6/12　　テニスの敷居が高すぎる

非常事態宣言が解除され、子供らの学校通いも再開したわけだが…思えば娘一号は高校一年生になったばかりだ。確か登校一日目で簡単な自己紹介だけしたまま自粛生活に入ってしまったため、部活動すら決まっていない状態からの再開である。

　「そもそもクラスのやつら覚えてるの？」
　「んー、8割以上わからないｗ」

やはり自己紹介からやり直したらしいｗ

さて、普通だとすでに学校生活に慣れてきて、部活動だとインターハイ予選が始まるころだが、今年はこういう状況であるため大会の類は全くない。娘の高校では6月中旬には三年生が引退するそうでご愁傷様としか言いようがない。部活動で推薦や就職が決まり人生が拓けるタイプの子もいるだろうに、逆に言えばそこで勝負するしか無いような子らは今後どうなってしまうのだろう…(´；ω；`)

残された子らも先行き不安の中、来年あるかないかもわからない大会に向け練習をしていかなければならず、その練習にしたって今まで通りの満足いくものは叶わないだろうし、中途半端な活動を余儀なくされてモチベーションを保っていけるのか心配だ。

後に「コロナ世代」と呼ばれるであろう娘たち。こういう状況で何の部活に入るのだろうかと見守っていたが、どうやら中学までやっていた吹奏楽ではなく、高校では身体を動かしたいとのこと。

　「バレーかテニスかなぁ」
　「高校デビューでバレーはキツイんじゃね？」
　「そうかな？」

なんて、僕自身も高校から野球をやろうと思ってたぐらいなので強くは言えないｗ　娘は身長があるので運動神経次第では何とかなるかもしれないが、どうも本命はテニスの方らしい。

　「なんで？」
　「結構活動がゆるいんだよ＾＾」
　「それはいいな」

不遇の名作テニス漫画、ベイビーステップの主人公も確か高校デビューだったしな！個人競技ゆえバレーよりはどうにかなりそうな気がする。

しかし全くの未経験で入るのはやはり心配だ。レギュラーになれるかとかそういうのじゃなくて、ちょっと興味があるから始めたものの、すぐに後悔しないか…という心配。

この解決策はとりあえずテニスを体験してみる他ないが、体験入部ではテニスのテの字も味わえないに違いない。ここはひとつ、本入部を決める前にどこかで苦しいテニスを体験させるしかあるまいに。

　（そういえば）

ここによくコメントをくれる「ヨシホイさん」という方が、テニスガチ勢であったことを思い出した。「とよしまさん」というオッサンも確かテニスをやってた気がするが、変態だし東京アラート中なので…スルーだな。
　
　（よし、ヨシホイさんにテニスの厳しさを教えてもらおう！）

そう思い連絡を取って予定を組もうとしたのだが…　

　（え？）

なんだ…と。肝心のテニスをやる場所がないではないか。つーか市の施設の予約が二か月前からってどんな人気スポーツだよ？？？

　「あー、テニスコートは色々なクラブが抽選で抑えてしまうので、一般の人が休日に突発で取るのはほぼ不可能かと(;^ω^)」
　「マジすか…もっと手軽にやれるものだと思ってました」
　「だからみんなクラブに入るわけですが…奇跡的にキャンセル出るのを期待するしかないっすね…」

ヨシホイさんいわく、学校を卒業してからテニスをやるのがいかに大変かを知ったぐらいだそうで…そうなんだよな。確かにテニスってある程度しっかりした設備が整ってないと出来ないブルジョワスポーツなんだよなー。河川敷でやるわけにもいかないし。

娘の仮入部期間は六月いっぱい。とてもじゃないが正規ルートでのテニスコート確保は難しそうだ。こうなると、後はリゾートホテルに泊まってそこに併設されているコートを借りるとか、知り合いでテニスコートを所有している人に借りるか…って、んなもんいたら苦労しないｗ

　（甘かったのか…？）

いちおうね、自粛中の五月から探してはいたんすよ。

でもその時期はコロナでどの施設も閉鎖してて予約もクソも無かったし…　そもそも二か月前というと四月の時点で予約抽選に参加してなきゃどうにもならなかったという事である。

　（実際、認識が甘かったんだろうな＾＾；）

高校卒業後はほとんどスポーツをやらなくなってたから実感する事がなかったけれど、確かに社会に出てからきっちりとスポーツをやろうとすると大変なんだなと今更ながらに思い知らされた。

オートテニスなる、バッティングセンターのテニスバージョンみたいのが市内にあるのでとりあえずそこに連れてってやろうとは思うが…　これで味わうテニスは果たしてどんな味やら。