10/12　　備えあっても

とんでもない台風が来ているようだがちょっと待ってくれ、まーた地獄の災害復旧が待ってる気しかしない。

実際、既に中部電力からは災害復旧の予約というか、人員確保・車両確保のお願いが各電機事業者に行き渡っているそうだ。この段階で既に相応の被害を見越しているわけだが･･･

もちろん我らがブラック会社もさすがに今回ばかりは危機感を募らせているようで、土曜の工事は全部中止になり、

　「日曜、月曜は支援をお願いするかもしれないのでそのつもりで自宅待機を」
　「！？？」

実は今週末はキャンプに行く予定であったｗ

最近妻の従姉妹夫婦（近くに住んでる同い年の子）がキャンプにハマっているらしく、ついにその余波がウチにまで来た･･･というか、無理やり誘われて、しかしシーナさん愛好家の僕にとっちゃあ願っても無い話であった。快諾するしかない。

　「じゃあ電話予約お願いね！」
　「･･･予約？･･･ん？キャンプ場の？」
　「うん、すっごい人気の場所だから毎月最初の日にほぼ次月の予約が埋まっちゃうんだって」
　「なんだよ人気のキャンプ場って＾＾；」

僕もキャンプには少々煩い。

うちの父がガチ目のアウトドア勢で、未だに現役でふらっと一人でキャンプに出掛けているぐらい。元々僕がシーナさんにハマったのも父の本棚にあった怪しい探検隊を手に取った事に端を発しているし、ジャンプやマガジンよりも先にビーパル（アウトドア月刊誌）を読んでいたぐらいである。つまり小さい頃から父と何度もキャンプに行ってるわけで、近年流行り（？）のオートキャンプ場などという生ぬるい環境にペグを打ち込んだ事など一度もないのだ。

･･･と偉そうに言えるほど自主的にキャンプをした事など一度もないのだがｗ、一応テントを張る場所を探すところからキャンプが始まるという認識で今日まで生きてきた。

しかし考えてみるともう焚き火をそこらでしていけなくなって随分経つ。僕が小学生の頃は近くの浜辺で友人達と毎日のように火を起こして遊んでいたものだが、そういえば近年、義父が近くの川原で焚き火をしてたら通報されたなんて話も聞いた事があったｗ

　（公園でボール遊びは出来ないわ、川原で焚き火も出来ないわ、そりゃ子供が外で遊ばなくなるわけだよ(‘A`)）

次は何が出来なくなるのだろう。指定された施設内以外での･･･公道等でのランニング禁止とか普通にありえそうで怖い。

それはともかくキャンプ場の予約である。月初めの9時ジャストに予約スタートで、公式ＨＰ予約サイトにアクセスを･･･って、まあ当然重過ぎて入れない。何度も何度もＦ5アタックを試みるその様はパチ屋のリニューアルオープンの際の電話予約を髣髴とさせるが、何度も接続を試みて･･･試みて･･･アカンｗムリだこれ＾＾；

仕事を中断して予約を試みていたのだが諦めた、、、のだが何とか妻が予約を勝ち取れていたようで、それが先月の話。ひと月の準備期間を経てようやく今週末に楽しみにしていたキャンプが訪れた･･･と思った矢先の台風19号であるｗ

　「さすがにキャンセルだよね？」
　「ちょっと待って＞＜もう少し、もう少し様子を･･･」

言いだしっぺの従姉妹ちゃんは未だに諦め切れない様子だが、それもそのはず、延期しようとしても次の予約は三ヶ月先まで一杯らしいｗ

　（やだよ･･･こんな時に無理やりキャンプして遭難して世間様から袋叩きに合うのは＾＾；）

ただでさえこの間キャンプで女児行方不明事件なんてあったばかりなんだから･･･

三日前までキャンセル料がかからないということでギリギリ水曜まで様子を見てたけど、どうやら今回はキャンプ云々よりのガチで自分たちの地域の心配をしないといけないレベルの直撃らしい。静岡がこういう場面で真っ先に危険地域に挙げられるってかなり珍しい。

それこそ1974年の七夕豪雨以来じゃあるまいか？

今の時代にこんな漫画書いたら不謹慎厨に死ぬほど叩かれるんだろうなｗ

直近で千葉であんな事があったばかりで学んだのか、スーパーの棚はすっからかんになり、前日のガソリンスタンドは朝からずーっと混雑しているなど皆さん今回は備えの意識はあるらしい。アパートの管理会社からもバルコニーの整理や排水溝の清掃などを促すチラシが投函され、これは長年住んでて始めての事だ。地域の放送もひっきりなしに流れているし、加えて近隣のパチ屋が全て臨時休業！！これも初めての経験かもしれない。

なるほど、確かにこれまでの台風とは格が違うのだと思わされる。

しかしどれだけ備えようと停電やらの自然災害はどうにもならないしなぁ･･･

はぁ～･･････一体どれだけの爪あとを残していくのやら。