8/30　　売れる前から知ってたと

この時期にやるのは本当にセンスが良い。ゴールデンウィークから3ヶ月が過ぎ飢えていた頃で、11月になればまたそういう催しはあるにはあるのだがまだ先が長い…

そんな中間地点にぶっ込んできたのは評価したい。

…と、何の話かって？そりゃあおめえ…この画像を見ればピンと来るだろう？

来ないって？？静岡の町でこの自衛隊バイクに乗れるイベントと言ったらアレしかないっしょ！！！

YES!!模型の世界首都を自称するしぞ～かが誇る一大産業、ホビーショウでござい。そいつを我が生まれ故郷清水でやるってんだから嬉しいじゃねえかい。

ちなみに清水ってのは静岡市の中の一区画。ちびまる子ちゃんでお馴染み？の土地である。合併して静岡市に取り込まれてしまったものの、そこで育った人々らは未だに誇りを持って「清水市」と言うとか言わないとか…ｗ

エスパルスに港かっぽれ等、単体で戦える独自の文化を築いている町であり、虎視眈々と浜松と同じく今に静岡に反旗を翻しそうな気概を感じる町である。

なので昨年から始まっているこの「清水ホビーショウ」も、単に本家の名を借りた町興し的な地方自治体の適当なイベントではなく、本家を食ってやろうという野心から始まった謀反の一環なのかもしれないｗ

正直なところ僕もはじめは舐めていたのだが…（現に昨年の第一回イベントは行ってない）、今年は気になって見に行く事にした。

まず会場に行って目につくのが自衛隊ブースの広大さ。本家ホビーショウでは見られない大型車両が並んでいて、衛生班の乗る救護カーのサイレンを子供らが鳴り響かせている特異な空間となっているが、雰囲気は良い意味で緩い。

なんでその人が自衛隊のバッジをデザインしているのか謎だが、ともかくこんな具合に本家より距離感が近い。いい意味での地方自治体のイベント的なゆるさがある。

さて、この清水ホビーショウは会場の広さだけで言ったら本家よりあるかもしれない。と言うのも、地元民ですら普段足を踏み入れないような謎に広い港の施設をふんだんに使用しているからなのだが、おかげで思った以上に規模がデカくて驚かされる。

ただ、無駄に広すぎてまだ使い切れていない感じは否めない。

いずれはここもいっぱいになるぐらい色々な企業が来てくれることを願うばかりであるが、そうしたらガチで本家を超える規模になってしまうな。

ちなみに無駄に広いと言ったのは何も大袈裟ではなく、例えばメイン会場から少し歩いた場所にあるこんな倉庫も使用していて…

ご覧のように舐めてんのかっｗと言うような会場の無駄遣い感も見受けられるが、ここらへんがまだまだ試行錯誤している感じで好ましくもある。

ただそれも、スタンプラリーを行っている関係もあるのだろう。

会場を隈なく回ってねという意図で実施されているようだが子供が飽きないよう考えられた企画であり、会場の広さを逆用した本家にはない遊び心でとても良いと思う。

そしてホビーショウに付き物のモデラーズクラブ…所謂サークルの展示会みたいのも当然あるのだが、恐らく普段本家で出られないような地元のクラブも多数参加しているのだろう。クラブ名がモロに地元民っぽいものばかりだったのだが、思っている以上にプラモに情熱を注ぐオッサン衆は多いのだなと。

また、フリーマーケットも同様に普段出てこないような人が出ているようで、知り合いのプラモデル好きの職人さんが偶然その場にいたのだが「「お宝だらけや！！！」」と興奮していた。大きな場に出てこないような掘り出し物が放出されるのはきっとこういう時なんだろう。

自分ももう少し知識があれば絶好の漁場だったんだろうけど、、まあしゃあない。俺の勝負の場はそこではない。

自分にはいつかこのホビーショウというものに出展側で参加してみたいという目標があるのだが、いずれはこっちを狙う時も来るのだろうな。思っていた以上に良いイベントであった。遠からず全国から人が集まるようなイベントになるんだと思う。

それだけに、第一回をスルーしてしまったのが非常に悔やまれる…

俺は、このセリフを言う機会を永遠に失ったのだ…