10/12  izu beautiful

何気に二年ぶりぐらいの旅行。

あとちょっとだけ待てば全国旅行支援なるGOTOみたいな補助制度が発動したらしいが、あいにく数か月前から決めていた日取りだったため仕方がない…が、行き先が同県内の伊豆というのは如何なものか。

そもそも伊豆って何があるんだ?

お、温泉?

それ、別にうちらの近くにも結構あるよね

じゃあ…新鮮な魚介類!

それだって傍に大きな港が二つもあるよ

えと…後はオーシャンビューの絶景旅館

それも(略

水族館!動物園!雄大な自然!謎の博物館的な何か!

謎の博物館以外全部被っとりますやん…

ちなみに家からだと駿河湾をぐるっと回っていくルートのため片道で高速を使って三時間ほどかかる。同県内と言えども他県に出向くような距離感だ。いや、正直言ってアクセスの悪さで言えば神奈川や愛知に行く方がよほど楽。

いや、別に伊豆を貶めたいとかそういうんじゃないけどね?

ときに地図を探してたらこんな面白い画像があったのだが、「伊豆県」とは正しくその通りで隣の「浜松県」といい、恐らく互いに同県という感覚が無いと思う。熱海なんて完全に神奈川のものと言った方がしっくりくるぐらいw

もしかして私の故郷… 排他的すぎ⁉

別に隣同士で仲が悪いと言うわけではないというか…そもそもこれといった積極的交流もない気がする。とは言えこれは何も静岡県内だけの話では無いと思うが、他県も離れた地域などは同じようなものなんだろうか。どうか田舎特有の排他的思想でなければいいのだが…


というわけで(?)、今回の旅行の目的は観光ではなく慰安にある。妻も敢えて伊豆を選んだのはそういう意図があってのものらしく、なるほどそう考えると手頃な距離で手頃な旅先という気がしないでもない。

…片道三時間もかけて身体を癒そうというのも変な話ではあるが、ドライブも旅の醍醐味。道中目についた施設に適当に入って楽しむのも長距離あってこそだ。

宿はコロナ禍真っ盛りの時期に選んだだけあって、完全個室のグランピング設備まであるテンションの上がる場所であった。

二階には寝室と露天風呂がついている、控えめに言って最高だ。周囲に特に行きたい場所もないのでひたすらに部屋でゆっくり出来て…チェックインからチェックアウトまで一歩も部屋を出なかったぐらい。

思えば旅先でこういう宿の使い方は初めてな気がする。

せっかく旅行に来たのに勿体ないだろ!

と、普段であればどうしても最大期待値を追わなければ気が済まない病=つまりその土地土地の観光名所やら名物料理を無理やりにでも味わい尽くさねば勿体ないと動き回るが常だったのだが、何だかんだで同県内。焦るほどの何かも見当たらないw

ふ~む… 高い金払って宿でゴロゴロするなど無駄もいいとこだと思ってたけど、高い金払ってるからこそ宿を堪能すべきかもしれんなぁ…

旅先で寝るだけの宿に大金を払うのは無駄という思考が今までどうしてもあったのだけど、今回少し考えが変わった。或いは歳のせいかもしれないが、こういう時間を味わい尽くす贅沢も世にはあるのだなぁ、と。同じゴロゴロするにしても、家とは確かに時間の流れ方が違う気がする。

例えばこれで近くにカジノなんてあった日にゃあ寝る間を惜しんで打ってたろうし、都会であれば有名店で食事をしなければという義務感に駆られる事もあったろう。

何もない、それがいい。

周囲に一切の誘惑が無いからこそ、まるで穏やかな気持ちで過ごす事ができたのだ。宿を堪能でき、時間を堪能できたのだ。

たまにはこういうのもいい。いや、むしろこういうのがいい!

重ね重ね言うが、伊豆を貶めたいわけではないので悪しからず(;^ω^)存外に素晴らしい旅行であった。年相応の楽しみ方を一つ覚えた気がする。

コメント

  1. のみやす より:

    なに?スロプのくせに、海外旅行だと?カンボジアだあ?

    なんてこのブログを読んでいた時期もありました。

    今は立派に所帯を構えて、家族でゆっくり温泉とは、、、

    でも、うみさんは、半袖短パンビーサンで、東南アジアが合ってる気がしますよ。

  2. ヨシホイ より:

    偶然ですね!僕らも今月伊豆行くんすよ一応結婚10年という事で割と良いところに泊まります旅行支援は二人で1万円安くなる程度なので無いよりましくらいですね

  3. みぞ より:

    愛知も、尾張/三河/少し川挟んで美濃とそれぞれの人たちが自分の拠点をこう呼びますね。しぞーかもそういう意味で言うと駿河?

  4. kenji より:

    伊豆 is

    ってやかましいわ

  5. 三重県人 より:

    二十歳超えてからまともに泊まり旅行した記憶がない
    umiさんの海外行ったやつとか良かったですねえ

  6. umi より:

    >>のみやすさん
    あのまま結婚しないでいたらどうなったんだろとたまに考えます。ガイド役を買ってくれたゆうたさんはバリバリ海外で活躍中らしいですしね~

    東南アジアの気候というかおおらかさは確かに性に合っていると思いました。結婚しなければベトナム辺りで裏パチンコ屋の引き込みでもやってたかもしれませんねw

    っていうかのみやすさんってそんな昔から読んでてくれたんすね(;^ω^) 

    >>ヨシホイさん
    おー、奇遇ですな。何もないとこですがwのんびりしてきてください!お土産は塩鰹のお茶漬け?が喜ばれましたよん(・∀・)

    >>みぞさん
    なんか聞いてると土地的イニシアチブをとるには歴史的背景が重要って気がしてきますね!とりわけ戦国時代やらの要所?城があると尚良しというか…w

    ちなみに県外に向けてはどうか知りませんが、内々でしぞーかを駿河呼ばわりする人ってあんま見ないですね。駿府城を自慢する人もいないなぁ

    時に、溝の口を「ノクチ」という人に実はそんなに会ったことが無いのですがw、バイト先で最初に聞いたのがショッキング過ぎて印象に残ってただけなのでしょうか(;^ω^)?

    >>kenjiさん
    静岡県自動車学校=KENJI って略された教習車見かけるたびにkenjiさんの事を思い出すよ…

    >>三重県人さん
    結構パートナー次第って部分もありますしねぇ。なんにせよ身体が動く内が華ですよw

    と妻とも話してたんですが、そんなわけで次は父と母を連れて一族旅行にでも行こうと思います。

    海外…行きたいなぁ。子供を連れていってやりたいっす

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