耳たぶなどに時折豆粒大のしこりのような物ができる事があるのだが、脂肪の塊?か何かで放っておいてよいと昔誰かに聞いた覚えがある。事実放っておくといつのまにかそれは消えていた。
同様に、耳たぶ以外にも似たような小さなしこりが出来ることがあるのだが、それもやはり放っておくと消えていた。
粉瘤ですね
な、なんだってー!?
そのしこりが初めて痛みを伴い赤く腫れ、いつもは豆粒サイズで終わるのに今回はさやえんどうサイズにまで膨らんだ。太股の付け根辺りということで、歩く度にこすれて痛く違和感もあって、調べてみると「鼠径部ヘルニア」ではないかとも書かれている。
ヘルニアって椎間板以外でもなるのか??
よくわからんが、この世にヘルニアという名がついて良いものは一つもない。加えてなんだこの臭いは?いくら場所が場所とはいえ、ムワっと鼻をつく匂い。思わず顔をしかめる臭さ。
後にこれは粉瘤独特の異臭と判明するのだが、我ながら…というか、俺ってこんな臭かったんだと。加齢臭もここまで来たかと軽い絶望を覚えたほどである。
ともかくそんなわけで慌てて病院へ行くと、そこで初めて「粉瘤」と言われたわけで…
さて、粉瘤。みなさんはご存知だろうか。画像はまあまあグロいというかキモいので敢えて載せないでおくが、ようするに膿や垢など老廃物が体外に放出されず皮膚の下で溜まってしまった状態をそう呼ぶそうだ。
なんて因果だ…w
実は最近、娘に無理やり入れられたtiktokというアプリで粉瘤を治療する動画というのが流れていて…内容はもう想像通り、膿栓のようなものをニュル~っと取り出すもの。それがなんというか、見ていて大変気持ちが良いと言うかキモ気持ちいいというか、見入っている内にいつの間にか毎回オススメ動画として流れてくるようになっていたほどだ。
まさかこのタイミングで自分もその粉瘤に見舞われることになるとは思いもしなかったが、そういうわけでどうやって粉瘤を取り除くかはわかっているのでその点は良かった。
じゃ、そこ寝てください。
って、今ここでやるんですか!!?
説明を受けたら即座に同意書にサインさせられてそのまま手術。って手術すんの!いま?ここで?
患部に局所麻酔っての打ちますけど、極稀にアレルギー体質がある方がいて…まあ20万人に1人くらいの割合なのでまず大丈夫ですけどね。一応説明義務がうんたらかんたら…
大丈夫かどうか…あんたの目の前にいる男は常識を超えたヒキ弱なんだぜ?
心の準備も出来ないまま、トントン拍子に話が進んでいく。地味に局所麻酔とやらを打つのは初めてなのだが大丈夫だろうか。ホール内での話であったら地味に危なそうな気もする確率であるが…まあ日常生活の自分はむしろ運が相当強い部類の人間なので大丈夫だろう。
じゃ、始めますよ。
けっこう痛いんで、頑張ってね
えっ!?
注射を刺す直前にそんな事言うんじゃねえw!!
患部が患部なので地味に美人な看護師さんにパンツを脱がされイチモツにソフトタッチされる嬉し恥ずかしのプレイも吹っ飛ぶ注射針の痛み。こっからさらに痛くなるならさすがに辛いなと思っていたら終わっていた。
麻酔ってのがそもそも初めてなのだが、局所なら局所で患部の感覚がボーっとするような事もなく、しかし粉瘤部分を切開して中の老廃物やらをグリグリ取ったはずなので…その感覚が一切無かったのはさすがである。
ちなみにこのあと一時間ぐらいで麻酔が切れ、かなりの痛みが襲ってくることでようやく麻酔の凄さを実感するのだが…それはまた後々。
先生…ところで取ったものは見れないんですか?
取ったもの?
何言ってんだこの粗チン?
え…いや。粉瘤の内容物というか‥
・・・あー!中身の事ね
もう捨てちゃいました☆
そんなの見たいって言う人初めてだからね~
そ、そうなんですか。
先生曰く、粉瘤という名のとおり粉っぽいものが出たとの事。垢などの老廃物なので言われてみるとそんな気もするが、ではtiktokで見たあのマスタードのようなニュルっとしたのは一体…!?
そして帰り道、麻酔が切れたのか割と我慢できないレベルの鈍痛が襲ってくる。自分史上一番痛かった小指のヒビを超える痛みの波に驚かされるが、それ以上に今までこの痛みを感じさせなかった麻酔の優秀さに感心してしまう。
が、それ以上の痛みが翌朝僕を襲おうとはこの時僕は想像もしていなかった…
「痛たたっtッたッ(´;ω;`)!!!!!」
止血のために患部を圧迫していたテーピングテープ。しばらくは毎日ガーゼを交換して消毒しなければならないのだが、そのテープの粘着力たるや… 剥がしてみたら地獄を見た。
貼られた箇所が太ももの付け根という事で… 玉三郎の裏かここか、人体で一番皮膚が薄いのでは?という場所である。朝、仕事前だっという事もあり慌ててテープを剥がしたら… 思わぬ粘着力に引っ張られ、そのまま皮膚がビリリっと避けて。。。
見るも無惨、術前の炎症を起こしていたときよりも内ももが赤く大きく腫れ上がってしまった。昨日の今日でまたも自分史上一番の痛みを更新してしまったかもしれないw
動くと痛すぎてとてもじゃないが仕事にならない。左足をびっこ引きながら、ほうほうの体でホールへ向かうと…
コメント
耳たぶの粉瘤は潰すの好きですが太ももにはできた事ないな…
もし出来たら自分でやって地獄見そうで怖いですわ…
耳の裏は臭いし、脇も臭いし、足も臭いし、口も臭いし、いきおいで坊主にしたら頭皮の臭いを感じるようになったし・・・書いてて悲しくなりました。
粉瘤動画もいいですが、巻爪動画もおすすめですw
これは大勝ちのフラグだ
俺くらいのダラブロ読者にはわかるんだ
いや出掛けるなしwww
全く同じパターンでちん横に粉瘤できて手術したけど
数年で再発するよーって言われたの今思い出して死にたいわ
次回は結石日記でお会いしましょう(ニチャァ)
イボが胸に出来たと思ったら膨らんできて粉瘤だったんですが病院でおばちゃん医師に麻酔無しでグリグリされましたがそこまで痛くなりませんでした。
デリケートゾーン粉瘤がもし出来たら気をつけなくてはw
左のキャンタマの後ろに膿が溜まってるというのは
それなんだろうか、、、
umiの膿、仕事できないにしてもホールに行くなしw
両耳付近にでっけーニキビできたなーって
思っていまして、にしても治らないなーと
思っていたところにこの記事を読みました。
絶対粉瘤だと思うので、中国から帰国したら病院行こうと思います(´;ω;`)
気づかせていただき、ありがとうございます(´;ω;`)
僕は首にかなりの大きさの粉瘤が出来て人生初の手術を行いました手術着はテンション上がったけど電気メスの焦げた匂いがもうね…
ちなみに僕は取ったやつ見せてくれましたよご丁寧に袋も切ってくれて中身も。ありゃキモいっすね
>>ドニートさん
粉瘤だとすれば、潰したら体内で炎症反応起きるんだと思いますけど違うのかな?潰せるしこりは脂肪だと勝手に認識しておりました
>>のっぽさん
勢いで坊主にはなかなかしないから共感出来ないなぁwガチハゲになったらそうせざるを…あっ!!
>>せがたさん
それもよくTiktokで流れてますね。妻が以前巻き爪で悩んでいてそのときに少しばかり勉強したのでもうお腹いっぱいですw
>>匿名さん
やるじゃない!ここで大負けこくならタイトルが粉瘤三次被害になってるからな!
…一瞬の花火のような煌めきでしたけどね(´・ω・`)
>>REGさん
職場が徒歩0分の位置にあると、サボるのも一苦労なのですよw家に居辛いので必然外回りの体で出ていく必要があるわけで、この家を建てた上での唯一の欠点かもしれませんなw
>>ナマコきゅん
生きとったんかいワレェ!!!!
結石だけは嫌なんだけど、死ぬほどお茶やコーヒーブラックで飲んでるからなぁ(´・ω・`)
いやー、しかし長くやってるだけあって読者の年齢層も必然上がってるなーとは感じるね。年々健康ネタには喰い付きが良くなってるなぁw
>>三重県人さん
確かになんか胸板の上辺りだったら痛みが少なそうってイメージあるけどなんでですかねw 今回思ったんですが、玉周辺だとテーピングの際に毛を死ぬほど巻き込む二次被害が多発するため、最悪ツルピカにしなきゃアカン場合も出てきそうですね…恐ろしい場所です
>>kenjiさん
毛を抜いた時とかにバイキンが入ったりとかもあると思うんだけど、そういう意味では髭とか鼠径部辺りの無意識に毛を抜いちゃうような場所は注意が必要なのかもしれませんね
…夏場にトランクス一丁でいると太ももの付け根あたりのゴツイ毛抜きたくなるよね??ね??ね???
>>のりおたくさん
ニキビの酷いバージョンだと思えばいいと思うので、多分粉瘤じゃないかな。すぐに中国の病院に行こうと思わない辺りがガチっぽくて良いですねw
>>ヨシホイさん
おー。電気メス使うようなとこ行ったんですね。僕も袋取らないのかな?と思ってたんですが、小さいから大丈夫だよと… 医者によって対応はマチマチなんですな。内容物は絶対キモいけど自分のなら見たいなぁw