10/26　　価値価値くん

建て直す事になった妻の実家の不用品仕分けをしているとは前回書いた通りだが、出るわ出るわ…50年分の垢というにはあまりにも捨て置けぬガラクタ（？）の数々…　まだ全体の1/5ぐらいしか手をつけていないというのに早くも相当の品々が発掘されている。

そもガラクタと呼んでいいのかわからないが、住人からすると数十年放ったらかしにしていたゴミらしく好きにしてくれとの事で…

ガレージの屋根裏を片付けていると、照明からファン、換気扇まで様々な電気部材が出てきた。そういえば昔実家を事務所にしていた時期があったという話だがその名残かしら。

社長も経理も捨てろというが、まだ未使用未開封で新品だ。もったいないもったいないと型番を調べると、確かに型落ち品ではあるが…それでも欲しいと言う人も世にはいるはず！

というわけで、捨てるなら俺が貰うぞ！と…　ちょうどメルカリで「ショップ」という、販売手数料がかからないサービスが始まったのでここぞとばかりに店舗を開設してみる。

審査は無事通過。

ただ、いまいちこの「出店」に際するメリットデメリットがわからんのだが、まあ何とかなるだろうの精神。

そのまま適当に値段設定してみて、換気扇やらファンやら出品してみると…　ﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝ。瞬く間に通知が数件。

なんと、型落ちの換気扇が出品してわずか一時間足らずで一気に四つも売れてしまったではないか。

喜びや驚きよりもまずこう思った僕はケチなのかｗ？

さすがに売れすぎだろうと調べてみる。この換気扇の現行品が現在ネット上では3500～4000円前後で売られていて、対して僕の最初の値段設定が1500円。安いのは間違いないが、それにしても型落ちだし元手がタダなので売れればこれでもいいかなと思っての事だったが…

送料の事をすっかり忘れていたｗ

これだと1500円の商品を売って800円の儲けにしかならない。いくら元手がタダとはいえ、さすがにちょっとこれでは…

そして調べてみると、個人のDIYブログなんかで「換気扇を交換しようとしたら既に同一のものが売っておらず…」みたいな事が結構書かれている事を知る。現行品は微妙にビス穴の位置が違っているらしい。

…ビス穴はともかく、同じものをつけたいという人がそれなりにいるのは理解できる。

と言うわけで、恐る恐る価格を1700円に上げてみるもそれでも数日、ﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝと通知は止まらず…

じゃあ2000円、と再度上げるとようやく買い手の勢いが収まり一安心＾＾

売ってるのに買われない事に安心すると言う冗談みたいな話だが、この時は実際こういう心境であったのだｗ

つーわけで、その後もちょこちょこ売れて一週間ほどでこうなっている。

売れて思うのは喜びよりも「本当にこの値段で良かったんだろうか」という葛藤ばかり（；＾ω＾）

それもこれも値段設定に自信がないというか、そのモノの「価値」を正確に判断できていない目利きの拙さが原因なのだが…　しかたないよ。全く興味すらない世界のものに関して、どういう価値があるかなんて…ぶっちゃけ自分にとっては無価値にも等しいわけで、そのくせ売れたら葛藤するという貧乏症は救いようがない。

今の悩みは義父（ｼｬｯﾁｮさん）の趣味であるアマチュア無線の機材達だ。

義父曰く揃えるのに100万以上かかっているとか何とか言ってるが、バブル時代の話なので今とは感覚的な価値が違うだろう。とは言え100万以上ってのは眉唾ものだが、なんせアマチュア無線の機材はピンキリと聞くので或いは本当に価値のある機材もあるかもしれない。

他人の出品を参考にしようにも、状態や時期などで値段はコロコロ変わるし、それを判断する事が出来ない素人にはあまりにも難しすぎる問題だ。

いっそヤフオクに出した方が話が早いのかもしれないが。