2/8　　我らが名画

あの…なっちゃんのお父さん、聞きました？

？？？

保育園へ愛娘を迎えに行くと、何やら先生がいつもと違うトーンで話しかけてくる。とは言え最近運動会の設営だったり、大きいダンボールが欲しかったりと、仕事柄頼まれるような話も多く、この時点ではそういう類の流れだと思っていたのだが…この日は違った。

先日ですね、みんなが書いた絵を保育園からコンクールへ応募したんですが…なんとなっちゃんの作品が賞を貰いまして！！

えっ！？そうなんですか。それはすごい…のかｗ？

いやいや、すごいんですよ！なっちゃんしか貰ってませんからね。しかも入賞じゃなくて優秀賞！

おお…ほんとだ。割としっかりしたメダルじゃないですか…

毎年賞には出してるみたいですけど、私初めて賞貰った子見ましたよｗ

しかし驚きはこれだけではなかった。

妻に俺の子の天才っぷりを熱弁してやろうと鼻息荒く帰るも、どうやら妻はもう知ってたようで…

そういえば義父さんも絵、上手だもんねぇ…隔世遺伝したかなｗ？

妻の義父…つまり僕の実父であるが、趣味でたまに絵を描いていたようだが歳を重ねるに連れてどんどん上達してきて、今では周辺の人から飾らせてくれと頼まれるぐらい味のある絵を描く様になっている。また、最近では陶芸も始めていてその芸術センスには舌を巻くばかり。正直どっかで間違ってブレイクしてくれないかと期待していたり（笑

そしてご存じの通りぼくも絵はうまい（）。

将棋をやらせるつもりだったが、絵もいいな

子供向けの絵画教室を探そう！！

にしても入選ごときでそこまで喜べるとはいい父親だわアンタｗ

…ん、入選？

ここで妻がポツリと入選と呟いたのだが、、はて？園ではあれほど入選ではなく優秀賞ですと力説されたのにどうしたものか。

ちょっと待ってくれよ奥さん‥うちの子が入選如きで終わると思ったら大間違いよ！優・秀・賞！！だから、そこんとこヨロシク！！

…え？だってハガキには入選って

…ハガキ？？あれ？先生から聞いたんじゃないの？

……え？？こないだ私が出したコンクールの話だよね？

？？？

なんとびつくり。デブにゃん重複入賞！！！

ここだけの話、この全国児童画コンクールは一人一点までの応募となっているのだが、保育園でも出していると知らなかった妻が暇つぶしに最寄りのスーパーで貰った応募用紙から書かせて出していたそうだ。

それでどっちも貰うってどんだけ才能あふれてんだよｗ

いや、地味にすごいねこれ…入選ですら2％でしょ？？48万6千人中の1万人。

優秀賞だと0.4％だぜ…　恐ろしい子っ！！

右が優秀賞を貰った作品で、左が入選作。どちらかと言えば左の方が芸術的だと思うんだけど、よく見ると保育園で出した右側は「三歳児コース」。左側は「四歳児コース」となっている。デブ五郎画伯は四月生まれなのでもうとっくに四歳なのだが、保育園では三歳児の教室にいるので、或いはそういう年齢的な面で優遇されてしまった…のか？

…正直なんでこれで優秀賞貰えたのかよくわからんｗ

結局審査員の好みと言えばそれまでな気もするが、それにしても2の2で賞を貰えているってのはどこかしら光るものがあったとしか思えない。

つい先日も、皆既日食の絵を見て手前味噌ながら迸るセンスを感じずにはいられないと書いたばかりだが間を開けずにこれだ。本当に勘違いしてしまいそうになるよ（　＾ω＾）

書斎の壁が埋まっていく過程がたまらねぇんだ。