5/12  エンジョイDIY

GWも含め最近の休日は本当にやる事が無いので、暇な内に重い腰をあげてみる。前々から気になっていた部分を直すことにした。我が新居の裏手に残された、前社屋の遺産である地下水をくみ上げるポンプの事だ。

ちょうど新居の裏手に鎮座する事になるこのポンプ、上下水道を引いたのでもはや必要もないのだが、一応災害時のために残しておく事にした。だがそのままだと何ともまあ不格好というか武骨というか、そもそも屋内にあったものだから屋外に野ざらしにしておくのはどうなんだろうという思いもあった。

今回、雨よけ&目隠しになる囲いを作ってあげようと思う。

エアコンの室外機カバーというものが市販されているが、ちょうどあの感覚だ。そして現状ポンプの水が地面に垂れ流し状態なので水受けを作り、出来ればそれは新居の排水管とつないでしまいたい。

なので今回やる事はこの3つ。

1.ポンプの水受けの新設
2.水受けから排水設備まで配管を繋ぐ
3.ポンプの雨よけカバー作成

まずは一番近い排水管路に繋げるためにルート選択。

結果、図のようなルートで排水管を埋める事にした。

ちなみに水道工事は未経験だが、直近で我が家の工事を見ている。恐らくこうやるんだろうという事はわかるし、なんせ単なる排水管の増設だ。給水管ならともかく、枝の排水なんぞ接続を失敗したところで何がどうなるというわけでもなかろう。

というわけで、先ほどのルートに排水管を埋めた写真がこれ(L字で埋まってる)。蛇口の位置は変えておいた。後はこの排水管の位置がそのまま排水孔となるので、それに合わせて水受けを作るだけ!

簡単に言ってるようだが実際簡単だ。

水受けはモルタルで固めるので型枠だけ作って流すだけ。

 (周りはレンガで囲って…と)

なんとなく庭の立ち水栓ってどこもレンガで囲っているような先入観があったのでそうしたのだが、別に全部モルタルで囲ったってそう変じゃないはずだ。ただ、そうすると型枠をさらに作る必要が出てくるので面倒くさいw

 (そういえば排水孔に水が流れるように勾配つけなきゃダメだな~)

こういうのも作ってる途中で気付いたのはご愛敬w

んで、とりあえず完成。やはりというか、職人さんのように鏡面仕上げレベルにはできないもんだw

恐らく勾配がうまく取れてなかったので若干水の流れが滞る部分があるのだが、まあ普通に使えるので及第点と言ったところか。あまり気になるようだったら後でモルタルを盛りなおせばええ。

ところでこのレンガ、微妙に色が違うのは?

シャレオツだろ?

えっ⁉

ちなみに、レンガは一個98円*16個で1600円。インスタントモルタル一袋で700円だ。排水孔の金網部分の金具が1500円ぐらいで一番高かったぐらいで、あとは埋めた排水管(VU管)が本体と継ぎ手合わせて2000円くらい。

 (ここまでトータル5800円か… )

作ってる最中はこんなに安く出来ましたって書こうと思っていたのだけれど、いざブログに書いてて案外そうでもない事に気付く(;^ω^)

そもそもうちは工事屋なので工具などは一通り揃っているし、部材にしても余った廃材などを利用する事も出来るのだが、それら一切が無いまま一からやろうとしたら存外いい値段になってしまう…

まだ目隠しカバーの作成も残っているし。

というわけで次は目隠しカバーだが、ちょうどエコキュートの据え付け工事で余った台座の木枠があったのでそれを利用する事に。

あとは新居で出た廃材の中で使えそうなものを利用する。床材の切れ端なんかがちょうどカバー外壁部分にピッタリだった。

この廃材にしても材料費は施主が出しているわけで、監督さんも快くなんでも持っててくれと言ってくれた。これから家を建てようとしている人で、後日何かこのような日曜大工を考えている人は是非貰っておきましょう!

あとはもう、寸法を測って切って貼っての地道な作業…デザインなんかにもこだわりたいところだが、とりあえず大まかな土台を作っておいて必要なもの…例えば棚やらタオル掛けやらは増設する方向で持っていくつもり。木製なので何とでもなるだろうし、まずは下地づくりが肝要だ。

結局配管と水受けで一日、目隠しカバーに半日をかけてようやく完成。

雨ざらしになるのを防ぎたいのに木製ってどうなんだ?という問いはもちろんあるが材料費との兼ね合いという部分もある。防雨・防腐用の塗料を塗ってどこまで耐えてくれるかだな…

その塗料が1500円。塗装用にハケとローラー買って合計2400円。

結局配管工事・水受け・目隠しカバー作成のトータルで8200円でござい!普通に業者に頼んでいたらざっと配管工事で1.5万弱、水受け作成で2万弱、小屋が1万円前後として4~5万は取られていただろうか?

 (そう考えると確かに安いが、、)

それにしても僕は今回廃材や仕事で出た木枠などを利用することができたのでこの値段で済んだわけで、まともにこれらの材料費を払っていたらさらに5000円ぐらいは上乗せされよう。

さらに考えてみると道中の木材を加工する工程にしても、うちは仕事柄電動工具が色々あるので助かったけど、そうでないと鋸などで手作業or自身で購入となる…(まあ最近はホームセンターで自由に電動工具を貸し出してくれてるところもあるらしいが)。

今回の工程を全て電動工具なしでやると思うとゾッとしない。電動ドライバー一つ買うにしても5000円近くかかるわけで、例えば今回の作業のために色々と工具を買いそろえたと仮定すると簡単に1万ゲームの上乗せだ。

そしてそこまで考えたのなら忘れちゃならないのが人工。つまり人にかかる値段…この場合は自分だな。トータルで約8時間ぐらいかけてるけれど、普通職人にこの時間給を払ったら最低でも二万からスタートだろうよ。

7700(最低限の材料費)+5000(木材等)+10000(電動含む工具類一式)+20000(人工代)=42700円

…あっという間に業者に払うであろう金額に並んでしまったぜ(;^ω^)

なんで自分に給料払う前提なんだ!って思われるかもしれないが、人を雇って仕事をして貰うというのはそういう事だ。自分の一日(8時間)を潰さずに済み、なおかつ自分よりもクオリティの高い品物を作ってもらう=技術と時間を金で買うという事に他ならない。

…と、まあ工具類の初期費用を含んでいたりとこの例えは極論なんだけど、工具があったところでクオリティの比較も含め日曜大工というのは存外コスパのいいものではないと今回感じた。

必要に迫られて行う作業というよりは、好きだから敢えてやる「趣味」の世界であろう。

…ただし、すごい楽しい趣味であると付け加えておかねばなるまい(゚∀゚)‼

コメント

  1. こころ より:

    DIY、めっちゃ楽しいよね!
    コストパフォーマンス考えたら、やってられないけど。
    ベランダに棚を付けただけなのに7000円くらいかかっちゃって嫁に正直に言えんかったわ。

  2. ヨシホイ より:

    はぇ~上手やなぁ~ほんとこうゆうの出来る人尊敬しますよ
    友人にもボーナスで電動工具セット買ったわ!ってやつがいるけど・・・やってみたら楽しいのかなぁ

  3. kenji より:

    レンガは一色のがいいよ
    積む前に水で濡らして目地も引いた方がいいし
    水平器使いましたか?
    セメント着いたら直ぐに水バケで掃除をして
    土間も3回くらい撫でて金ごての方が綺麗ですよ
    木製の小屋はシロアリの温床になりやすいから3年に1度は塗り直してね

    ( ˇωˇ )ファイト

  4. umi より:

    >>こころさん
    この際コスパは抜きにして、完全オーダーメイドのその場所に置かれるために作られた物を作れるってのは心躍りますよね!

    無論クオリティにもよりますけどw

    >>ヨシホイさん
    暇と工具とスペースがあればだれでも出来ます。工具セット、素晴らしいじゃないですか。一国一城の主なら手を出してもいい分野だと思いますぜ(チラッ

    >>kenjiさん
    水で濡らしたし目地も引いたし水平器も当然使ったわい!!
    うまく出来たかは別だけどねw

    金ごてで均したけど、三回くらい撫でる?ってのがよーわからんな。シロアリは考えもしなかったけど、この風通しの良い小屋でも住み着くのですかね?注意して見守りますわい

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