12/20　　仇

ブラック会社から回されるヘンテコな単発系の業務が全て僕に回されるようになってきた。その都度講習を受けさせられるためしんどいが、考えようによっちゃ経験値は上がるのでそれを見越して仕事を回してくれてるのかもしれない。

　（まあ大抵めんどいだけで大してスキルのいらない仕事ばかりなのだが＾＾；）

適材適所というやつなのだろう。技術のある人間を回すのが勿体無ければ自然とそこへ帰結するだけのことだ。個人的には毎日同じ仕事をするよりも新鮮味があっていいのだが、中途半端に色々覚えさせられるのもなんだかなぁという感じはある。

さて、今回も変な仕事を回され名古屋くんだりまで講習を受けに行き、そして他の外注さんと組まされる事になった。便利屋扱いも大概だｗ

一緒に仕事をする事になった兄ちゃんはなんと…タメである。珍しい。そしてパチも嗜むようで話が合うかと思いきや…　なかなかどうして、『一般人』との考え方の違いに辟易とさせられる事が多い。

これは普段一緒に仕事をしている25パイセンも同様なのだが、思った以上に勝つために徹底するという事は難しいのか、本人に勝つ気はあるようだが「ではなぜそれをやらない？」みたいなことが多すぎて会話が噛み合わない事がしばしば。

例えば一番顕著なのが「店移動」なのだが、大抵の人はその店のなかで勝てる台を探そうとする。設定なぞ期待できるわけもなさそうな日に「４くらいはありそう・・・」と。不思議なのだがこういう人達はどうしてか設定４と言いたがるｗ

　（ド平常のパチ屋に1か2以外あると思うなよ…）

まあ現実になんてことない平日に5.6確定演出を見たなんて話も聞くには聞くが、トータルで見れば無いと思っていた方がいい。或いはそれは特別に力を入れていた時にたまたま見た奇跡であって、その幻影にいつまでも踊らされては元も子もない。

　（と、言ったところで通じるものか…）

平然とＧＯＤの設定狙いを始める人々。信じられない。信じられないが、不思議とこういう人の方が中途半端にやる人より傷は少ないようで…　25パイセンはその結果を見てこの兄ちゃんを「パチスロの上手い人」との触れ込みで僕に紹介していた。パイセンから見て果たして僕はどう見られているものかｗ

　「そういえば自分、前に営業やってたんですけどね」
　「・・・ほう！」

さて本題に入る。

一緒に組んだ兄ちゃん、痩せた沖ヒカルみたいな風貌なので沖と呼ぼう。沖とは次第に打ち解けて色々と話すようになってきたが、そこで出た前職のお話…

　「何を売ってたんすか？」
　「布団っすね」
　「ほ、ほう…」

僕の脳裏に以前妻のばーちゃんが悪徳布団業者に詐欺られそうになったエピソードが浮かぶが、しかしまあ、まさかなという思いで話を聞き進める…と、さ

　「最初はクリーニングとか何とか言ってとにかく部屋に上がりこむんですよ。上がり込んじゃえばこっちのもので、ここまでくれば結構な確率でＨＩＴですね」
　「ち、ちなみにお値段は三十万とかそれぐらいだったり…＾＾；？」
　「よく知ってますね！一番安いのでそれぐらいです。大体原価2万もしないんすけどねｗｗ」
　「は、はは・・・＾＾；」

　（てめえかこのヤローｗｗ（；＾ω＾））
　

と思ったが、このお話は沖が19とか20ぐらいの時の話らしく時期が合わない上に本人は入社して一ヶ月も経たないうちに罪悪感に苛まれ精神的に参って辞めたというのでこれ以上深くは追求しないでおこう…

前にも書いたがこの売りつけ方自体は布団訪問販売詐欺においては比較的ポピュラーなものらしいので同じ会社かどうかもわからんし、わかったところでどうしようもないし。

ただ、世間は狭いなーと思わされた。最近マンション投資の電話が狂ったようにかかってくるけど、話してる内に知り合いの一人や二人見つかりそうだｗ