11/22  アバンテ教

静岡に住んでて良かったと思うことは、汁無しの静岡おでんを出された時なんかじゃなく、TAMIYAのイベントに気軽に出向くことが出来る時だ!

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週末、いつものイベントホールでタミヤフェアなるイベントが開催されていた。嫁の会社はこの会場の設備工事によく入ってて、それには僕もちょくちょく行ってるんだがこのタミヤフェアの設営はやらないのかな?やって何かあるってわけじゃないがタミヤに関われるという事実だけでテンションが上がりそうな気がする。

例えば、こういうのの設置を間近で見られたりとかさぁ…

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 (うおおおお!!かっけええええええええ!!!!!)

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僕はタミヤから出されたオリジナルカー(RC,ミニ四駆など)の中でこのアバンテこそ至高だと思い続けている。その昔、ちょうど今の娘と同じ年頃にRCカーにハマッてた時期があった。

当時、というか今もあるけどTAMIYA本社裏にはRC(ラジオ・コントロールカー=ラジコン)のコースがあって、そこで毎週レースが開かれその様を放映していた「タミヤRCカーグランプリ」というテレビ番組があった。静岡だと毎週日曜朝六時半から放送で、欠かさずビデオに撮っていたものだ。ゴルフやらなにやらでたまに時間がズレて放送されるとその前にやってた「釣りロマンを求めて」なる釣り番組が録画されてたりするから、当時はその番組が憎くて憎くて仕方がなかったりしたもんだ。今のHDD録画が当たり前の世代からしたら理解できない出来事だろうなw

…と、話が逸れた。そのRCカーグランプリの影響で当時僕らはミニ四駆からRCへと移行した少数民族であった。ちょうどミニ四駆ブームの時代でもあり、同番組内でもミニ四駆の情報をたくさん取り扱っており元々その関係で見始めたのだが、次第に番組の半分以上で触れられるRCの魅力に惹かれて友人数名とチームを組んで大会に出場したりもしたものだ。

当時僕らはオフロードカーこそを良しとしていたのだが、ある大会でチームメイトの一人「ナックル」と呼ばれる男が優勝してしまい、商品であるミニクーパーというオンロードカーを手に入れた事がキッカケでチームは崩壊してしまうも…楽しかったなぁ。なんであんなくだらない事で仲が引き裂かれたか今でもよくわからないが、それも含めて若かったなーと思う。(のちにみんなオンロードにハマったしw)

そもそもRCカーは金がかかりすぎるぐらいで小学生の趣味ではない。なんなら今こそソコへ戻る時期なんじゃないかと思ったりもするのだが…また話が逸れたな。

アバンテだよ。当時僕が使ってた機体はダートスラッシャーというコッテコテのやつだった。

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今見ても心躍るデザインだが、そんな僕でも「アバンテ」を知ってからはアバンテ以外考えられないほどになっていた。元々ミニ四駆出身なので名門アバンテシリーズの存在こそ知っていたが、このアバンテシリーズは出自がRCカーというではないか。

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かっこよすぎるだろ!!!!
ウイングに「ニート」(笑)って書いてあるし俺のためにあるような機種やんけ^^

しかし僕がアバンテのRC版を知った頃、既にこの機種は伝説的な扱いとなっており入手は困難を極めた。ずいぶん前に生産中止となっており、在庫もどこにもなく、当時愛読していたラジマガ(RCマガジン)の個人売買ページのような場所には中古ですら五万だの十万だの、途方もない値段で取引されていた(ような記憶)。

そこで僕はタミヤに何度も問い合わせて、「キットは売ってないが、個別パーツはある」という情報を入手し個別パーツを買い漁ってアバンテを作ろうという計画を思い至った。タミヤのお姉さんと入念な打ち合わせを電話口で交しながらその計画を実行に移すといくらかかるか計算したところ…たしか上手くやって79600円とかそんな感じの値段になったはず。

 (よし!がんばって貯めるぞ!)

と思ったものの、とても小学生の手に負える金額ではないので程なくその熱は冷め…

皮肉にも僕らが完全にRCカーから去って十数年経った2011年にようやく完全復刻版としてRCアバンテは蘇るのだが、そんなわけでのこの「アバンテ」という機体はファンの間でも待望されていた伝説的マシンだったのですよ。

今でもそのフォルムを見るとテンションが上がって仕方が無い永遠の憧れ!!いずれ手に入れたいものだ。

……熱く語りすぎたな。

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 (あら!ミニ四ファイターまだいたんだ!???)

こないだのホビーショウで見かけなかったからもうそういう役職自体が無いと思ってたけど、昨今のミニ四駆リバイバルブームに乗って復活したのだろうか?香川照之みたいなオッサンがファイターをやってて、香川照之みたいに疲れててちょっとウケた。利根川先生ッ…!!

アホみたいな傾斜のついたコースでコースアウトが続出する中、何十人もの老若男…女はいないが、たくさんの大人が一般参加の列に並んでいたのは圧巻だった。多分僕らと同年代の当時のミニ四駆世代が余裕ある中年になり再びやっているのだろう。

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RCカーの世界大会決勝もこの場で行われていた。超熱戦で大興奮!

そういえばこの日はついに嫁は当然として娘でさえも付き合ってくれなかったから一人で来たのだけど(冷戦は終わってますのでご安心をw)、かえって良かったかもしれない。ボーっと延々RCカーのレース見てるのって娘がいたら無理だもんなぁ。

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 (ああああああああああ)

懐かしくて死にそうになる物販コーナー。今回のイベントはタミヤオンリーなので物販コーナーが非常に大きく、かなりの品物が置かれていた。このドラエモンのソーラーカーは僕らの世代の夏休みの自由研究だかの鉄板ネタで、皆が競いあって作っていたものだ。このタミヤの工作シリーズこそ僕らの青春と言っても過言ではない。懐かしすぎて涙が出る。

 (なにか、なにかタミヤに恩返しせねば(´;ω;`))

というわけでトートバッグとかシールとか、使えそうなものを適当に購入すると、傍に気になるブースがあって…

 「名入れサービス!?」

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なんでも、買ったエプロンやバッグなどの布製品に刺繍をしてくれるという。ちょうど買い物をしたときについてきたここでしか使えない金券が余っていたし、やるっきゃナイト!

 「ローマ字で筆記体、ゴシック体、それか漢字カタカナが選べますよ~」
 「うーん」

なんて入れようか?文字数は二十文字ぐらいらしい。トートバッグ中心部に描かれたTAMIYAのロゴの上に来るそうだからバランスも考えなければならない。

 “TANAKA” ←仮名だが、こんな感じでTAMIYAみたいに
 “NO SOUP,NO SHIZUOKA ODEN”
 “株式会社 tapu corporation
 “主はサミーを絶対に許さない”

候補としてこんなのが浮かび、迷っていると後ろで韓国人らしき二人組が待ちながらイライラしてるのがわかったので急いで無難な「株式会社tapu corporation」にしておいた…のだが、受付を済ませ駐車場を出た後に猛烈に恥ずかしくなって慌てて会場へ戻って別のものにして貰ったのはここだけの話だ(;^ω^)

この名入れサービス、好評らしく後日郵送らしいので楽しみだぜ♪

 「でねでね、なんて入れたと思う(゚∀゚)??」
 「どうせタプ公絡みなんでしょ?」
 「・・・なんでわかるの?」

嫁と娘が心底呆れてたけど、こういう何気ない日常こそが振り返れば一番の幸せとなる。ありがタプ公!ありがタミヤ!

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コメント

  1. 三重県人 より:

    エンペラーを持っていた記憶はある。
    その時に持っていたタミヤの充電器はまだ現役であるw

  2. REG より:

    懐かしいなあ
    私の時代はワイルドウイリスやらホットショットやらタムテックの時代
    勿論買えなかったし買ってもらえなかった
    グラスホッパーでさえうらやましかったなー
    歳がバレるなw

  3. ヨシホイ より:

    僕はその後の世代になる?トライダガーXに虜にされた口です。当時はどこの家もサーキットコースもってましたよねwRCカー勢は周りにもいなかったなぁ
    僕はキングオブ不器用で肉抜き時に車体がバラバラになるので向いてないと悟り静かに熱が冷めましたw

  4. 椰子 より:

    ミニ四駆懐かしいなあ。
    ダッシュ四駆郎とか見てましたわ。
    色々改造したりするのは楽しいんだろうなと思いながら、長時間細かい作業するのが大の苦手でおまけに不器用ということもありあっさりやめちゃった過去がありますw
    カードダス・ミニ四駆・ファミコンは僕の世代では欠かせない三種の神器だったと思ってます。
    昔に戻りたいなあ(遠い目)

  5. のっぽさん より:

    日曜の朝にやってましたね!
    私にとってはつまらなかったので見てないですが(笑)
    釣り番組とか見てたなぁ。
    休みの日に早起きしていたのが謎でしょうがない。

  6. kenji より:

    楽しそうで何よりですw
    しかし、なにかが、、、
    やはり焦燥、怒りの文章を欲してしまうのか

  7. シャア より:

    小学生の頃流行ってて俺も2台持ってましたわ
    アバンテとエンペラー
    アバンテは軽量化し過ぎてたんで 壁にぶつかって再起不能になりましたw

  8. umi より:

    >>三重県人さん
    エンペラーはデザインよりも配色が神懸かってると今見ても感じます。THEミニ四駆って感じでまさしく皇帝の貫禄ありますよねあいつは。
    充電器セットは高価だったけどその後日常でもかなり役に立ちますよね♪
    >>REGさん
    おー。当時外で走らせてダッシュ四駆朗ごっこやったときにはその手のRCからの輸入版ミニ四駆(名前にjrがついてた機種)が丈夫で砂も入りにくくて重宝してたなー
    確かに一世代古いっすねw
    >>ヨシホイさん
    フルカウルミニ四駆がミニ四駆ブームの絶頂期でしょうね。トライダガーとかスピンアックスとかデザインが素晴らしすぎる><
    うちはコース無かったから兄弟でコロコロのバックナンバー積み上げて作ってましたよw 肉抜きを熱したカッターでやってたあの臭いは今でも覚えてるwまさかあんな苦労した肉抜きが現代だとあまり意味がないと言われるようになるとはね…(;^ω^)
    >>椰子さん
    あの頃ミニ四駆やってなかった子って何やってたんだろ?ゲームなのかな。僕の周りが熱中しすぎてて、というか熱中してた子で集まってたから今さら気になるw
    カードダスとか今見てもワクワクしますねw戻りたいとは思わんけど懐かしいなぁ(遠い目
    >>のっぽさん
    まあ実際あの番組見てるほどガチな子は僕らの周りでも少なかったですw
    休みの日に早起きしてるって感覚なかったけど、親に起こされますからね~
    >>kenjiさん
    楽しいよ!今さら思うがタミヤウォッチが俺の趣味なんじゃないかと…
    平和な記事は確かに書いてて俺自身も何か足りないとは思うw
    >>シャアさん
    おー、王道ですねその2機種。敢えてエンペラー選ばずシューティングスターとかキャノンボール好きなヤツって戦隊ものでブルーが好きみたいな偏屈者が多いですもんねw(僕ですが)
    軽量化でボディが折れるのと、暴走して壁にぶつかってフロントバンパーが壊れるのはミニ四駆あるあるっすよねw

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