6/21  初めての…

週末に待望の新車が納車されたので家族で遠出などしてみる。嫁たっての希望で中華街へ。家からだと三時間ほどのドライブだけど、今まで乗ってた車が例外なくガタピン車だったせいか新車の異様なまでの快適さに驚かされた。

 (疲労感がまるで違う!)

Img00393

 (…けど疲れるのは変わり無い!)

世の真理に触れた頃ようやく到着。娘は中華街が初めてなのではしゃいでいたが、ぶっちゃけわざわざ飯を喰いに来るような場所でもない気がするんだがな…

 「うえっ…パクチー?これ無理やわ(‘A`)」
 「確かに後味悪いね…」

せっかく来たのだから…と変なものを頼んで失敗する一家の図。

「よーし、パパ三店舗ぐらい回っちゃうぞ~」と意気込んではきたものの、年々食べられる量が減っていくオッサンの悲哀…この日も例外ではない。一店舗+点心の買い食いをしただけで満腹になってしまい、さりとて腹が満たされるともうこんな場所に用も無いなと思っていた頃合。

 「占いやりたい(゚∀゚)」
 「えー」

娘が娘っ子らしい事を言いやがる。

僕は正直、そこらの野良占い師なぞ信じてないので無駄な事はやめろと思うも、周りを見渡すと「タイムサービス500円!」なぞ価格競争の激しさが窺える看板の数々。これまであまり意識して見ていなかったからわからなかったが、中華街ってのは思ったよりも占い屋が多い。

 「ねーいいでしょ?」
 「まあ500円ならいっか」

そんなわけで、そこそこ大きい占い屋に入ってみる事にしたのだが…

 「えーと、料金どうします?表の看板見て入ってきました?」
 「??」

占い師の前に座るなり、こんな事を言われる。

 「えっとね、500円って書いてあったと思うけど…あれだと2分だけなのね。こっちの1000円コースだと5分。3000円で20分+姓名判断含めたコースもありますが」

などと言ってノートパソコンを指差すオバサン。

 ((;^ω^)だよね~)

安すぎるとは思ったが、しかし500円で2分とは…舐めてんだろw最初の記入シートを書く段階から時計をスタートさせてたので2分なんて名前を書いて終わっちまうわw 

そもそも2分で一体何を語れると言うのだろうか。

 「ねーうみ、五分じゃ駄目?」
 「じゃ、じゃあ五分にしとくか…」

では5分なら一体何を話すんだろうと言う興味もあって、勉強代がてら1000円お布施してみる事にする。すると僕に対して占い師のオバサンがこう言ってくる。

 「えーと、お兄さん?お父さん…じゃないよね?」
 「いちおう父です^^;」
 「あらやだ、若いからお兄さんに見えたわ」
 「・・・(;^ω^)」

娘はまだ小学生だw 僕は一体いくつに見えたのか。いや、それより僕を兄だと言った上で横に座る嫁に何も言わないってのは不味いだろ…

嫁が僕らの母?おいおいリップサービスだったのかもしれんがそれは逆効果だって。

 (…気まずい)

そんな茶番劇をやってる間に名前と占って欲しい事を書かされた娘。なになに?占って欲しいのは…恋愛運???

 「な~にお嬢ちゃん、好きな子でも出来たのw?」
 「うん!」

Images

これには僕も嫁も大層驚いた。なぜってこれまでそういう話を一切僕らにしてこなかったのに、中華街の格安占い屋でそれを初めて聞かされる事になったのだからw

 「うーんとね、お嬢ちゃんの手相を見るとね…」

さて、そんな事には慣れっこなのだろう占い師のおばちゃんはと言えば、娘の衝撃の告白を受け流し性格判断から始める。

 「お嬢ちゃんはね、人の出方を窺って合わせるタイプでしょう?火と水の相ってのがあるんだけどね、お嬢ちゃんのは典型的な水の相ね。このタイプは…」

もっともそうな事を言っているが、僕はこの時最初の僕らのやりとり…つまり2分か5分かの選択する場面を見てある程度当たりを付けていたのだろうと邪推する。ショットガンニングやコールドリーディングなんていう占い師が用いる話術の基本だ。

その他色々言ってはいるが、巷間で聞くように誰にでも当てはまりそうな当たり障りの無い事をそれらしく言っているようにしか見えない…も、娘は目を輝かせてウンウン頷いている。その輝きが僕の心の汚れを浮き彫りにしているような気がした。

 「で、恋愛運なんだけど…」
 「!!」

そしてそろそろ時間に差し掛かりそうだという頃、ようやく本題に入る。おばちゃんは娘の掌に水性ペンでピッピと線を引き、ここがこうなっているでしょ?だから…と言い放つ。

 「あなたの恋愛は乱れるでしょうね。少なくとも子供時代、つまり今好きな人との恋は成就しないわよ」
 「え・・・ええええ><」

 「乱れてるとかwwwwww」
 「小学生でwwwwww」

僕と嫁は大爆笑。娘も笑っていたが心中どうだったのだろう。でもまあ、和やかな雰囲気になったところでタイムアップだったので占い師的には成功…なんだろうなとまたもや邪推w

 「まー小学生の恋愛なんて『成就』する方が稀なんだが…」
 「ねー、それにしても『乱れてる』ってw」

店を出てみんなで笑いながら話す。やはり五分じゃこの程度の話しか出来なかったが、この楽しい会話だけでも1000円くらいの価値はあったかもしれない。

にしても乱れてるってどういう事なんだろうw 一瞬アメピグの例の事件が頭に浮かぶも、しかし昨今の小中学生の性の乱れなどという記事は度々耳にする。娘の容姿も鑑みれば(親馬鹿乙w)ある意味で当たり障りの無い=当てはまりそうな未来を予見したとも言えるかもしれない…と最後まで邪推w

一度それなりのお値段する本格的なとこも見て比べてみたいね。

Img00398

帰り際に嫁が中華鍋を買った。なんでもこないだちょうどテレビでやってた山田なんとかっていいトコ?の鍋らしく、凄く欲しそうだったので僕も背中を押して購入を促した。

やっぱ男なら一度はちゃんとした中華鍋でコレやりたいじゃん?
Mzmsivqgfgy

僕もこれでもチャーハンにはうるさいおとこ。帰って早速作ってみると…

C0099636_1124625

 ↓

Img00399

卵を溶いてる間に柄の部分に巻いてたタオルに引火してあやうく火事になりかけた… そして苦労して作ったチャーハンはいつもと変わったような変わらないような。

初めてのボヤ♪きっと僕は「火の相」が出てたんだろうね。

コメント

  1. ヨシホイ より:

    「乱れてる」と「乱れる」は似て非なるものぞ!まだ乱れてないから運命は変えられるのよ!
    娘さんの「え・・・ええええ><」カワイイ欲しい
    チャーハンボヤワロタw大きい中華鍋で山岡さんよろしく炎の主人になりきるんだ!ってやりたい

  2. kenji より:

    占いは統計なのでタイプ分けをすれば
    大体当てはまりますね。
    要するにそれと見分け方を覚えれば
    みんな占い出来ますね。
    小学生の恋愛が成就したのは一件しか知らないので
    やはりうまくいかない可能性は95%位あるのだろう。
    奥さんは鉄分をとりたかったのかな?
    タオルは濡らしましょうよ。
    そして占いの件の奥さんが不憫でならない

  3. のっぽさん より:

    過去に何度か占ってもらった際は、「あなた資格とか持ってる?持っていなくても自営業とか向いてるわよ!」と何人かに言われました。
    実際私は独立できるような資格を持っているので毎回驚くのですが、このご時世は資格を持っている人なんてたくさんいるわけだから旬なワードなんですかね?
    回鍋肉と麻婆茄子を作ったら上手くできました!umi氏のチャーハン食べたい(^^)/

  4. 椰子 より:

    坂崎のおっちゃんじゃないですけど、やっぱり娘さんはかわいいもんなんでしょうね。
    いずれ娘さんにもいい人が出来て、結婚する時も来ると思いますが
    「貴様にうちの娘はやらん!!」
    と仁王立ちするうみさんがみたいような、みたくないようなw
    パクチーは僕も無理です。
    あんなん人間の食いモンじゃないですよ
    (´・ω・`)

  5. umi より:

    >>ヨシホイさん
    さすがにまだ乱れてなくて良かったですw
    山岡さんというわけではありませんがw、中華鍋は気分が高揚するので料理漫画みたいな事やりたくなっちゃいますよ。
    >>kenjiさん
    動物占いみたいのが最たる例なのかな?統計ったって数パターンでわけちゃうんだから乱暴だよね…だからこそ話術が生きるんだろうけどw
    そういや鉄鍋は鉄分がどうこうって話聞くね(゚∀゚)!!毛根に効いてくれないかなw
    >>のっぽさん
    何度か占って同じ事言われるってのは何かあるんすかね?もちろん能力的な話じゃなく、のっぽさんからそれを感じるサイン的な何かが。
    出来る男オーラみたいなもの…そうじゃなくても目の輝きとかなのかなwなんにしても悪い気はしませんよね^^僕だったらヒドイ事言われそうだなーw
    まだ鍋に油が馴染んで無いので米や卵ひっつきまくってチャーハンが実力以下のものしか作れません。5年後に食べに来てください。あんかけヤキソバ覚えておきます!
    >>椰子さん
    立ち往生というか、その手の小芝居(?)は是非ともやりたいですねw
    スロプー連れてきたら絶対殴るぜ^^!
    パクチーは癖が強すぎて人を選びそうですね>< 醤油書けると香りというか後味を中和出来ると途中で発見しましたが料理の味がめちゃくちゃになるのでオススメしませんw

タイトルとURLをコピーしました