週末、妻の誕生日があってかねてから計画していたある物を取り寄せてみる事にした。
(ペルシュウ…!?)
我々トーシロからすると生ハムにしか見えないそれは、定義の曖昧になりつつある現在の生ハムと一線を画するために職人が名付けたこだわりの証。
こちらこそが真の生ハムだと、本場で修業してきた職人が自信を持っておすすめする一品である。
現在、日本には「生ハム文化」が出来つつあるように感じています。しかしその分類は曖昧で、非加熱であればすべて「生ハム」と呼ばれています。自分の造っていたパルマハムも、日本で製造されている、熟成されていない非加熱ハムもすべて「生ハム」と呼ばれることに、正直なところ違和感があります。
http://www3.plala.or.jp/smiles/prosciutto/06.htmlまた、パルマハムとは、パルマハム協会が認めた地域、原料、製法など様々な規格を守ったものだけが名乗ってよい名前です。ですから私が洞戸で造るハムはパルマハムではありません。しかし、パルマハム職人としてその名に恥じないハムを造る、食品添加物を一切加えず、自分の経験や技術に誇りを持ち続ける、そんな思いを込めて「生ハム」とは呼ばず、PÄRSÙT(ペルシュウ)という呼ぶことにしました。これは現地の方言でパルマハムであり、特に職人は親しみを込めてこう呼びます。
まあ難しい事は考えずにこれが本場の生ハムだよ程度に捉えておけばいいと思うが、以前コメ蘭でこれを薦められて以来いつ取り寄せてみるかその機会を窺っていたのだが、そういえばこれまた以前友人のシェフから出産祝いと頂いたオススメのワインも飲み時を窺っていたわけで、それならばここで合わせる他ねえ!と妻の誕生日に照準を合わせたいい夫とは俺様の事だ。前日、無双で超久々に10連越えたのに1万発いかなかった悲しみを背負う夫でもある!
ちなみにこのペルシュウ、100g2400円とさすがにいいお値段。大体一人頭50~100gが適正量と書いてあったので三人分で適当に150g頼んでみた。欲望の解放のさせ方が下手と言われないよう、敢えて銀ではなく金ラベルの方を買ったのだが、その上にダイアモンドとかあるとは知らなかったのはご愛嬌w
さて、言われるだけあってこのペルシュウでググって見るとどこもかしこも絶賛の嵐である。
「一口食べて絶句」「もう市販の生ハムに戻れない」「生ハム観が変わった」「全米が震撼した」
などなど、それほど違うのか!?という期待するなと言う方が無理のある文面の数々。こりゃあいっちょ心してかからなければなんめえ…
「ところで生ハムを一番おいしく食べる方法ってなんなんだろう?」
「生でそのまま食べる事に決まってんでしょ(´・ω・`)」
というわけで、申し訳程度のチーズやらオリーブオイル、岩塩などは用意したものの基本直球勝負で挑む事にしたわけで…
(ッ・・・!!!???)
まず驚いたのがその香り。明らかに市販のものにはないそれは、チーズやそれこそワインのような、発酵食品を思わせる芳醇なものを備えていて…
そして口に入れた瞬間、文字通り「融けた」のだ。溶けたのではなく融けたという表現がピッタシくるように、霜降りがジワーっと甘さと共に旨みを流し込んでくる様はなかなか無い体験。
(こ、これは確かにうまい)
(・・・・うまいんだろうが、)
「生ハム観変わった?」
「そう言われると…う~ん(;^ω^)」
確かに美味しいしお値段相応の高級感も感じられる。香りに特徴もあるので、目隠しして普段食べてるカルディ(輸入食品屋)の120g338円のものと比べてみろと言われても外しはしないだろう。
が、その過去の生ハムを全否定するほどの衝撃は感じられたかと言われれば…。
(もっというとこのワインも美味いんだろうがよくわからん(;^ω^)w)
妻はかなり良いワインだと評価していたが、僕はあっちもこっちもよくわからない。ネットでこの生ハムを絶賛していた方々が相当な舌を持つグルメ達なのか、僕が単に豚で真珠なだけなのか…w
いずれにせよ味の分からぬ阿呆に食わせる高級品ほど無駄なものもない。それともこういう体験の行き着く先に、違いのわかる男が生まれるのだろうか?懲りずにまた、似た様なものでチャレンジしてみたい。
コメント
ありゃ?口に合わなくてすまぬ。
推薦していただけに恥ずかしい(//∇//)
ウチではママはテンパリスト購入して楽しく読まさせてもらっているというのに
シクシク(T ^ T)
生ハムって聞くといつもプロシュート兄貴を思い出してしまうw以前嫁が外食で生ハムを注文した時にだからお前は”マンモーニ”なんだよぉ~!って言ったら、は?キモイって言われました!(そうだな!)
この前いきなりステーキに初めて行ったんですけど
僕はブロンコビリーでいいかなってなりました。
全く同じ感想で笑ってしまいました。旨いのは確実。ただハードルが高すぎたというか、そもそも自分が「生ハム大好き!」って感じじゃないのがいけないのか世界観が変わるほどの衝撃ではなかったというのが素直な感想でした。
何年か前に伊勢の豚捨という店で食べたすき焼きは旨くて感動したのを覚えています。
細けぇこたぁいいんだ
食って美味いならそれで
ワインは安い物でも良いものが沢山ありますよ
合う合わないがあるので、これも良いワインとかじゃなくて
飲んでうまいものを自分で探すしかないです。
個人的にはチリとアメリカが好きです
ビスケットオリバがたっかいワイン飲んで言った台詞みたいですねw
打てるレベルの無双なんてもうないから羨ましいでござる
>>愛知のクマさん
いえいえ、逆に味が分からず申し訳ないw
世間の評価を見てると上質を知る人なら唸るべし、って感じに見えるのである程度舌が肥えたと感じた頃に再チャレンジしてみますよ。
>>ヨシホイさん
は?キモイ(キモイ)
うちも妻にその手のセリフ言っても確実にそういう返し来るしなぁwせめてもう少しメジャーなセリフにしておきましょw
>>三重県人さん
あれ?自分は逆にブロンコビリーは行くたびになんか…もういいやwって思っちゃいます。世間の評価って いきなり>ブロンコ なんですか??
言われてみると立ち食いステーキ系は何軒か行った事あるけど本家?のいきなりステーキ行った事ないな。三重さんの話だといきなりステーキの方がおいしいって事なんすよね?ブロンコって微妙に高いと思ってましたけどいきなりの方が高いのかしら?
>>のっぽさん
あれw確かどっかで同じの買えて普通においしかったって書いてたから、それも評価の一部に見てたんですがwもっと踏み込んで感想言ってくださいよ(;^ω^)
けどまあ、逆に僕も全く同じ!と言いたくなる感想っす。生ハムってシンプルな料理だから余計に変な事言えないっていうか(笑)、確かにおいしいんだけど…それ以上わからん俺が悪いのか?みたいに思っちゃいますよねw
なんか前から趣味趣向が合いそうな気がしてるのっぽさんのオススメは豚捨ね!おぼえておきましょう(゚∀゚)
ちなみに自分の感動したってレベルの料理は屋久島の「いその香り」って普通の定食屋で食べたシマアジの刺身定食です!あの日記HPに直で書いてたから消えちゃったんだよなぁ…
>>kenjiさん
お、真っ先に薀蓄たれそうな先生から意外な言葉じゃんw
ワインもそうなんだよ。今回白ワインだったんだけど、確か魚とか淡白なものは白で、肉とか濃い味付けのものは赤って感じで合うんじゃなかったっけ?(グルメ漫画とかで見た知識だけどw)
言うとおり合う合わないは一本一本違うのかもしれないけど、そういう意味では先にピタっと合う、「マリアージュ」ってヤツを高い金払ってでも体験しておくべきなのかなーって今回思いました。ソムリエさんに相談してみようかな。
妻は甲州ワインとアルパカが好きっすw
>>ドニートさん
オリバの初登場ぐらいで肉をくっちゃくっちゃ食ってるシーンが、いつでも僕がステーキを食うときの目標です。綺麗汚いとかじゃなくて、あれぞ肉!って感じで、ワインもすごく自然な当然な飲み物として存在している感が素晴らしい(゚∀゚)
こっちは今でも無双に軍団占拠があったりしますよw見てると店が最近軍団を露骨に利用し始めた感じがして最悪です。無双も最悪です。
えっと世間の評価は分かりませんが、自分的には味はどちらもそこまで変わらないかなぁって感じです。
なので家から近くてサラダバーがあるブロンコでいいかなぁってことでした。
まあブロンコも数ヶ月に1回くらいの頻度ですけどw
ちなみに自分が頼んだやつはステーキ300gとライス&サラダセットで2800円くらいだったかなー。肉はグラム売りです。最低グラム数は肉によって違いました。
ってかシステムわかってない上に肉切ってる店員の声が小さくて適当に受け答えたら油身の部分多目でその部分食べなかったので無駄でした。
もし行くときは、肉はこちらの指定した風に切ってくれるので私の失敗を生かしてくださいw
あっ立ち食いスペースはありませんでしたw
>>三重県人さん
あら、いきなりステーキも結構するのね…と思ったら300gですかいw多くないっすか(;^ω^)と思ったら、ググると結構普通なんすね。
でもブロンコは150gとかでそのお値段なので、恐らくブロンコの方が普通にいい肉使ってておいしいと思いますよw
こないだいきなりステーキが郊外に作られてるの見たので機会があれば入ってみますよ。もちろんアドバイスはちゃんと参考にしますw
ちなみにいきステってサッと入って立ち食いするイメージなんでしたがそんな事ないんすね。なんでこんな車じゃないと来れないような郊外に出来てんだ?と思ってたんですがそんなおかしい事でもなかったのか(;^ω^)