8/28  同属嫌悪?

どんなに理不尽な目に合おうが「たはー」と笑顔を絶やさない、すごく盆面のいいお客さんがいて、僕は密かに尊敬の眼差しで見ていたのだけれど、つい最近その彼のツイッターを教えられて愕然とした。

 《なんで俺様があんなガキどもに負けなアカンねん!》
 《下家のバカヅキ野郎のせいで今日一回もリーチあがれず》

こんな感じのツイートが所狭しと書き込まれている。

 (するとあれは作られたキャラだったのか…)

いや、それはそれですごいと思うが、しかしどうして本人とわかる名義でそこから先を「呟いて」しまうのだろうか?まさかネット多重人格とは言うまい。

昨今話題になっているアイスケース侵入事件に、飲食店での食品の衛生管理を問われる画像の投稿。

特に、アイスケース侵入に関しては大問題としてニュースに取り上げられてからも模倣犯が何人も現れたりと、些か常軌を逸した行動が目に余る。何か若者の間でそうしなければならないという深層意識のような、得体の知れない大きなチカラが働きかけているんじゃないかと、よほど個人の意思でやってるとは思えないような思慮に欠いた行動に日々驚かされるばかりだ。

また、未成年飲酒やカンニングなどの犯罪告白もそう。一言で言えば「なぜわざわざ言うの?」と。誰もが一度は通る「俺悪いんだぜアピール」とも言えそうだが、それにしたって何度も何度も何度も何度もニュースになって人生が狂っている人がいるというのに、さすがに知らなかったでは済まされない。

それらを称して「バカ発見器」と言われるこのツイッターというツール、未だにやってる人の心理が理解できない。

そもそもまず「つぶやき」なのだが、つぶやいてどうしたいのだろう?返信が欲しいのか。と言うかわざわざネットに発信しておいてそれを期待していないと言ったら嘘だろう。それにしたって

 《起床なう》

 (知らねーよ!)

 《電車なう》

 (勝手にしろや!!)

 《俺は俺に生まれてよかった》

 (死ね!!!!)

と、こんな感じで見てると自己完結というか『感想がない』類の呟きがおおく見られる。まるで独り言をボソっと言って、拾ってもらえるのを待ってるうだつの上がらない上司のように。

 (せめてクエスチョンマークで終わるような、問題提起の呟きならまだいいのだが…)

そんな事を某掲示板で議論してみたら、“「つぶやき」だから思った事を書くんだよ”と答えられたがそんなものなのだろうか?

 (ふむ、)

真面目に考えてみようと、適当に何人かのツイッターを見ていると思う事は二つあって、一つは「みんな寂しいのかな」という事。どんな言葉の裏にも「私を見て」と言うメッセージが見え隠れしているようで、でもそれは恐らく昔からみんなそういう感情があるのだろう。雑誌の掲示板を介しての文通からメル友など、形こそ違えど似たような事はいつの時代にもあった。今はネットで誰とでも気軽につながれる時代になったからこそ、現代社会にこれが蔓延るのは当然なのかもしれない。

二つ目は「みんな俺の事を知っている」という前提で書いているヤツのなんて多い事か。例えば全然知らない人の「トマトサラダを頼んだらトマトの輪切りが出てきた…」というつぶやきがあったとしてだ、みなさんはどう思うだろう?

 (あっそ)

大体こんなもんだと思う。でも書き込むヤツの前提には「この俺が」がいつも入っていて、さらにその前提の前提として「俺、トマト嫌いなんよね」という設定がある。

第三者から見るとチンプンカンプンなのだが、なるほど知ってる人から見れば… そういうネタなのかもしれない。知るわけないってのが問題だけど。

或いは「有名人」の呟きを見ているうちにツイッターとはそういうものだと思い込んでしまっている人が多いのかもしれないが、それを言ったらあまりにも身を蓋もないので止めておこう。

そう思えばこそ、見ず知らずの他人のつぶやきを見て「なんでこんな事書くんだろう」と考える自分との間にある隔たりもわかるような気がしてくる。

極論言えば、「私を見て!」と「おまえなんか知らねーよ」のせめぎ合い。

その戦いの成れの果てが、より興味を惹いてもらうための突飛な行動に誘わせてしまうのかもしれない。バカがツイッターをやるのではなく、ツイッターをやってるうちにバカになってしまう、と。卵も鶏も納得だね。

しかしまあ、ここまでクサしておいてなんだけど、ブログだって似たようなもの。結局どちらも誰も聞いちゃいない持論を展開している点は一緒で、両者に一体どれほどの差があると言えるのだろう。

俺も、寂しいからブログを書いているのかな?好きで書いてると言ったって、やっぱりツイッターをやる人だってそう言うだろうし、単に「おもしろい」の観点がズレていると言われればそれまでなんだろうけど…

コメント

  1. ヨシホイ より:

    ツイッターはやっていないし某SNSも垢はあるけど見るだけって感じです。
    以前知り合いがSNSで「今日はどこどこにきたよー(^q^)」と投稿していたので実際に会った時に楽しかった?と聞いた所、「コメントしろよw」って言われてお、おう・・となりました。
    他にも「今日は子供のお弁当手抜きしちゃった(>_<)」と画像添付。そうだね!手抜きだね!ってコメつければいいのか!?
    いやそうじゃない、「全然そんなことないよ!カワイイ!」を求めてるんだきっと。
    長くなって何が言いたいのかわからなくなりました。すみません

  2. のっぽさん より:

    未だに届く大量の迷惑メール。
    件名や文章が巧妙化しているとはいえ引っかかる人がいるのでしょうか?
    私の母の元に嵐の櫻井君からメールが届きました。
    翌日には松潤からメールが届いたと喜んでいました。
    芸能人が身近な存在になりましたね。

  3. 椰子 より:

    ブログは日記と同じようなものだし情報発信や意見交換の場としても有効だと思うのですが、ツイッターの印象は「王様の耳はロバの耳」のような普段口にできない事があったり日々のストレスを発散するだけのものに成り下がってる気がします。
    正直僕のようなオッサンにはツイッターの存在意義が理解できないし理解したいとも思わないです。
    自分の無知さ加減や犯罪まがいの事をわざわざ曝け出すリスク背負ってまでやるようなもんなんでしょうかね(´・ω・`)

  4. 一男太郎 より:

    結局皆自己顕示欲があるんですよ。
    テレビが廃れてきてるのだって
    一方通行で「これ面白いでしょ?」って
    いうメディアだからと思います。
    ネットは双方向、ツイッターやらニコ生やらは自分発信できますからねぇ、まぁ大抵素人のつまらないものだけど。
    まぁプロの芸人やらアイドルがやってるのはビジネスに繋げるためってことでしょうが素人がやるのはただの自己満足ですねー。

  5. (´・_・`) より:

    女子大生作だそうな^^
    http://ssl.japanknowledge.jp/hougen/

  6. スロリーマン より:

    すごく久しぶりにコメします。
    近頃、パチ・スロ関連の内容がめっきり減りましたね。またお気に入りの機種を見つけて、右往左往する
    稼働日記楽しみに待ってます。

  7. kenji より:

    ( ´ ▽ ` )ノ ブログくらい長けりゃ背景とかわかるからいいんじゃないかな?
    ツイッターは有名人だけで十分っしょw

  8. umi より:

    >>ヨシホイさん
    あー、女性のそれはありありと目に浮かびますね>< でも関係上無視できなかったりする「mixi疲れ」なんて言葉もありましたし、やっぱ2chぐらい殺伐としてる方が好みだなぁ。馴れ合いが良かった試ってあるんだろうか
    >>のっぽさん
    お母さんが芸能人かもしれないって可能性を捨てたらアカン
    僕は滅多に迷惑メール来ませんけど何が違うんでしょうね?
    >>椰子さん
    あー、王様の耳はロバの耳って例えは的を射てる感があるなー。でも反応求めてないっていうならそれこそチラシの裏でやれって思いますけどね
    無知や犯罪晒すリスク背負ってるとは思ってないんでしょうね。つーか普通晒されるなんて夢にも思わないでしょうwそこの危機管理の甘さはわかるんだよなぁ。説明が足りてないと思いますよね
    >>一男太朗さん
    自己満って言っちゃうとそれまでですね^^;願わくばタメになる自己満でありたいな
    >>(´・_・`)さん
    結構おもしろいけど核心ついてる設問って一つか二つですよねこれw「ら」のとこチェックするだけで大体静岡人にされちゃうw
    >>スロリーマンさん
    結構右往左往してるんですけど、基本ネタになるような事無い限り書かない事にしてるんすよ^^; 現在お気に入りの機種が牙狼と乙女でワンパターンですしね。ハマるか出るかのどっちかじゃつまらんでしょう…
    スロももう滅多に打ちませんし、こうやってフェードアウトしてくのかもしれませんな。ダーマンのアメイジングver早く出ないかな♪
    >>kenjiさん
    麻雀プロなんかが特にそうなんだけど、みんな「俺を知ってる」って体で語り出すから性質が悪いなーって思うんだよな。結局興味ない人の主義主張なんて聞きたくないってだけだねw