1/3  苦ライン

今の家を建てて良かったなと感じる一番のポイントは…実のところ書斎ではなく裏の会社との位置関係にあったりする。

この「家と職場の距離が近い」というのはメリットもデメリットもあるのだろうが、ウチのように一族経営の所有物という事になると途端にメリットだらけになるのは道理。せいぜいデメリットなど「何かあったときに対応させられる」「代休のときに若干気まずい」「仕事を辞めたら超気まずい」ぐらいのものだろう。

それを差し引いても裏の駐車場が自分たちのプライベートスペースのようなものになる点が非常に大きい!

なんせお客が来てもここに止めて貰う事が出来るし、この間のようにスラックラインを張る事も出来る。正月なら羽子板・・・はやらないがwバドミントンくらいなら十分できるし、隅の方で地面を耕してデブちゃんの砂場として遊ばせる事も出来る。

所有者が他人だとさすがにこうはいかないだろう。となれば今はただ、この恵まれ過ぎた境遇を甘受しないわけにはいかないぜ!!

と言うわけで、年末年始の長期休暇という事もあって社員が使っていないスペースにスラックラインを常設してみる事にした。

近所に妻の家系の親戚の子供達がたくさんいるので遊び場にしてあげようという粋な計らいである。前のように私道にラインを張ると通路が塞がれてしまうので、今回は駐車場の地面にアンカーを使って打ち込む方法を試す。

本当は家の庭に打ち込むことも考えているのだが、まずはその前実験だ。これがうまく行ったら家の庭に常時ラインを張っておこうかなと考えているが…さて、うまくいくだろうか?

まずはホームセンターに打っている「アンカー」と「シャックル」という金属具を用意する。写真は2セットずつあるが、アンカーが400円ぐらいでシャックルは300円程度で買える。

それをこのように地面に打ち込む。

両端ともこのやり方でも出来ると思うが、過重に耐えられる強い「何か」があるのならそれを利用した方が楽なので…例えば電信柱がそうだな。いい場所にあれば利用したいところだが、前述のとおりそれは通路を塞いでしまうということで、今回うちは高所作業車の鉄骨部分にそれを求める事にした。

張ってみるとこんな感じ。

ラインを張る際に初心者であれば「手すり」的な何かがあった方が親切だと思う。ラインと並行してロープを張ったりするのが一般的らしいが、うちのは写真を見てもわかるように軽トラを横につけているw荷台の部分にちょうど手がかかる高さにラインを張ればお手軽手すりの出来上がりだ!

そして今回は高さやテンションを脚立で調整しているが、ここもAフレームと呼ばれるような土台を用いる方法が一般的らしい。


が、検索してみると縁台やらビールケースやら…ここらへんは皆さんかなり自由に色々な方法でやっているようだ。この自由度もスラックラインの魅力なのかもしれない。

とにかく太い樹木や電信柱がない場合でもこういう方法でスラックラインを楽しめるそうなので、興味のある方はぜひ検討してみてね♪

詳しくは下記リンクのスラックラインの有名処サイトに載ってるのでどーぞ。

“スラックラインの歩き方“より

庭に柱や木が無い場合にスラックラインを張る方法を解説

ちなみにアンカーを地面に打ち込む方法を試す場合は…当然ながらしっかりした地盤と、アンカーの負担も考える必要がある。

写真ははじめ、一本のアンカーのみでラインを張ってプレイした直後のもの。割としっかりしたアンカーだったのだが、御覧のように子供らがちょっとはしゃいで飛び回った瞬間グニャリと逝ってしまわれた。

なのでこのように片側に最低二本、もっというとアンカーにこだわらず単管パイプ等の太いものを打ち込んでもいいのかもしれない。常設する場合はこのアンカーを埋めた部分にコンクリを流し込むなんて方法を取る人もいるらしいし… 

と言うのも、上級者になると「トリック」というライン上で飛び跳ねたりするプレイをやるようになっていくらしいが、その場合ただ歩くだけの場合に比べラインにかかる荷重が三倍にも四倍にもなるそうだ。なので、そこまで行くならラインを張る「土台」について万全を期した方がいいのだろうが、まあ歩くだけの初心者レベルならアンカー二本程度で大丈夫だろう。

 (って言ってる傍からこのガキゃ…(+^ω^))

結局近所の親族のガキ共オールスターズが連日入り浸るようになり、プライベートスペース(会社の駐車場w)は無法地帯に、うちは休憩所兼託児所のような状態に…。ちょっと目を離した隙にライン上で飛ぶは跳ねるわ、一人で乗れと言っているのに誰かが乗ってる横から乱入したりで目が離せない。

 (さすがに他人の子に怪我をされたら困るしなー)

騒音レベルで煩くて近所から苦情がこないかが目下の心配事だ。その上で監督者責任が問われるのであれば、苦労するためにスラックラインを張っているようなものではないか(´;ω;`)ウッ…

コメント

  1. kenji より:

    幸せと苦しみは表裏一体、正しく苦ラインの壺
    熱量がある所に問題が起こるのは世の常ですね
    室内ならともかく屋外で子供がはしゃいだくらいで苦情とかあんのかな?

  2. umi より:

    ワシはクラインの壺ってのが未だによくわからんよ… 入口と出口が交わらないって認識でいるんだけど、それを四次元軸で説明しようとしているサイトの文章を読んでもチンプンカンプンだ…

    子供の声って想像以上の超騒音ですからねー。ましてや民家のど真ん中、正月の静けさの中あれは身内でもイライラするレベルw お隣の方にそれとなくお年賀渡すときに聞いてみたら、昼なら我慢するって言われましたw