8/7　　孤独のパチスロ

　「え？やめてしまうのですか？」

隣の若者から心底不思議そうな顔で言われた。僕はそれを聞いて「高菜、食べてしまったんですか！！？？？」のコピペを思い出しながら苦笑いして席を立つ。

　（なんだったんだ、一体…？）

別に知り合いでもなんでもないし、かと言って僕の台にこれといって続けるべき要素があったわけでもないのだが…？

強いて言えば朝一191ゲームで当てているのだが…そう、これはモンハン月下の設定56でしか当たらないゲーム数…しかしだ、

　「あのっ！？さっき、191で当たってましたよね！？」
　「ええ。でもビンゴの当たりですよ」

彼とは朝、こんな会話をしている。突然話しかけられてびっくりしたが、まあ据え置きだとしたら相当薄いゾーンだっただけに、ゲーム数を見たら気にはなるよな（彼はちょうど席を立っていてビンゴを見ていない）。だから親切にも彼が勘違いしないように、わざわざクソ猫ビンゴで当たったので設定には関係ないですよと教えてあげたというのに…意味が通じていなかったのだろうか？

いや、そういう問題ではないと僕は知っている。

　「ちょっ！ちょっ、ビンゴリプ３で仕留めましたね！」　
　「えっ？」

クソ猫ビンゴをリプ３ストレートでクリアしたら話しかけられてちょっとアレ？となった。

　「あー＞＜隊長いるからレウスは来て欲しくないっすねー」
　「え？あっ、はい」

準備中に集まった面子を見て、次のモンスターの話をしてきた辺りで相当ヤバイと感じ始める。

　「……」
　（こんなレアなのはツッコまんのかーい！！）

今どき珍しいよ、ここまで話しかけてくる隣人ってｗ
　

　（…超うざいんすけど（；＾ω＾）汗）
　
だから最後、ＣＺを取りきってようやく席を立った僕に彼が言った言葉も、損得抜きに出たものなんだと思う。

…じゃなきゃ特定日でも何でもない、設定なんて入るはずも無いモンハンに繋ぎ止めようとするとか犯罪に近いｗ自殺教唆みたいなものだ＾＾；

恐らくだが、彼は純粋にモンハンを誰かと語りながら打ちたかったんだと思う。大学生風で、いかにも最近モンハンにハマりましたよというような印象である。

　（俺は静かに打ちたかったよ(´；ω；`)）
　　

モンハンをやめるともう、収支度外視で遊びたいと思えるような台すらなく、さりとて収支のために労働できるような台も当然落ちちゃあいない。終わりきっている状況。萎えてホールを後にする。

たまの休みに妻から頂けた貴重な自由時間をこういう潰され方をするとは思ってもみなかった。もしや妻に雇われた新手の嫌がらせ屋なのだろうかｗ

　+42ｋ　　(´・ω・｀)ｖ