忘年会というワード。自分からは絶対口にしないよう努めていたのだが、そうは問屋が卸さない。
「あんた…来る?」
「(´・ω・`)行かなきゃ駄目?」
「私も別にいいかなって思ってたんだけどね、社長がうみは来るのか?って聞いてきたから…」
「(´・ω・`)出る、か…」
と言うのも、僕がここで正式に働き始めたのは既に忘年会会場の予約も終わっていた頃で…何なら人数制限あっていかなくてもいいんじゃね?みたいな思惑はあった。
いや、別にどうしても行きたくないわけじゃない。特に嫌いな人がいるとか飲み会が嫌いなわけでもないし。。
ただ以前も書いたけど今僕は嫁の親父の会社に在籍こそしちゃいるが、協力会社という出向先の別の会社で仕事をしているわけでして…
つまり、恐ろしいことに未だにウチの会社の社員をほとんど知らない状態である。というか、相手も僕の事を知らないまである。協力会社さん含めて総勢二十人ちょいのアットホームな職場()だというのにだ。
だっていつの間にか入り込んでて、自己紹介の場すら与えられなかったから…(;^ω^)
たまに会社に行くと、顔は知ってるけどお互い誰だコイツ?みたいな微妙な会釈が飛び交う日々である。そんな中で、何気なく忘年会まで出ていいものだろうか…
「そこで自己紹介すればいいんじゃない」
「と、言われてもなぁ…」
こうして迎えた忘年会当日。夕方まで仕事をしていた僕は、整骨院へ行きがてら忘年会へ向かうべく妻とは別行動。
「 「 念 仏 の 鉄 ! 」 」
ボキパキッ!!!
(・・・ん~?)
前回あんなに良い良い言ってた院へ若干の不信感を芽生えさせつつ、何やら雲行きが怪しくなってきたところでなぜか施術後に合流するはずだった妻へと連絡がつかないまま……虚しく時間だけが過ぎ去り、いよいよ開始15分前。仕方無しに一人忘年会会場へと赴く事になった。
(くっ、嫌な予感がするぜ)
既に会場に妻がいてくれればいいのだが…連絡がつかないという事はその可能性は低い。ならばここで最悪なのが、会場に入ったら知らない社員さん達だけで既に盛り上がっていた場合だ。
(…いや、それならまだ知らないなりに距離をおけばいい)
それよりキツいのが、社長(義父)だけがいたりするパターンで、それはさすがに距離を取るのもどうかと思うし、されど近くに座ると瞬間だけでなくその後もキツくなりそう。それだけは避けたい。
まあ現状、迷ってても始まらないのでええいままよと店へと入ってみれば…
(そう来たか)
まだ二人しか来ていない。知らないオッサンと顔だけ知ってる社員さんが別々のテーブルに座っていた(;^ω^)
この日、小さな居酒屋を貸切状態にした店内にはテーブルが四つ並べられていたのだが…現在、
Aのテーブルに顔だけ見たことがある若い兄ちゃんが、そしてBのテーブルの一番奥に知らないおっさん…というか、知っちゃいるが知らないオッサンが鎮座している。確かこの人外部から来てる協力会社の人だったと思うんだけど、そこはいわゆる上座では…(;^ω^)?
(さて困ったぞ)
さっそくAとBという変てこな配置のテーブルに別れて座っている二人。ここで僕がBに行くのはまずありえないが、さりとてAに行くのも憚られる。他の人が来るまで間が持つか心配だし、しかし…ここからCやDに行くのもおかしすぎる気がしてならない。
迷っていると、Aに座っていた兄ちゃん(後で聞いたら結構年上だったw)が
「お疲れ様です。こっち禁煙席にしましょうや。確か吸わないんすよね?」
「(゚∀゚)!」
素晴らしい配慮である。というか、なんで吸わないって事まで知ってんだ?などと思うまもなく、間が持たないという心配も服を掛けている間にドヤドヤと人がやってきて解決……とはならず?
社員1 社員2
テーブルA
社員3 うみ 社員4(義弟)
タバコを吸わない人が多いためか、気付けば僕が座るテーブルAはあっという間に埋まってこんな配置に…(‘A`) ちなみに社員さん達は全員顔は知ってるけど名前は知らない。コミュ力が試さr
「やあやあ話は聞いてるよw最近○○(妻)とうまくいってないみたいねーw」
「妻がそんな事言ってたんすか?」
「キムチ絶対食べないんですよねww?」
「お、おう(;^ω^)」
が、それも杞憂だったらしく僕が思ってたより周りが僕の事を知ってたようである。まあ、ちょくちょく手伝いに来てたし一応は社長の娘(経理)の旦那だしなぁ。
そしてここで初めて知ったのだけど、ウチの会社は若い人が全然いない。総勢20数名の小さな会社だが、僕が下から三番目である。あとは21歳の兄ちゃんと、28歳の義弟だけ… 年下の上司という恐怖ワードにおびえずにすむのはありがたいぜ。
あとはまあ、意外にコミュ力の高いうみさん?自己紹介も有耶無耶に、お酌も芸も絶対しないぞと言う強い意志を貫き通し…気付けば二次会にまで参加しているのだから我ながら大したものである。
「ウミ君はここ来る前何してたのさ?」
「え、工場でバイク作ってたりとか(十年前)、、、」
「おーマジか。俺もKATANA乗ってんだけどさー」
「いえ、バイクに興味はないんすけどね」
「(´・ω・`)」
妻も妻で家庭内の微妙なことまで話していると思いきや、なぜか僕の過去に関しては何も話していないらしく(そりゃそうかw)、おかげでパチンコについて謳われてしまい苦笑いする局面も。こういうのって初めに話しておかないと面倒になりそうだけど、しかし今さらパチンコの勝ち方どうこうを語ってもなぁ~……
思った以上に気のいい人達で安心した。すごい怖そうというか、難しそうに見えてた人もただのシャイボーイだったとわかったり、話してみると印象が全然変わるものだ。義父とも話せば全然変わると思うんだけど、なぜかそれが出来ないのも人生の機微ってやつだね。
職場の人間関係さえ何とかなれば、あとはどうにでもなりそうな気がしてくる。それもこれも、嫁の実家という後ろ盾があってこそと思えば、相変わらず僕は異常なまでに環境に恵まれてるんだなと感じる今日この頃。均せばバカヅキに属する人間なのかもしれない。
激動の2016年も残りわずか、どうぞ皆様良いお年を。
コメント
うみさんにとっては今年は激動の一年となりましたね。
来年も体に気をつけてブログの更新をお願いします。
いい感じに馴染んできてますねw
環境的にはバカヅキなんじゃないですかね。
これからの人間関係次第ですけどw
今年も一年楽しませて頂きました。良いお年を!
僕も取引銀行の忘年会にでる時は周りが知らない人ばかりでどこに陣取っていいか悩むので集合時間2分前に入って空いてる席をとるようにしていますw
兄さんのコミュ力は高いと思いますよ!とても口で失敗してきたとは思えませんw年末バタバタで忘年会出来なかったので是非新年会をば!
よいお年をm(__)m
風邪ひいて寝正月やな、、、
良いお年をー
>>せがたさん
激動でしたね^^;緩やかより面白いですが、しかし次は良い方の激動を味わいたいですw今年もよろしくたのんます!
>>三重県人さん
一番の難敵は社長(義父)ですしねw社員曰く、入社して最初の社長のお供はガチ地獄らしいので…(‘A`) しかしここ逃げ出すとマジで離婚まであるからなぁw
今年もよろしくお願いします!
>>ヨシホイさん
2分前…ある意味で諸刃の剣戦法って感じですねw
あー、そういえば文中で協力会社の方が上座に座って…って書いてますが、こういう中小企業?というか、協力会社絡めた忘年会って「協力会社の方の慰労」の意味合いもあると言ってました。これはウチの会社じゃなくて、僕が今行ってる方の出向先の朝礼で言ってたんですけどなるほどなーって思いましたよ。
ちなみに慰労される側である協力会社の僕らはそこの忘年会呼ばれてないんですけどねw
今年もお世話になりました。是非行けるうちにどっかのカジノでも行きたいですけど、近々その打ち合わせでもしましょう\(^o^)/
>>kenjiさん
三重に行かなくてすんでバカヅキだな兄さん!お大事になっ!