3/22  猫に支配されし家

暖かくなったからなのか、ここのところやたらに野良猫が増えている気がする。確認しているだけで家の周りをウロついているのが5種。


三毛猫のミケランジェロ。


殺し屋のモフモフ。


黒猫のイッパイアッテナ。


足軽のチビ。


そして圧倒的存在感を放つキジトラ柄のボス。

こいつはよくウチのウッドデッキに上がってくるのだが、するとウチの猫達がなぜかこぞって平伏するので畏敬の念を持って「ボス」と呼ぶことにした。実際なかなか貫禄があるというか、シンプルに強そう。

これらに加え、現時点で他に3匹ほど別の猫の目撃証言もあるというのだからちょっと異常な増え方だ。どこからかこの地域が甘いと言う噂でも流れているのだろうかw

これ以上増えたらまずいから捕まえて避妊手術するよ

それは立派なお考えだが…手術費用全部ウチ持ちなん?結構馬鹿にならない気が

いちおう助成金は出るよ

ふーん・・・?

調べてみると静岡市の場合、野良猫の去勢・避妊手術への助成金が出た上で、提携先の動物病院での費用が雄5000円、雌7000円となるそうで…

って持ち出しあるんか、やっぱり…

いいの!私がやりたくてやってるんだから

まあ止めはせんが… 

こうして今月に入ってから捕獲機を仕掛けて活動を開始したのだが、今のところ捕まったのはイッパイアッテナとミケランジェロだけ。モフモフもボスもさすがに裏社会に精通してそうな面をしているだけあって、鉄砲玉のこいつらに様子を見させて自らは決して捕まらない強かさを持っているのは流石である。足軽のチビはいつの間にかどこかに消えてしまった…

ヤバい。ミケちゃんかわいい。飼いたくなってきた

そうなると思ってたよ…

妻がどうにもミケランジェロが気に入って仕方がないらしく…とりあえず避妊手術をしてからと話していた矢先に、うちの従業員のおばちゃんもミケを気に入って飼いたいという事で、協議の結果おばちゃんに貰われていった。既にやってる事が保護猫愛護団体と変わらなくなっているような気がするが、何気にこのおばちゃんはうちの妻より猫好きで、保護猫愛護団体に属してはいないものの一時飼育をお願いされたりもするれっきとしたアマチュア活動家である。

もういっそのこと、おまえとおばちゃんで新しいNPOでも立ち上げたら?

…ちょっと考えてる

余談だが、この間聞いた話で「ネコつきアパート」みたいな物件があるらしい。大家さんが同じマンション内やすぐ傍で住んでいて、そこで保護猫をたくさん飼っている中で入居者に気に入った猫を譲渡してくれるというもの。

この物件のいいところは、猫を飼う前提で入居できるのもあるが…真骨頂はその先で、例えば長期で家を空ける場合など大家さんのところで猫の世話を頼むことが出来るし、止むを得ず転居で引っ越す際も引き取って貰う事が出来る点にある。

もちろん引っ越しに際して連れて行けるなら大歓迎で、それが叶わずとも住んでる間は憧れの猫との暮らしが叶うという、少しばかり高い猫との生活へのハードルを下げてくれる素晴らしいシステムだと感じる。

今紹介した形態はほんの一例で、他にも様々な形の猫付きマンションというのもあるようで… 一時期問題になった「レンタル猫」みたいな無責任なものとは違う、思想のある猫好きの猫好きによる猫好きのための生活スタイルの提案というわけだ。

どうせNPOやるなら古いマンションでも買って、そういうのやってみるのいいかもな。

リノベーションとかも楽しそうだしね~

と、まあ夢が広がる話はさておき、猫を飼う上でもちろんいいことばかりではない。

覚えておいでだろうか。年末くらいに綴った猫による睡眠障害の悩みw

あれから数か月… 被害の方はどうなったかと言えば、下記のバリケードの進化の歴史を見て察して頂ければ幸いである。

ver1 素バリケード 

→容易に飛び越えられるし、前足で位置もズラされるので改善が必要

ver2 猫避けのトゲ

→痛みに耐える事で克服されたので改善が必要

ver3 トゲ+バリケード

→信じられないが、壁とバリケードの境目に覆いかぶさるようにダイブし無理やり隙間を開けて入って来たのを確認してしまったので改善…

正直、このトゲバリケードで大丈夫だろうと思っていたのだが、結局のところこれはver1とver2の攻略法(痛みに耐えてバリケードをずらす)がそのまま通用してしまったようだ。

深夜、寝室のドアを少し開け、中から猫がどうやってバリケードをずらすのか観察していたのだが、とびかかってきた時は本気で目を疑ってしまった。そうさせないためのトゲトゲなのに、そうさせないためのバリケードの高さだったのに…

猫って存外学習能力があるのだなと感心させられるし、痛みに耐える根性も見上げたものであるw

と言うわけで、これらの弱点をすべてカバーした最新バージョンを考える必要が出てきたわけで… 

ver4 突っ張り機構付きトゲバリケード

寝室のドアを閉める事でバリケードがズレないような構造にした結果、ようやく猫の侵入およびドアを叩く行為を完全に防ぐことに成功!

家族からこういう反応を期待していたのだが…

これトイレ行くとき邪魔だよ~

掃除の時も邪魔かな。

うん… なんか思ってたより重厚になっちゃった感はある

正直まだまだ改善の余地はあるが、目下の悩みは「鳴き声」だ。こればっかりはどうしようもないと思う反面、何か手はないかなと… 気付けば僕も猫のことばかり考えている猫おじになりつつある。

娘2号に手がかからなくなったら本気でNPOをやってそうで怖いね…w

コメント

  1. ゆうき より:

    猫様可愛いですよね^ ^
    うみさん家の猫様も壁紙や柱で爪研ぎしてます?

    新居に引っ越す前に爪研ぎ対策した方がいいのか悩み中です。何か自宅で対策してる事があったら教えてつかぁさい!

  2. kenji より:

    鍵つければ?

  3. umi より:

    >>ゆうきさん
    壁紙は一度、部屋に閉じ込めてしまった際に激しくやられましたが、基本的には壁には手を出しません。柱や梁はかなりガリガリやりますね。気付いた時には定番となってたので仕方なく当該箇所には保護シートみたいなのを巻いていますが、はじめっから爪を研ぐための場所を用意してやるのがいいと思います。天災が来る前の人柱です。

    >>kenjiさん
    寝室のドアのところって事ですか?
    このドアは引き戸でぶらさがりタイプのためガタついているんですが、そこをドンドン叩かれないための措置でございます。
    鍵を閉めたところでドアを叩かれたら元も子もないので、物理的にドアに触れられないようにしていくうちにこういう形になりました

  4. kenji より:

    なるほど
    開けるだけじゃなくて前足で叩いてくるのか
    猫避けの超音波置物置けば?

  5. umi より:

    以前猫の被害の記事内でも書いたが、超音波系は小さい子供に対しても効きかねないから置けんのだよワトスン君。