12/2　　駆け抜けて青春

もう自分でもパッと年齢を思い出せないのだが、先週何十回目かの誕生日が来ていた。驚く事に今回は娘も妻もプレゼントなぞ用意していてくれて･･･逆に怖くなったぐらい。

だってサプライズが大嫌いな妻が、内緒でプレゼントを買っていたんだぞ？

　（こいつ･･なにかやましい事でもあるんかいな（；＾ω＾））

よく旦那が優しいと浮気を疑うなんて話を聞くが、まさしくその思考。とは言えウン万円もする将棋盤（欲しい）をくれたとかそういうのじゃなく、ちょいと高級ちっくなショコラケーキをくれた程度なので･･･（「程度」って言っちゃ悪いがｗ）

…と、記憶と言うのは恐ろしいもので、過去のブログを読み返してみると妻は結構僕に内緒でプレゼントを買ってくれている事を今さら知ったｗ何度か僕が内緒で選んだ品にケチをつけられたせいで妻はサプライズが嫌いだとばかり思っていたが、単に僕のセンスの問題だったのかもしれない（；＾ω＾）

そして娘だ。

娘は毎年お菓子を作ってくれている。しかし今回妻がショコラケーキを選んだということで、自分は菓子作りを控え貸し作りの方へと計画を移したらしい。

　「べ、別に寒そうだからコレにしたわけじゃないんだからねっ！」

もはや死語となりつつあるツンデレのテンプレのような口調とともに渡されたのはネックウォーマー。この季節、極寒の中で仕事をする底辺労働者の身としては何気にかなりありがたい品である。

　「ゲロマズのケーキも悪くないが、これはとても嬉しいよ」
　「クリスマスプレゼント期待してるねっ♪」
　「もう決まってるの？」
　「実はぁ･･･（はあと」
　「！！？」

そういう魂胆があったのかｗ

どうも数ヶ月前に付き合い始めた学年のアイドル君とは未だアツアツで続いているらしく、クリスマスにその彼とのお揃いの品を、あろうことか「彼ピッピのぶんも含めて」買えと言うではないかｗ

　「やだよ！なんで敵に塩を送らにゃ･･･　はっ！！？」

その提案に最初はにべもなく拒否反応を示したのだが、ふと･･･「敵」というワードを自ら発してみてある事に気付いてしまった。

　（ヤツは本当に敵なんだろうか･･･）

先日、土曜日に早く仕事を切り上げ帰ってみたら何と家に彼ピッピが上がりこんでいやがって（娘も向こうの家に行くらしいが）、その際にロクにあいさつも自己紹介もしないままそそくさと逃げ帰ったあの小僧･･･!!

が、考えてみると僕も学生の頃はあんなものだった。突然相手の父親と出会うと恐怖と焦りでテンパってしまうのだ。僕の時は高2だったが、中3ともなれば尚更だろう。

その事件は全く気にしないにしても、愛する娘を獲られただとかそういう哀しい感情は確かにあるが、しかし彼ピッピと付き合い始めてからの娘の幸せそうな毎日はどうだろう。意味もなくキャッキャウフフ、スマホを覗いてはニヤニヤして、悔しいがあれは僕にも妻にも引き出せない表情。

考えてみればアメピグで知り合ったオッサンなどでもなく、アメピグで知り合って三日で付き合った怪我で退学した元特待生などでもなく･･･同じ学校の成績優秀な真面目な人気者の超優良物件なのであるｗ

　（そういえば昔、占い師が「娘一号の恋愛は乱れる」と言っていたが･･･ｗ）

今どき中学生で恋人が出来る事など珍しくもなんともない。むしろ学生時代にきちんと恋愛をしておいた方が後の人生のためにもよろしいぐらいで、大人になってからでは出来ないような面倒くさく熱く真っ直ぐな恋愛を「今」すべきなのだというのが僕の意見。

　（あれ？もしかして彼ピッピって敵どころか味方なんじゃ･･･？）

父としての感情論を抜きにせずとも、一歩引いて眺めてみるとこの恋愛が娘にとって良いもののような気がしてならない。

いっその事コン○ームでも贈ってやろうかなｗ恋のＡＢＣのファーストステップはもう済ませたらしいし(´；ω；`)

･･･って報告せんでいいがなそんな事ｗ