なんとなく箱根の山へ行こうと思い立った週末。
僕にとって箱根とは子供の頃、親戚一同で毎年旅行に来ていたそれなりに思い出深い地である。大人となった今となってはその旅行の費用にも色々と曰くがあった事を知るのだが、まあそれは別の話として…。ふと、線香を上げていたらその事を思い出し毎年利用していたホテルに行きたいなと思いやって来たわけだ。
しかし貧乏症の僕はもちろん思い出に浸りたいがためだけに高い金を出して宿泊するなんて事は出来ず、せいぜいドライブがてら通りがかって昔歩いた路を懐かしんだり、芦ノ湖の海賊船なぞを眺めて遠い日の事を思い出す事で心を満たしていたのだが…
(そういや今日は節分か)
何気にこれまで何度も箱根を訪れていたのについぞ足を運ぶことの無かった箱根神社(九頭龍神社)へと気まぐれで行ってみると、平日の昼だというのに参拝者の数が異様に多い。
『節分祭』
本殿入り口に掲げられた看板を見てようやくその理由を知る事となるのだが、はて。
(現代の日本でここまで熱心に節分なぞするものかぁ?)
神社側としてはまあ仕事だから仕方ないにしても、この参拝者の数には些か首をかしげる。しかしその理由はすぐに判明した。
(・・・ん??なんかステージみたいな物の周りに人が群がってるぞ??)
時刻は十一時を少しまわった辺り。この日の箱根は所々に雪が残る非常に寒い一日であったが、そんな事関係なしとばかりに人々は何かを求めてステージに群がる。
(これは何かあるぞ!?)
数分後には粉雪レベルではないモノホンの雪が舞い散ったが、やはり誰も動こうともしなかった。興味があって僕も無料で配られてる豚汁なぞをかきこみながら人込みに紛れてみるも、寒さで震えつつ三十分が過ぎようとしてもひたすらに動きが無い。
(多分何かやるんだろうけど、ここまでして見たいもんかぁ?先頭の方の人なんて、もう一時間近く待ってんだろ???)
そうこうしているうちに時刻は十二時を回った。いよいよ寒さで帰りたくなってきたその時、境内入り口の方から平安時代の貴族のような格好をした人々、白装束に身を包んだ人々、巫女さん、鬼・・・??それらが次々と長蛇の列を成してやってくるではないか。
やがて彼らは件のステージへと昇り…
「どうも、右大臣の大山(仮)です。こちらは赤鬼の永田(仮)、青鬼の…」
どうやら平安時代の貴族風に扮した面々が、故事に則り赤鬼・青鬼を退治する節分の芝居(追儺式)をするようだ。うむ。ステージだもんな。そうだよな。
(しかしこんなん見るために一時間もこの寒空の下並ぶかぁ??)
やがて芝居は十分程で終わるのだが、やはりというか誰も帰ろうとしない。
「では豆まきに移りたいと思います」
「・・・!!!」
司会役の人の言葉に会場中のテンションが上がったような気がした。
「福は内!鬼は外!」
恒例の掛け声と共にステージ上から袋が投げられる。それは最近では見なくなったが新居を立てた際に行われる餅投げを連想させて…
(なるほど、これ目当てだったのか)
確かに僕らの方まで豆袋はまっっったく飛んでくる素振りを見せない。たまに飛んできても倍率は恐ろしく高く、気付けば後ろから押されて辺りは人でギュウギュウ詰めになっていた。それはもう、地面に落ちた豆袋を拾おうものなら指の無事が保障されかねないぐらいに。
「鬼はそとー!」
わーわーぎゃーぎゃー
「鬼はーそとー」
ぎゃーぎゃわーわー
(・・・・う~ん)
それにしても、なんというか掛け声とは裏腹に、豆を求めて手を伸ばす人々こそ蜘蛛の糸に群がる餓鬼そのものに見えたのがなんとも皮肉。
実際鯉に餌をやるかのごとく、豆袋を投げれば群がるのだからステージ上の人たちはさぞ楽しかった事だろうね。
(…おっ?ラッキー)
最終的に僕も二つ三つ拾う事が出来た。
が、駄目ッ!!ハズレッ…!!カイジ、痛恨の当たりクジ無しッ…!!
やはりその熱狂振りから想像のつくように、確率こそわからないがこの豆袋の中に当たり券なぞが入っている事があるそうだ。聞いた話では景品の中には大型テレビなんかもあるそうで、なるほど、これなら確かにあれだけ苦労して並ぶのも頷けるというものだろう。それぐらいステージ近くの席の優位は揺るがないのだ。そしてやっぱりここは現代だったのだ!!
この後はなぜか舞台を芦ノ湖へと移して鬼達が水上スキーを始めた。白装束に身を包んだ人々(後に聞くと、厄払いのイベントもかねてるらしくその参加者)と、平安の貴族達が船と陸上から鬼に向かって豆を投げるという何とも理解しがたい光景。
さすがに寒すぎて付き合いきれないというか意味がわからん(;^ω^)
帰りに暖を求めて立ち寄った茶屋も、なぜか店の中で吐いた息が白く染まるほど寒くて意味がわからなかった。震えながら頼んだ餅は十秒くらいで固くなった。よく見りゃ従業員達も震えてる。トイレの小便器には氷柱が張ってた。客の回転率を上げるための新たなビジネスモデルなのだろうか?わからない。何もかもがわからない。
コメント
パチスロの規格解釈基準を一部改正って4/1からって出てたけど、よく分からない。目押しできない人はダメって事?専業の人にはいいのかな?
うお氏やオッキーさんなら100だべ?
http://moteshindan.jp/pc/
あれ?言ってなかった?俺28だよw
アステカが俺の青春の機種です(*´ω`*)
てかどんな中年オタ想像してたんだ(´・ω・`)
あとエロゲに関してはまだまだヒヨコレベル
鬼が水上スキーwww
それに豆まく、貴族に白装束・・・確かに意味不明ですね。
まぁ、珍しくて楽しそうならイイじゃん?って、ノリなんでわw
しかし、umiさんは、軽やかなフットワークで日本全国どこでも行きますね。
次回は四国でお遍路なんて、どうでしょうか?
単に、僕が行きたいだけですが・・・
どっかで金持ち達が豆に群がる様子を見ながらステーキ食ってるんでしょうね
節分の豆が苦手でひたすら豆を撒くことに専念してたなあ。
2月のイベントである節分とバレンタインデーには全く縁のない31年を過ごしております。
そういえば、新エヴァは打ちましたか?
2・3回打ちましたが酷評された福音よりはマシなのかな・・・。
QB「本当に意味が分からないよ」
こっちから見たらumiさんの生活費捻出場所がわからない…
勝ったらブログに乗せないのかなぁ…?
>>( ・ω・)y-~~~~さん
今度の規格変更はゴッドのように押し順だけで全てが揃ってしまう「目押しいらずの台」が対象のようです。何かしら目押しが必要な小役を搭載しないと駄目って感じらしく、大きな変化ではないと思いますよ。単に難癖をつけてきてるだけという印象なんですが、だからこそヤバイという意見もあります。機種というより業界的に。
モテテストは29点。個性的すぎてモテないタイプ。う~ん…
>>塹壕の鼠さん
アステカかー。年齢聞くより機種聞いた方がなんとなく想像つきやすいっすw しかしそうなると僕の青春の機種って何なんだろうなぁ… ハドボと言いたいが、時期的にはキンパルとかなのかしら。
エロゲといえば小生、これから葉の数年ぶりの会心の一作と呼ばれるWA2をやる予定です。共に精進しましょ♪
>>0.34さん
お遍路さんは昔19ぐらいの時に一度行こうと計画した事があります。金銭的な問題と面倒臭さでお流れになりましたがいつかは行きたいと思ってますよ♪ とりあえずまだ2~3足を踏み入れた事のない地域があるのでそちらを埋めることが目標かな^^ そんなわけでスカラムーシュってサイトがおすすめです。
>>小島先生
これはマジでありそうww 毎回先生の腰の重いコメントには感服させられます!
>>椰子さん
豆は僕も嫌いですがさすがにだからと行って節分嫌う事はないでしょうにwイタリアのトマト祭りとかは多分吐くけどw
新エヴァは何回か触りました。ずいぶん毎回転ウザくなったなーという印象っす。良くも悪くもエヴァらしさが無くなったかなと(´・ω・`)そして今作も僕に優しくない
>>kenjiさん
随分前から勝っても負けても余程ネタになりそうな事以外は書いてませんよ。昨日もエヴァの6掴んだけど書いてもおもしろい展開じゃなかったし
僕の生活費捻出先なんてわざわざ書く必要ないっしょ(;^ω^)こちとら色々事情があるんでい
福音は流石に通常時が静すぎましたからねえ。
確かに煽りがやたらと多くなった気がしますけど個人的にはそこまで気にならなかったです。
それと、8R通常がなくなったのも好感が持てます。
今月末にスロエヴァ新装されるみたいですけど、それまでにパチエヴァをもう少し堪能したいです。
スロの方は全体的に当たり易くなったとはいえ6のスペックがちょっと強すぎる気がしますね。
これだと店が6使ってくれないんじゃないかなw
不二子見てるともうAタイプは受け入れられないんだろうなーって感想しかありません。というより設定入らないから悪循環に陥っちゃうってのが正解か。天井ないようだし稼動ヒドイ事になりそうだなぁ><