さて、今年もアマゾンプライムデーがやってきたわけだが、相も変わらず欲しい物など特にない。娘のモバイルバッテリーが壊れていたのでそいつをポチってやったぐらいだ。
案外満たされてるのかな、俺って?
仕事で使う工具ぐらいしか欲しい物がないが、ニッチなものは中々値引き対象にならないのが世の常である。
(ん?)
プライムデーも終わりに差し掛かろうとした頃、メールボックスに見慣れない差出人からのメッセージが届いている事に気が付いた。渦中のアマゾン様からのメール。一体なんだろう?
…はて?
kindle Unlimitedと言えばご存じ電子書籍の読み放題サービスである。僕も過去二度ほど無料体験期間に利用したことがあるが、よくある無料期間を過ぎての自動更新を防ぐため、自動で更新を停めるボタンを押していたはずだったのだが…?
えー?まさかやっちゃってた系??
ただ、何気にこのプライム無料期間というものを二度利用しているため(なぜか二度目が出来た)自動更新に心当たりがないわけではない。実際無料期間が終わったと共にkindle Unlimitedを触らなくなってるわけで、「長期間利用していないため」という文言も確かにその通りである。もしかしたら自動更新しないの設定は一度目の事で、二度目はやらかしてしまっていたのか…?という疑心が生まれる。
それにしたって不自然な点は多いのだが、間が悪い事にちょうど今回のプライムデーに付属するような形でこんなキャンペーンが行われている事を知ってしまったのがよろしくなかった。
無論、このキャンペーンをやっているからと言って先のメールに書かれた「長期間利用していないため月額請求を一時停止しました」という流れになるのは冷静に考えればおかしいと思うはずなのだが、
う~ん。さすが大企業、プライムデーに合わせての配慮。親切だねぇ…
この間の抜けた思考っぷりよw
かくして疑いもせずポチっと「会員登録を管理する」という怪しいボタンを押してしまった挙句、二ヶ月で99円ならと…麻雀小僧など、Unlimitedで連載している作品のストックを一年分読んでしまおうかなと再登録するのだから平和ボケここに極まれりである。
しかし…冷静に考えるとやっぱ勝手にサービスを停止するなんて変だよな
おかしいな?と思い、Amazonカスタマーサービスに問い合わせてみると…そのようなメールは送ってないとの事w
釣られた自分の愚かさを嚙みしめながら、すぐさまパスワード変更という行動に出るのだが…
ん…?
その三日後の事だ。
パスワードを変更し、購入履歴などにも特におかしな点がない事から安心しきっていたボケ中年の曇りまくった眼でこのメールボックスの違和感を探し出せたのはもはや僥倖と言えよう。
なんでamazonとAmazonがあるんや…??
プライムデーの最中である7/13に届いた三つのメール。頭文字が小文字のアマゾンと大文字のアマゾンがある事に気付く。内訳は以下の通りだ。
①amazon→ 「誰かがあなたのアカウントにアクセスしようとしています」
②Amazon→ 「アカウント変更のお知らせ」
③amazon→ 「kindle Unlimitedへようこそ」
それぞれ時系列とともに解説していこう。
まず①の「誰かがあなたのアカウントデータにアクセスしようとしています」だが、これはよくあるログインなどの際の二段階承認のやつだろう。ちょうどパスワードの変更をしていたのでタイミングは合致するし全く不思議に思ってなかった。
そして②の「アカウント変更のお知らせ」だが、これももちろんパスワードの変更を行ったのだから当然違和感なし。
それから③の「kindle Unlimitedへようこそ」だが、先に書いたように二ヶ月99円のキャンペーンを見て新たに登録した直後の事なので…これまたまるで違和感を覚えなかった。
結論から言うと、①と③はまたもフィッシングメールなのだが…w
上記に書いた通り余りにもタイミングが良すぎて僕はまたしてもこのメール上のリンクを何の疑いもなくクリックしている(;^ω^)
具体的に言えば、①のメールの「誰かがあなたのアカウントにアクセスしようとしてます」に対しての「はい、本人です」という承認ボタン。
それから③の「kindle Unlimitedへようこそ」のkindle Unlimitedへのリンク画像。
どちらも押して何が起こるかわからないが、兎にも角にも餌に食らい付くダボハゼの如く条件反射で押してしまった次第。
しかしこのタイミングの良すぎるメール。まるで俺の行動を監視されてるかのようじゃないか…
詐欺リンク踏むような奴の行動なんて丸わかりって事なんじゃない(失笑
バカな!?パスワード変更まではともかく、その後のUnlimitedの再登録まで読んでたっていうのか??
…いや、いくらフィッシングメールが巧妙化したとはいえ、そこまで行動を読み切ってピンポイントにメールを送るなんて不可能だろう??
するとやはり、最初の「会員登録を管理する」の黄色いボタンを押した後から行動が監視されていると考えた方がしっくりくるのだが、調べた感じそういう機能はどこにも書かれていないし、そもそも有名人でも何でもない一個人をそこまで狙い撃ちにする労力と利益が見当ってなさそうで‥
だとするとやっぱり行動を先読みしてのメールだったのか??偶然にしては出来すぎてるが…
どちらかわからんが、ここまで巧妙化されると情弱にはもう対応できまへんで!
とりあえずノートン先生に完全スキャンしてもらったけど何も出てこないしで… 戦々恐々、モヤモヤとした日々を過ごすダボハゼなのである。
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