12/2　　幸せランキング

『同世代の人間の中で【幸せ度】のﾗﾝｷﾝｸﾞを付けるとしたら自分達はどれくらいに位置してるのだろう？』

Ｙ君と夕飯を食べに行った帰り道、唐突にそんな話しとなった。

　うみ　「うーん・・　そもそも誰を基準にしたらいいんだろうな」

　Ｙ君　「日本全国の俺らのタメの平均値みたいな？」

　うみ　「んなのわかるかよｗｗｗでもさ、お前はその歳でヘマさえや
　　　　　らなきゃ一生喰ってけそうな職に就けててさらに嫁さんいて、
　　　　　子宝にも恵まれたわけだし・・・それなりにﾗﾝｷﾝｸﾞ高いんじゃ
　　　　　ないか？100段階で言ったら56くらいはありそうだ」

　Ｙ君　「それ高いのか？つか、自分じゃそう感じないけど俺って案外
　　　　　幸せなのかなぁ・・。いっつも金無いぜ？」

　うみ　　「でも生きるのに困る程じゃないだろ？」

　Ｙ君　　「生きてるだけだぜ？」

　うみ　　「・・・・大変なんだなお前も」

　Ｙ君　　「じゃあ魚は？」

　うみ　　「魚はなぁ・・　今の会社ちょっとﾌﾞﾗｯｸだしねぇ・・　彼女も
　　　　　　いっつも想像上の人物だしなぁ。悪いけど俺としては高得
　　　　　　点はあげられないなぁ」

　Ｙ君　　「どういう審査方法なん？」

　うみ　　「彼女がいたら性格や器量でﾌﾟﾗｽ○点、会社の質で○点・・
　　　　　　みたいに点数足してく。反対に借金あったり友人が異常に
　　　　　　少なかったりとかすると点数引くって感じかな。しかし、そ
　　　　　　の点で言えばやはりお前は高評価だな」

　Ｙ君　　「なるほどね、じゃあお前ってどうなの？
　　　　　　職無し金無し彼女無しじゃん」

　うみ　　「自由・・・ﾌﾟﾗｲｽﾚｽ」

実際問題、幸せの基準なんて個人の価値観によって変わるものだしランキングなんて一般論でしか語れないだろう。けれど、そういう一般論での位置づけみたいのをキチンと数字で出してみたらそれはそれでおもしろい気がする。

そういう機械ゲーセンに置けばいいのにね。

　うみ　　「ところで、さっきの蕎麦屋のメガネッ娘いたじゃん？
　　　　　　会計のときにメガネ褒めたら笑ってくれたぜｗｗｗｗ
　　　　　　やっぱいいなぁメガネｯ娘は(*´д｀*)ﾊｧﾊｧ」

　Ｙ君　　「おまえが一番幸せそうだなぁ」