6/8  さよなら?ドブ臭加齢臭

喉元過ぎれば何とやら。

そういう言葉があるけれど、まさしく今回のはソレだ。あの瞬間の恐怖と感動を忘れたわけではないけれど…面倒臭さは全てにおいてそれらを凌駕する。

何の話かと言えば、歯石取りの話である!

初めて歯石を意識したのは2012年の3月。それまで僕は歯石と言うものの存在は知ってはいたのだが、それがどういう類のものかは知らず… 強いて言うなら『芸能人は歯が命!』のアレを想像していた(例えに歳を感じるねw)。つまり、歯のホワイトニングとかそういうのを想像していたわけだ。

と言うのも、僕の麻雀のお師匠様が根がスタイリストなのでそういう事に余念がなく、よく話を聞かされていた背景がある。キラリと光るその歯が見た目以上に清潔感が違うのは僕でもわかったので興味を持っていたのだが、、、

ある時、食事中に歯が剥がれた。

正確には歯としか思えない「物質」が歯の裏側から剥がれていくのを感じ盛大に焦ったのだが、調べてみるとそれが歯石であった。これまでの人生で溜まりこびりついた巨大な歯石が…まるで歯と間違うぐらいのサイズの歯石がボロっと剥がれ落ちたのである。

 (これが歯石なのか!!)

ここでようやく僕は歯石取りの本来の意味を知る事になるのだが、当時の恐怖と感動はそのとき書いたブログを読んで感じていただきたい

結句、そこで偉そうに「今までこの手の事に無頓着だった人は一度歯医者に行く事を強くお勧めする。」などと締めており…

当の本人がそれから丸三年、ついぞ歯医者に行っていなかったわけだからとんだお笑い種である。熱っぽく語ったくせにこれだ。僕は本当にこういうのが多くて時折恥ずかしくなる(‘A`)

ただ言い訳させて貰うと、僕はあのあと二度引っ越していて、歯医者は結構腕の違いがあるそうなので出来ればいいところに通うべきと考えていた。つまり、地元で評判のいいところを知る必要があったのだが… その「地元」の情報が集められず難儀している内に気付けば時間だけが経ってしまったのだ。

しかしようやく根無し草にも落ち着く場所が出来て…そして今いる場所は妻のホームグラウンドである!歯医者の情報も当然あって、いよいよ重い腰を上げるときが来たのだ。

…ちなみに整骨院探しも今回と全く同じ思考・経緯である。基本旅などは行き当たりばったりを好むくせに、こと自分の身体の事になると途端にコレだから不思議なものですね。

 (ほー。いいじゃないか)

紹介され訪れた歯医者。絵に描いたような歯医者。白くて清潔感ある、歯医者の中の歯医者。

ちなみに僕はこれまで虫歯になった事がなく、歯医者に入るのは二度目である。一度目は矯正の相談で訪れただけなので治療となると初めてだ。

 (おー!ほんとに「あの」ドリルみたいのあるんだw)

なんだかんだでテンションがあがる。

今回、歯石取りに来たもののせっかくの歯医者という事もあり、色々と検診もしてもらう事にした。ぶっちゃけると今回歯石取りをしようと改めて決意したのにはある原因があって…

 (なにこれ!?くっさ!!!!)

少し前から歯間ブラシなるものを使っているのだけど、ある場所にソレを使った際に猛烈な…文字通り鼻がひん曲がりそうな悪臭がこびりついているのだ。ドブ臭いとか排水溝の匂いとか、うん○臭いとか… 総括すると、おじいちゃんの匂い=加齢臭のようなアレ。

検索するとわかると思うんだけど、これは歯のケアをしていない人だと結構な確率で遭遇するらしい。一説には歯周病で下がった歯茎部分に、解けた歯や喰いカスなどが腐ったものが溜まっているそうなのだが…これが本当に臭い。臭いんだけど癖になる臭さというか、とにかく臭すぎて笑えてくるレベルの匂い。決して大げさに言ってるわけじゃない。

 (どげんかせんといかん!)

歯周病ならまだ何とかなるかもしれないという思いもあって、今回歯医者に来ているのだ。無論歯石そのものも臭いの原因になる事があるみたいだし、とにかくやらねばならん。妻が最近冷たいのもそのせいかもしれん!!

などと、ここに来た経緯を赤裸々に語りカウンセリングを経て、例のドリルにいよいよ座る。

 「上から…まる、・・・ん~2、3、まる。ん~…」

 (この数字は何だろ?)

医者が歯を見て読み上げる。昔、小学生の頃に定期健診中こんな感じで歯を見て数字をつらつら並べている場面があったが、この数字が持つ意味は未だにわからない。多分「まる」は文字通り良くて、数字が大きくなるほど悪いのか?

 「ん~、3から6番…まる、ん??C・・・1?いや、C2にしといて」
 「!?」

そして今回、驚く事に「虫歯」が発見された。お茶を366日飲んでいる僕が虫歯になるとは夢にも思わなかったが、虫歯らしきものがついに発見されてしまった(´;ω;`)

 「一応、レントゲン取りますね」
 「レントゲン!?」

昔がどうだったかわらないけど、虫歯を調べるためにレントゲン取るのですね。なんか意外だ。

 「ん~。虫歯っちゃ~虫歯ですけど、全然浅いですね」
 「浅い??」
 「ええ、普通はもっと歯が抉られてるんですけど、うみさんのはほら…浅い」
 「ほんとだ」
 「これなら簡単な治療で済みますよ~」

そう言って、レントゲン写真を見せてくれる医師。歯の拡大表示だったが、なるほど言わんとしている事はわかる。

その時、傍にあったもう一枚の全体写真が目に入った。

 「ひィっっ!!!??」
Photo

見た瞬間に全身に粟が立った。

世には「蓮コラ」というググってはいけないジャンルがあるのだけど、僕はあれが大の苦手で… そして蓮コラではないが、『乳歯 レントゲン』で検索すると幼児の頭蓋骨のレントゲン写真が出てくるのだが、それは乳歯の『上』に永久歯がスタンバっていて… まさしく歯が装填されているという表現が正しいのだが諸兄らはその画像を見た事があるだろうか?(超キモいので閲覧注意ね)。あれのキモさは蓮コラに通ずるものがある。

僕は以前、何の気なしにそれを見てしまい微妙なトラウマになっている。本当に気持ち悪くて思い出すだけで鳥肌が立つぐらいだ。

このレントゲン写真、左下にポツンと見える歯のようなものを見た際にまさしくそれを連想してしまった。

 「ちょっ、何ですか!?この左下の歯みたいなの」
 「あー、親知らずですね」
 「親知らずって、僕右側に生えてるはずですけど??」
 「ええ、だからこれは生えてこなかったのがそのまま埋まってるんです」

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 *実際には「ざわ…」ではなく「ぞわ…」

自分の中にこんなのが埋まってると知っただけで、鳥肌が止まらない。これを書いている今だってそう。もう生えてくることもないし、まっっったく影響がないものだと言われても、自分のアゴ骨の中にこんなのが内蔵されてると思い出すたびに全身に粟が立つ。出来る事なら手術で取り出したいぐらいだ。

 「歯周病もまだ大丈夫そうですし、虫歯は次回治して、今回は歯石とっちゃいましょ~」

当然医者はそんな僕の心中など知る由もないが。

さて、前置きが長くなったがいよいよ歯石取りだ。と言っても何も特別な事はなく、普通に高圧の水を噴射して歯石を削り取るだけの作業。youtubeなどで検索すれば普通にこれらの動画は出てくるが、あれを淡々とやるだけ。

…なのだが、

 (うおおおおお!すげー!!!なにこれ!!歯がスッカスカ!!!)

施術中、何度も口を濯ぎその度に舌で歯をつっつく。どんどん歯の裏側の溝が深くなっていく様は感動ものだ。

その溝の鋭利さ…イメージとしてはそう、こんな感じか。

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次点で恐竜のひっかき傷かね。それぐらい本当に綺麗に『抉り取られた』という感想で、元々こうだったとしても感覚はどうしても「抉り取られた」としか思えない。初めて歯石が剥がれた時もそうだったが、その懐かしくも新しい感触は飽きる事なく、ひたすら舌で側溝をなぞっているとしだいにヒリヒリしてくる程である。改めて歯が鋭利なものだと感じずにはいられない。

 (ただちょっとスースーするな^^;)

心なしか、城壁が崩れたような… 剥き出しになった歯は言うなれば棒倒しの土台の砂が根こそぎ削り取られたような感覚で不安になったりもするが、これが本来の姿である。

 「今回歯石を取った事で歯茎が炎症を起こす事もあるかもしれませんが、しばらくすれば却って強くなると思います。これから年に数回は歯石を取って歯周病予防に努めれば老後も安心ですよ!」

心強い医者の言葉、それから心地よすぎる舌触りを受け僕は大満足で歯医者を後にした。と、言うわけで…今ここにもう一度謳おう!

今までこの手の事に無頓着だった人は一度歯医者に行く事を強くお勧めする、と。

面倒だったらとりあえず歯間ブラシを使ってみて臭いを嗅ぐところからスタートしてもいいかもしれない。それぐらい衝撃的な臭さだから…

心と体
堕落blog録

コメント

  1. kenji より:

    親知らずが4本生えてます。。。
    そして歯石取りは随分前にしましたが一ヶ月ほどで通常運行なので
    結局は歯医者のいんぼうもあるのかな、と
    前の記事の1479でgodで当たったようなコメントありましたけど
    それが最高の展開で、本前兆中であろうが1470プラス前兆なので
    1470超えた時点で天井ゲットなのよねん

  2. のっぽさん より:

    耳の裏が臭かったのが髪をバッサリ切ったら少しだけ改善されました。
    クサいニオイってクセになりますね。

  3. 椰子 より:

    歯医者=セレブってイメージがあるので、なんとなくですがアコギな商売やってるのかなあなんて勘繰ってしまいますw
    くしゃみをしたりすると稀に出てくる白い塊(膿栓と言うそうな)、これも強烈な臭いを放ちます。
    おそらく歯石といい勝負。

  4. ヨシホイ より:

    歯の治療してて放置しているの思い出してしまった・・・仮の詰め物が取れてきて巨大クレーターに食べ物が詰まるw

  5. 緋色 より:

    歯医者ネタなら書き込まずにいられないなw
    虫歯は初期なら大体コンポジットレジンという乳白色の物質に光を当てて固める処置で治ります。
    銀歯にならないのなら、かなり初期の段階だったようですね。何より(*´∀`)
    歯石は本当に定期的に取ってくださいね♪
    最近の抜歯理由のほとんどは歯周病です。
    歯石をこまめに取って、ケアしておけばあまり恐れることはありませんよ。
    また口臭が気になるようでしたら、舌ブラシなどもお勧めしておきますね!

  6. スイカ より:

    確かに癖になる匂いですよね。足の爪に挟まっているカスにも似た匂い。嫌いじゃない(笑)
    他人の匂いは、例え嫁の物であろうと、吐きそうになるくらい。上戸あやのカスでも臭いんでしょうかねぇ。中山美穂のカスなら自分食べれる自信あり。

  7. umi より:

    >>kenjiさん
    四本てwなんか物噛むのに支障をきたしそうだけど抜かなくて大丈夫なのか^^;?
    歯石はなんか定期的に取る事が大切みたいに言ってましたがどうなのでしょうね?僕もまた時間経って気付いた事があったら書いてみますね
    GODの件は…言いたい事は僕も三重さんも百も承知だけど、kenjiさんの説明ってハーデスの1570とごっちゃになってない??凱旋は1480が天井だと思うが
    >>のっぽさん
    耳はこないだ娘に言われたなーw髪が原因なんすかアレ??
    クサイ匂いはクサイ匂いでも、「自分の」クサイ匂いは癖になるってのが正しいところのような気がします。
    >>椰子さん
    僕も少なからずそういうイメージがありましたwアコギな値段ってわけではなかったので偏見でしょうねw
    その膿腺って俗にいう「臭い玉」ってやつですね!以前より相当なものと噂は聞いてて探してるんですが、未だ見た事ありません>< 取れるものなら取りたいが無理には取れないらしいですね…
    >>ヨシホイさん
    なんか前に詰め物の部分から穴が広がってアゴの骨が…なんて記事を見たような見なかったような… 怖いぜよ。
    >>緋色さん
    待ってました!いや、待たせてすいませんかwやはり以前の歯石の記事のときにアドバイス頂いたのにここまで放っておいてすいませんでした><
    今回コメント頂けたらな~と思ってたので嬉しいですwちなみに以前おっしゃってた「乳があたる」ですが、現代医療の進歩の犠牲か、若いちゃんねーだったのに当たりませんでした(´;ω;`)
    月末に虫歯治療してきますが緋色先生の説明を聞くに、コーティングするような感じなのかな?ドリル使わないようで安心しましたw
    今後は年に3回ぐらいは行こうかなと思いますので、まだドブ臭が治らないようでしたらご教示くださいまし。舌ブラシも使ってみますタイ!
    あー、ピン東風打ちたいな('A`)
    >>スイカさん
    すごいな…wいくら崇拝してるレベルのアイドルでもその手のものは想像するだけでウゲッってなっちゃう><てか上戸が駄目で中山美穂ならおkってw歳が…w
    それでも能年ちゃんなら…能年ちゃんなら…!!やっぱ無理だw

  8. 緋色 より:

    おそらく虫歯の所をピンポイントでドリルで削り取って、白い詰め物を流し込み、青い光で固めるという処置になると思われます。恐れることは何もありませんよ(^-^)
    関西旅行などこられた際はリャンピンサンマなどでよければ御招待します☆

  9. umi より:

    >>緋色さん
    え!?なんか聞いたら怖くなったんすけどw結局ドリル使うんじゃないですかやだー(´;ω;`)
    リャンピン雀荘は魅力的だけどサンマは全く慣れてないから怖いなーw

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