が、もはやクロスまで貼ってしまったので今更壁掛けにはできないというのはわかってる。

　（しかしあと数十年も付き合うものだと考えると…）

一瞬頼み込んで何とかならないかと本気で考えたものの…いやいや、さすがにここまでこの造作デスクのために既に三度の手直しをしてもらっている。というかそうじゃなくてもいくら壁を補強したって、新たにウォールマウントタイプのモニターアームを買う必要があるわけで…まだ試してもいない方法のためにそこまでするのは色々と無理がある。

時間はあった。金も問題なかった。ただ認識が…足りなかった。

失敗はいつもここからくる。確かにモニターアームは初体験のため仕方がないと言えばそんな気もするが、それにしてももう少し何とかならなかったのか…おれ(´；ω；`)