2/21　　ＱＩＫ…

最近「おっさんずラブ」というドラマが流行っていたらしいが、まあタイトル通りゲイカップルのお話のようで。

過去に魚君と数年に渡る同居、イケメン師匠とバレンタインに箱根一泊旅行に訪れたりと僕も散々っぱらゲイじゃないのかと疑われ続けてきた身として妙な理解があったりなかったりする世界。

突然こんな切り出し方をしたのには当然ワケがある。

次男坊が、その人生においてあまりにも女性の影が見え無さすぎて、近年我が家でゲイだと噂されていた次男坊が突然彼女を…というか、婚約者を連れてくるというではないか！！

　「騙されないぞ、そういってオッサンを紹介されても俺は驚かん！」
　「そんなわけあるかい＾＾；」

母からの連絡を聞き、別に呼ばれてもいないのに当日実家に赴く野次馬長男ｗ恐らく弟が彼女の存在を公にしたのは人生初である。下手をすると人生初彼女まであるｗ兄として見届けぬわけにはいくまい。

一応本人の名誉のために言っておくが、うちの次男は結構イケメンである。前にも書いたが、僕も父も外人っぽいと言われるぐらいには彫りが深めの顔立ちをしているようで（三男はタプ公）、と言っても僕と父は東南アジア系の胡散臭いビンラディンみたいな感じなのだが、次男だけは母の要素が上手い具合に混じりどうしてどうしていい感じにモテ男になったのだ。

中学生時代にはガチでファン倶楽部まで結成されてて、修学旅行とか校内行事の写真が張り出されれると女子たちがこぞって買っていたそうだし、弟さんに渡してくれとバレンタインチョコを渡された過去もあるｗ

そのイケメンを以てして、その頃から一度も彼女の存在を匂わせたことがなかったのだ。休日は男友達としょっちゅう旅行に行ってたようだし、そろそろゲイをカミングアウトされても驚かないよう家族みんなで準備していたというのに･･･ここへ来てまさかの彼女を飛び越し婚約者の登場である。

 「いやに急だが出来婚とか？」
 「いやいやｗ二年付き合ってるし出来婚でもないよ」

というか、既に向こうの家に挨拶は済ませてあるのだそうで＾＾；

　（いやー、俺の結婚も突然だったろうが、こっちもこっちで突然だな）

こうしてやってきた彼女さんは、図書館の司書をやってるという大人しそうな女性で、1人暮らし暦七年とかいうかなりしっかりした娘さんであった。

弟がどういう女性を連れてくるのか親と興味津々丸であったのだが、イメージどおりと言えばそんな気もするし、そもそも今まであまりに女性の影がなさ過ぎたため弟の好みも何も材料が皆無でもある。とまあ、結局どんな人が来たって僕らには何も出来ないわけだがｗ、とりあえず良い人そうで安心した。やはり人は第一印象が肝心だ。

　（そう思うと向こうの親御さん、最初に俺を紹介されたとき嫌だったろうな…＾＾；）

娘が僕みたいのを連れてきたら門前払いじゃいｗｗ！　
　

　　
　「どうぞ･･･お義兄さん、お茶が好きだと聞きまして」
　「あらやだお義兄さんだなんて（///)」

ところで弟が結婚すると言う事は即ち、従姉妹にお姉ちゃんがいるし、妻の方には兄もいるし、弟は言わずもがなであるが、「妹」という存在がはじめて僕に出来る事となる。

だから何だって話なんだけど、彼女さんに「お義兄さん」とさりげなく呼ばれて真っ先に思ったことは、萌えたとか恥ずかしかったとかそういうんじゃなく…

なぜか定番のアレであった（；＾ω＾）

それも、新郎側の兄というどうでも良いポジションなのにこの画が浮かぶ頭のおかしさｗ誓って言うが、相手が気に食わなかったとかじゃない。ただただ「あれ？もうお義兄さんって呼ぶんだ？？」という予期せぬパンチを貰った驚きが咄嗟にこの画を浮かばせたのだろう。

頭がおかしいついでに、昔から考えていた「弟の結婚式にジャギの格好をして出席する」という壮大な計画もやってみたいと思ったが、どうやら弟達は親族だけの式を考えているらしく、さすがにそれは自重しようと思った今日この頃･･･、