10/19　　アイミツだきゃあガチ

妻の実家を建て直す事になり色々整理する事になった。

実家はその昔喫茶店を営んでいたらしく、作りが少々変わっている。義父（シャッチョさん）の趣味が社交ダンスというのもってダンスホールもどきもあるし、言われてみればキッチンがカウンターになっている。トイレの位置もなんだかおかしい。廃業後に増改築しているおかげで前と後ろの作りが全く違うというのも面白い。

ただ、住みよいかと言われると…ｗ

というわけで、建て替えは妻と義母の念願だったそうだ。

建て替えをする以上ゆくゆくは一時的に仮住まいに引っ越す必要があるのだが、先に述べた通りびっくり箱のような家である。今の事務所を建てる前には会社の事務所として使っていたスペースもあったというわけで、物置にはその頃の名残りの電気部材の在庫からわけのわからん奇石まで出るわ出るわ…　

引っ越しまでにこれらを徐々に仕分けしていかねばならない。

ちなみにこの「奇石」という謎の物体、社長が中国旅行に行った際に購入した品らしく鑑定書らしきものもある。

何と書いてあるかわからないが非常に胡散臭い・・・

同行した人の猛反対を振り切って購入したらしいが、一体何が社長を動かしたのだろうか。天邪鬼だから反対されればされるほど頑なになったというのは想像に難くないが、それ以上に何しろ当時はバブルの真っただ中。こういうものを買うのが社長業としてのステータスとでも思ったのかもしれないな…　どちらにせよ理解できんがｗ

ちなみにこれは真っ先に処分しろと言われているので（笑）、義兄のツテで中国美術商の鑑定士に見てもらう事になった。おそらくゴミだと思うんだけど、万が一を思うとちょっと楽しみではある。結果次第では何でも鑑定団も視野に入れているｗ

さて、そろそろ本題に入ろうか。

石と共にこのピアノを早急に処分しろという指令を受けたのだが…　見たところ状態は悪くないし、調律は狂ってるだろうがちゃんと全部音も出る。

義母などは処分費を払ってうっちゃるつもりでいたらしいが、とりあえず待ったをかけて「ピアノ売ってちょ～だい」でお馴染みのあの業者に見積もりを取ってもらう事に…、すると！！

お値段なんと八万円。

義母は処分費で一万円くらいかかるかな？なんて聞いてきたぐらいで、まさか逆に八万円も貰えるなんて思ってもいなかったろうが、そうなのだ。ピアノは海外にイイ値で売れると以前聞いた事があったのだけど、そうじゃなきゃあんな狂ったようにピアノ売ってちょ～だいなんてCMバンバン出せんわな…

そして同時にこの某社が割と買い叩くという話も聞いた事があったので、同業他社で良さげな所を何件か見繕って相見積もりを出してみると…

結局見積もりを重ねていくうちにどんどん値は上がっていき、最終的に15万円にまで到達したわけだが…

ここで再びピアノ売ってちょ～だいに狙いを定める。

実は最初の見積もり後に放ったらかしにしていたら、その後も何度も電話やメールがきていて…　これはワンチャン狙えないかと画策していたのだ(｀・ω・´)

それというのも以前、引っ越し業者の見積もりを出して貰った際にやはり似たような事があって、最初に127000円と言われていた値段が他社の見積額を言った途端に55000円まで下がった経験がある。

あのときも最初強気に出ていた業者が段々トーンダウンしていき、最後はお願いするような態度になって…　気の毒と言うか何というか、どれだけ適当な商売だと呆れたものだ。同時に、相見積もりの重要性を恐ろしいまでに感じた。

奇しくも今、その時に状況が似ている。

頼むのではなく頼まれる場面…勝負事は立場が上になったら押しの一手である。他社の見積もりから察するに恐らくウチのピアノは15万でも全然お釣りがくるレベルなのだろう。

現実的な読みとして、〇ケモトピアノの規模であれば最初に八万と提示されていた倍は狙えるはずである。

ほどなく、連絡が来て交渉リスタート。自ら連絡しないのがコツだ！目標設定価格は…そうだな、あまり欲張ってもいかんから16万円でいこう！

ファイっ！！！

さあ、ここだ。へりくだらず、されど高圧的な態度にならぬよう、卑しくない程度にはっきりとこちらの要望はきっちり伝えて…

ちなみに今回のピアノの処分、別に成功しても僕の懐に金が入る約束なぞしてはいない。まあ義母は処分費を払うつもりでいたぐらいだし少しぐらい成功報酬で貰ってもいいだろうという心づもりはあるものの、基本的にはまだ何も決まっちゃいないわけで…

だから値段が上がったところで報酬額が上がるなんて事もわからない。だけど期待値病というか、どうしても最大効率を目指したくなる性分なのだ。報酬があろうがなかろうが、この俺が関わった以上は最大限に搾り取ｒ

素人の浅知恵ではここまででしたーｗ