8/13　　声掛け事案

ＧＷが終わり祝日の無い六月を嘆いていたのがまるで先週辺りの事のようだ。気がつけば盆、またもアホみたいな長期休暇に突入している。

世間では15.16.17日辺りが出勤日の所もあるのだろうが、ウチは一応17日だけが出勤日で、、しかしそれは面倒なので本来休みである10日に出勤して残りを全部休みにしてしまおうとの社長の発案により大満足の八連休！

もっとも僕はその翌日もブラック会社に出勤したがｗ、それでも七連休だ。

　「おう、13日にそっち行くから嫁ともども空けとけや」
　「無理、旅行行く」
　「ぶち殺すどワレ(´・ω・｀+)

魚君には早々に振られてしまった。というか未だに彼の嫁さんに会えていないのだが、もしかして避けられてるのだろうか。何だかんだでここ数年、年に一度のペースでさえ会っていない。あれだけ仲のよかった魚君でさえもこうも会わなくなるとは、、、寂しいねぇ。

　「じゃあアタシを東京に連れてって！」
　「えー、、、まあいいけど」

魚君に振られたものの、師匠とは会う予定があるのでどのみち東京へは行く。ついでに空き時間に鬼浜が打てれば尚ヨシだと思っていたのだが、そしたら今度は娘一号が憑いてくるというではないか。

　（まあ鬼浜打たなきゃ五万浮くしなぁ･･･ｗ）

渋々娘を連れて東京デートとしゃれ込むことにしたわけだが、二日前のことだ。

　「うみ、やっぱアタシ明日（12日）一人で東京行くよ」
　「え？なんで」
　「うみの携帯使いたいから」
　「えぇ･･･」

最近インスタグラムなどにハマっている娘一号。もはや中毒というレベルで僕の携帯を四六時中占拠しているのだが（まだ携帯持たせてないため僕の携帯にアプリを入れてる）、どうやら13日の夕方から用事がある僕と行動するとそれ以降携帯が使えなくなる事を危惧し、それならいっそ・・・と渾身の勝負手を放ってきたようである（；＾ω＾）

それならギリギリ19時過ぎまで携帯を持ち歩く事が可能とは言え･･･僕はアレか、もはや娘にとって携帯のバッテリーみたいな存在なんだろうかｗ？

　「だめ？」
　「んーｗ」

以前にも一人で東京へ行かせた前例があるため、こちらとしてもそう言われると無碍には断り辛い。あの時がよくて今がダメな理由が無いのだ。あの時何事も経験だと行かせておいて、今度はもう駄目では筋が通らない。

例によって計画書を提出させるも、今回はブクロなどに行かず渋谷オンリーで攻めるというのも良いのか悪いのか･･･、まあタピオカミルクティーが飲みたい（撮りたい）だけだろうと判を押してしまった僕も甘いが、なあに却って免疫がつくｗ
　　

　「なんかねー、ナンパされたｗ」

帰ってきての第一声に自分の甘さを痛感したｗそうだ、そういえば娘はそこそこかわいいんだった。最近デブニャンのベクトルの違う可愛さに麻痺していたけど、一応娘一号は客観的に見てかわいい部類に入る乙女真っ盛りであったのだ！！！

　「で？相手は？どんな野朗だ？チャラ男？それともオッサン？」
　「んー、一人は普通だったけどもう一人がヤバかったｗ」
　「え、２人も！？？」

なんと今回の日帰りツアーで実に２人もの男から声を掛けられたそうで。。。さすがは天下の渋谷は原宿。しかし聞いてみるとその内容があまりにも情け無いと言うかｗ

一人はよくある美容師を名乗る男で、その髪型かわいいねー、どこで切ったの？俺も美容師なんだけど是非モデルを･･･みたいな感じで、まあこれはナンパかどうか微妙な線だが王道であるため後くされなく断ってヨシとしようか。

次のが聞いてても酷いのだｗ

　『あ、あの･･･自分で決めたゲームなんですけど･･･その、僕の連絡先を渡すというものをやってまして』
　「はあ」
　『受け取ってもらうだけで、連絡とかはお任せしますんで･･･』
　「えっと･･･」
　『あ、自分23なんですが、大学生？大丈夫ですか』
　「高校生なので大丈夫じゃないですｗ」
　『あ、あー･･･』

こんな感じだったらしいｗ　ひたすらに自己保身に走っているというか、ただただ卑怯というか、ちびまる子ちゃんの藤木君みたいのが喋ってるとしか思えない内容だが･･･しかし逆に考えるとそんな男がナンパをしてるというのだからさすがは渋谷は原宿だとも言える（ユーチューバーで撮影してたとか、周囲に仲間がいて、とかいう感じではなかったらしい）。

ちなみに一人目の人にも大学生？とは聞かれたらしく、面倒なので高校生と答えていたらしいが･･･そういう心配をした事がない身としてはもはや別世界のお話であるｗ

　「しかしすごいよなー。実際マジで声掛けられるんだから」
　「私もビックリだよ。静岡で声掛けられたことなんてないのに！うみも渋谷にいたとき声掛けられたりしたの？」
　「ん･･･警官にな」

その昔、渋谷は道玄坂にて職質された二分後に、角を曲がってすぐに別の警官に職質を受けたのはもはや伝説であるが（さすがにブチ切れたｗ）、やはりこれも別世界のお話であろう＾＾；

立ち振る舞いと言おうか、特有のオーラと言おうか、声を掛けられやすい人間と言うのは確かにいる。そういう星の下に生まれた以上、娘も僕も自覚を持って気をつけねばなるまいｗ