「エヴァ見に行きます!?」
公開日が再び決まって以来、色んな人に聞いているのだがなぜだか色よい返事は返ってこない。
「もう話についていけないよ」
「円盤出たら買うかも」
「見たいけど映画館まで行く気はしないなぁ…」
皆意見は様々だけれど、どれもわかるし、どれもわからない。
(エヴァだぞ??)
ぽっと出の鬼滅やガルパンみたいのじゃなくて、エヴァだぞ?生きとし生ける全ての自称アニメ好きが一度は通った道、特に俺たちオッサン世代に関して言えば見たことが無いと言う方が嘘になるエヴァンゲリオン。アニメが放映されてたのが1995年で・・・そこからなんともう26年だ!?その完結作が前作映画から9年の時を経てようやく封を切られたというのに…一体なんなんだその反応は!?
僕はエヴァを観に行ける幸福に浸りながら一週間を過ごしたというのに。
話についていけないだとか面倒だとか、わからんでもないが…実を言うと僕も他の作品に関しては全く同じような感想がある。娘にいくら誘われても「面倒だ」「映画館まで行ってまで見たくない」と鬼滅やガルパン等、これまで何度も断ってきていた。
しかしエヴァだけは違った。自分にまだこんな欲求があったのかと驚くぐらい当然のように映画館の予約をし・・・
余談だが、前作の「Q」は敢えて観に行けるのに見に行かない焦らしプレイをして楽しんでいたのだが、あれがもう九年前か…(;^ω^)
あのプレイは「いつでも行ける暇」が無いと成り立たないわけで、思えば俺も遠くへ来たもんだ。あの頃とは何もかもが違っているw
「行くぞ!」
「おー!」
と言うわけで見てきましたシン・エヴァ。
「…まあ、よかったな」
「…うん。あれでいいんじゃないw」
色々言いたいことはあるが、面白かったのは間違いない。ただ、それはエヴァだから・・・という面があってw、ぶっちゃけエヴァじゃなかったらなんじゃこりゃという話でもあったかもしれない。
見れば同じような感想を抱くものと思うが、なんでこうなってるの?…というシーンがかなり多かった。矛盾とまでは行かないまでも、無理があるというかご都合主義というか…観客置いてけぼりの流れにポカーン・・・と。それからエヴァのキャラに別の作品を演じさせているような、そんな違和感も強い。俺は何を見せられているんだろうと我に返る事が何度かあったw
けれどそれも「僕らの中のエヴァ」があっての事で、この作品が…というより、この新劇場版が「庵野監督がエヴァの呪縛から解放されるための作品である」という意見も結構あるようだが、一人ひとりがこんな風に感じるぐらい独り歩きしている作品で、もはや万人を納得させる幕引きなんて不可能だろう。
今作の感想も賛否両論だろうが、何にせよ一区切りはついた感はある。その点においては満足した!
「何だかんだで俺は旧劇場版が一番好きかな…」
「あそこで終わってた方が良かったって?」
「いや、・・・うーん。そもそもなんで・・・」
しかしまさか娘とエヴァを語り合うようになるとは思ってもいなかったなぁwそれだけ老若男女に認知されている日本を代表する・・・いや、アニメを代表するアニメという証であろう。
さようならエヴァンゲリオン。そして青春をありがとうエヴァンゲリオン!
*ネタバレ やっぱりメガネっ娘がナンバーワン!
コメント
もう20数年来のエヴァ狂いやっておりまして、考察を語っては気持ち悪がられるほどです。まさに焦らしプレイ真っ最中で妄想しておりますwww
同等に語り合うほどの友人が見つからず、一緒に見に行く相手探しに困っております。観客おいてけぼりポカーンがエヴァの真髄であり魅力だと思っているので期待を裏切らない出来のようですね。
楽しみです。
新劇は「エヴァ」と言う作品に自分がおいてかれた感が凄くて…
旧劇が嗜好!とは言えないけど中学時代夜中に起きてテレビにかじりついて見てた頃の気持ちは戻って来ないんだよなぁ
見たいけど…見たいで終わりそうです
>>りゅーさん
エヴァの楽しさは考察があってですよね。自分も映画見た後に見る考察スレが実は一番楽しみだったりしますw
りゅーさんって年齢的に僕と同じぐらいだと思うのですが、麻雀やるメンツも同じぐらいだと仮定して語り合える友人おらんのですか?と言いつつ僕も語れる友人はいるけどお互い大して考察するようなガチ勢でもないので、「同等に語りあう」ってところがミソなんですねw
>>ヨシホイさん
ある意味で新劇はヲタ達に「現実を観ろ」と社会復帰を促すための作品でもあるので… 過去を美化したい人にこそオススメかもw
見ましょう。そして大人になったんだなぁと感慨に耽りましょうやw飲むまでに見といてね♪
シンエヴァ自分も観ました。
感想としてはみんな大人になったなあと。庵野も声優もそして観ている僕ら観客たちみんな。
あの頃はみんなアニメ文化に対してまだ未成熟だったし、旧劇の狂った世界観に右往左往してたけど、25年経ってそれを受け止めきれる土壌がネットも含めてサブカルチャー文化としてきちんと出来上がったし、物語を比較的まともに終わらそうとする大人としての余裕も今の庵野にはできたのかなと。
僕らや庵野がエヴァから真に卒業する為には25年の月日が必要だったんだなあ、みたいな。
要はこれから先SANKYOやビスティはどうなるのかな。株価がどう動くのか注目なのです。
置いてけぼりエンドはエヴァのお家芸じゃあないですか