11/16  ギリギリインテリ

hit&blowというゲームをご存じだろうか?

娘一号が勝手に携帯に入れたアプリゲームがそれだった。何でも仲間内で流行っているそうで練習相手にしたいそうだ。

で、どんなゲーム?

う~ん。一言で表すなら「数当て」ゲームだね

ほう。

数当てと聞いて真っ先に思い出したのは、親しい友人達とよくやっていた「スイチ」だ。

スイチとは手本引きの用語で「一点張り」の事。まだスマホが普及する以前にやっていたこのゲームは非常に単純で、各々ガラケーの0~9までの10通りの数字を選びディスプレイに表示させて伏せ、それを一点読みで当てると言うだけのもの。一巡毎に選べる数字が減っていくため、ただの運ゲーに見えるがその実数字の選び方に好みや因果などが含まれるため単純な数当てゲームというわけでもない。運と心理戦が入り混じった案外白熱する余興となるのだ。

僕らはよくこれを食事の後にどちらがおごるかを賭けてやっていたが、もしも今の時代に青春があったなら、或いはこういうアプリにその役目を求めていたのかもしれないな…

と、話が逸れた。hit&blowに戻ろう。

このゲームはまず三桁の数字を選ぶところから始まる。

上の画像が実際のプレイ画面なのだが、上の方に大きな数字で「049」と「536」とあるが、左が僕が選んだ数字で、右が娘一号が選んだ数字だ。ちなみに娘の名前が「なつき」となっているが偽名だから安心してくれw

で、この選んだ三桁の数字をお互い読みあっていくわけだが…まず各ターン毎に三つの数字を指定できる。上の画像でいうと、「あなたの推理」と書かれた表の下に僕の場合だと234と打ってあるが、それは僕が234という予想をしたという事だ。娘の場合は635という数字を予想したという事になる。

この予想が合っていれば勝ちというのは当然の話であるが、しかしまあ、さすがに僕らがやっていたように一点読みどころかノーヒントで3連単を当てるとなると相当に無理があるわけで…

そこで「hit&blow」のタイトルが出てくるわけだが、「あなたの推理」と書かれた表の先に「H B」という項目があり、その下には1やら0やらが並んでいるのがわかるだろう。

このHという項目がhitを指し、Bがblowを指しているのだが、

Hit…数字と位置が合っている
Blow…数字だけ合っている

こういう結果を示している。

つまり、上の画像の例でいうと、僕が最初234と指定した際にHに1が、Bに0という結果が表示されたわけだが…これは234という予想のうち、hit…つまり数字も場所も合っている箇所が1つありますよ!という事を表示しているのだ。

結論から言うと娘が指定した数字は536だったわけで、僕の234という予想の中で真ん中の3が位置も数字もピッタンコ。これがHit1というわけ。

次に僕は256という予想を立てているが、今度はHitが1にBlowが1… 536という正解に照らし合わせて見ると、右の6は数字も場所もあっていて、5に関しては位置は合ってないけど組み合わせの中には入ってますよという事が表されている事がわかる。Hit1にblow1=h1b1だ。

234でh1b0…256でh1b1という事は、6は確実に使っているわけか

このゲームは毎ターンこうやって数字を指定していき、矛盾を消し消去法で残った数字を当てはめていくパズルのような性質を持っている。

だが、完全に推理ゲーかというとそんな事もなく…

このように最初に指定する数字である程度の組み合わせが透けてしまう事もあり、ある程度の運の要素も含んでいるのがミソである。

確実に頭のいい奴が勝つというわけではないというバランスがいい。長くやれば確実に実力差が出るだろうが、短期戦なら初心者でも勝てる可能性がある遊戯。

どっかで聞いたフレーズw

とまあ、あんな神のクソゲーと一緒にするなどおこがましいかw

調べてみるとhit&blowというゲームは元々4つのピンの色や、4桁の数字を当てるものでマスターマインドというボードゲームが源流らしい(参考→wiki

その本質は期待値ゲーというか、消去法で組み合わせを絞っていくゲームなので数学的攻略法というものは確実に存在していて、ちょっと調べるとわんさかその手の説明をしたページが出てくるが…

敢えて3桁にして運の要素を加える事で遊戯性を上げたのは英断だな。ただ、オッサンらの酒の席で盛り上がるゲームかと言われると…微妙だw

ゲームも博打も馬鹿にもわかるぐらいの単純さが一番アツいんや!!

ゲーム
堕落blog録

コメント

  1. ドニート より:

    中学生の時にストライクとボールとかでやってましたね
    1ストライク2ボール=ドンピシャ1場所違い2
    みたいな

  2. kenji より:

    西洋の古いゲームにこういうのあったな

    8個のパズルを5個並べて笠を被せて相手は12回くらいまでに当てる

    位置も形も合ってるなら白ピンを刺し
    形だけ合ってるなら黒ピンを刺すみたいな感じで
    相互にやるというよりかは、親と子に分かれたゲームだった

  3. umi より:

    >>ドニートさん
    へぇ…そんな遊び方もあったんですか。しかしストライクとかボールって聞きなれた言葉になった途端難易度がグッと下がった気がするのはなぜだろうw

    論理的思考を育てるのにいいゲームですよね。もう少し大きくなったらうちのおちびちゃんにも仕込もうと思います

    >>kenjiさん
    そのマスターマインドってのがwikiで見た感じそのピンを刺すボードゲームっぽいぜよ。

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