小学生来の友人たちと飲みに行った先で、まさかの神ゲー発見!
ボドゲ通の間では知ってて当然!?の「枯山水」である。
さっそくゲームを物色してみる。
個人的にはこの「枯山水」というのが第一感だったのだが、箱に書かれた説明を読んだら「より美しい日本庭園を造ったプレイヤーが勝ち」という意味不明な事が書かれていて困惑w
美しさって結構個人差あるような気がするんだが…
まさかこんな場所で出会うとは…
“さだめ”やね、これは
ちょうど一年ほど前に、ボードゲームカフェに行ってみた際に見つけて以来ものすごく気になっていたのだが…まさか今日が「その日」だとは思わなかったぜい。
枯山水というのは御存知の通り、水を用いずに岩や砂などで山水を表現した日本庭園の様式の呼称である。
格式高い寺の庭によくあるアレね!!
本ゲームもその名を冠するように、「より美しい日本庭園を造ったプレイヤーが勝ち」という文言がルールに記されており… どうやってその美しさを決めるのかというのがこの一年とても気になっていたのだが。。
ふむふむ‥ 実際にルールブックを見てみると「左右対称ポイント」とか「苔の枚数」とか「渦ボーナス」等、思っていたよりガチガチの審査対象となるポイントがあって、感性や個人差なんてとんでもないという事がわかった。
さすがに美意識のみで勝負というわけにはいかなかったかw
ゲームは毎ターン「砂紋タイル」というボードを一枚ずつ引いていき、それを自分の庭に配置していって最終的により美しい日本庭園を作った人が勝ちというものとなる。
砂紋タイルには苔があるものや渦が描かれたものがあり、どれが出るかは完全ランダム。引いたタイルを使うか使わないかは自由で、一枚だけなら「保管」しておく事も出来るし、いらなければ「廃棄」する事も出来る。さらに他人が引いたタイルを「強奪」するシステムもあるのだが…それらを行うと「徳」を失うという点が地味に面白い。逆に他人に「譲渡」する事も出来るのだが、その場合は「徳」を積めるという善行となるわけでw
この「徳」はポイント制となっており(ここが既に面白いw)、行動には常に徳がつきまとう。なのでプレイヤーは自身のターンで坐禅を組んで徳を積んだりするわけだが、
徳積みます
徳使ってタイル捨てまーす
うーん、徳使って石置くか
あ、そのタイル強奪しますわ
あなたは徳が足りてないので無理ですね
あっそうか(汗)
ゲーム中、常にこんな会話が飛び交っていて端から見るとカオスすぎるw
ちなみにゲーム中に庭に石を配置していくのだが、この石…販売当初は本物の石を使用していたそうだ。そもそもが手作りの少数生産だったそうで、年間150個程度しか作れなかったとかなんとか。今回やったのは新装版になるが、これは工場で生産されたものらしく、それもこれもこのゲームが話題となって世界中で売れたからに他ならない。
オリジナルゲームが売れるって夢があるよなぁ…タプ公。。
唯一無二の日本が誇る侘び寂びゲーム。ネタとしてもそうだし、純粋にゲームとしても面白かったしで大変オススメです。
なんだか徳を積もうって気にさせられる。とりあえず坐禅でもすっか。
コメント
キヨハラ氏の「徳積みます」がジワる。
徳があれば強奪(窃盗)もおkという金あれば正義!みたいwこういう考えが徳積めないんだなぁと猛省